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どうも、夏蜜柑です。
「60 誤判対策室」第3話の感想です。
事件の真相も気になりますが、有馬、世良、春名の3人がそれぞれに抱えている問題も根深そうです。特に有馬の闇が相当深くて心配。
「誤判対策室」という機関そのものにも複雑な背景があって、3人の置かれている立場が難しいというのも見どころになっていますね。
以下、ネタバレを含みますのでご注意ください。
第3話のあらすじ
- 誤判対策室の有馬(舘ひろし)と世良(古川雄輝)、春名(星野真里)は、古内(康すおん)と面会。冤罪を確信する有馬は、古内が娘の琴乃(ハマカワフミエ)のために琴乃の夫・矢野高虎(赤堀雅秋)を庇っているのではないかと考えるが、古内は「自分が殺した」「静かに死なせてくれ」と言う。
- 春名の上司で、古内の事件を担当した検事の西島(村上淳)は、「誤判対策室は時間稼ぎの再審請求を却下し、死刑を執行するためだ」と言い、冤罪を調査するフリだけしていろと居丈高に命じる。
- 世良は、教誨師で妙善寺の住職・梶永(小林勝也)に会う。梶永は、古内が人を殺したことを心の底から悔いていることを教えるが、「彼が人を殺すような人間には見えない」とも言う。
- 春名は、上司の西島に内緒で、古内の事件を調査することを決める。手始めに古内のシャツについた返り血の鑑定をやり直すことに。さらに、裁判で使わなかった証拠書類リストを手に入れるため、無断で西島のオフィスに潜り込むが……。
キャスト
有馬英治……舘ひろし
世良章一……古川雄輝
春名美鈴……星野真里
西島慎太郎……村上淳
マミ……酒井若菜
中倉徹……竹原ピストル
世良光蔵……若松武史
古内博文……康すおん
矢野高虎……赤堀雅秋
梶永……小林勝也
矢野琴乃……ハマカワフミエ
古畑勝茂……利重剛
坂口克之……井上肇
松下詩織……水崎綾女
第3話の感想
仕事を優先してきた結果、娘に憎まれ関係が壊れたままの有馬。
衆議院議員で誤判対策室の設置を主導した父親に反発し、弁護士となって誤判対策室に志願した世良。
3回連続で裁判に負け、上司の西島から「上に戻りたかったら冤罪を調査するフリだけしてろ」と命じられる春名。
3人とも、結構きついですね……。
春名と世良は、まだ若いし、「むかつくから」という反骨精神で頑張れそうだけど、有馬は八方塞がりな感じで見ていて辛い。
でも、お父さんを嫌う娘の気持ちはわかります……ごめん。
▼
有馬が、同じ娘を持つ父親として、古内と自分自身を重ねてしまうシーンがリアルでした。
古内は「ママがいない」とぐずる琴乃を殴りつけ、失明させてしまいます。そのことが原因で、琴乃は学校でいじめを受けるようになり、古内との関係も悪化。
有馬の場合は仕事を優先して家庭を顧みなかった結果、かなり早い段階から娘の心が離れてしまったようです。そして今もまだ、関係は悪化したまま。
「間違ってたのかもな」と弱音を吐く有馬に、「ほんとは間違ってるなんて思ってないくせに」と冷たく吐き捨てるマミ(酒井若菜さん)。
有馬が深い闇を抱えこんでいることはわかったけど、いまいちハッキリしない部分もあってモヤモヤしますね。
わかっているのは、
- 中倉徹(竹原ピストルさん)に自白を強要し、自殺に追い込んだ
- 娘の詩織(水崎綾女さん)から憎まれている
ってことだけ。
▼
今回は、新たな事実は出てきませんでした。
古内は、娘を失明させてしまったことに負い目を感じ、琴乃の夫・矢野高虎が犯した殺人の罪を被った、というのが現段階での推測。
でも、それだけじゃなさそうですけどね……。
でも、とりあえず3人が同じ目的に向かって動き出したので、よかったです。
春名があのクソ上司に屈しなくてホッとしたよ。がんばれ春名。