コンフィデンスマンJP第6話(古代遺跡編)土器と土偶で遊ぶ回

「コンフィデンスマンJP」ネタバレあらすじキャスト感想

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フジ月9ドラマ「コンフィデンスマンJP」第6話(古代遺跡編)。

ダー子の変装、今までで一番ぶっ飛んでましたね~。

個人的には今回の小ネタは「?」なものが多くてあんまり笑えませんでした。ストーリーの流れも予想できてしまったし。結末は好きだけど、“騙す”という部分では物足りなかったです。

副音声「五十嵐のスウィートルーム」にはボクちゃんこと東出昌大さんがゲストで登場。最後にはちょっとだけ脚本の古沢さんも参加。いろんな裏話が聞けて楽しかった♪

第6話(古代遺跡編)あらすじ

ボクちゃん(東出昌大)の依頼で、山間にある自然豊かな村・十色村の産廃処理場建設工事を止めることになったダー子(長澤まさみ)たち。ターゲットは、町おこしのプロジェクトを持ちかけて土地を買い付け、知り合いの産廃処理会社に土地を転売したアメリカ帰りのコンサルタント・斑井満(内村光良)だ。

ダー子たちは建設現場から大量の土器を発見させて工事を止めさせようとするが、斑井の父・万吉はアマチュアの考古学研究者で、幼い頃から不毛な遺跡発掘に付き合わされてきた斑井は考古学を毛嫌いしていた。

リチャード(小日向文世)は考古学の権威である牛久幸次郎教授に扮し、発掘された土器は全て本物だと保証するが、斑井は土器を偽物だと見破り相手にしない。

五十嵐(小手伸也)が情報を流したことで考古学マニアたちが建設現場に集まり、騒ぎは一層大きくなる。ダー子は考古学に取り憑かれた女性・常滑富子に扮し、斑井の父・万吉とそっくりの学説をわめき立て、斑井の感情を揺さぶる作戦に出る。

うまくいきかけたように思えたが、何も知らない十色村の人々を騙すことに罪悪感を覚えたボクちゃんが本物の牛久教授に連絡。発掘された物は全て偽物と判明し、斑井は工事を再開させる。

だが、金儲けよりも遺跡を探し求めることに幸せを見いだした斑井は、会社を売って常滑富子から山を買い、遺跡を探すことに。十色村は建設会社の従業員で賑わいを見せ、活気を取り戻していた。

第6話(古代遺跡編)キャスト

ダー子……長澤まさみ
ボクちゃん……東出昌大
リチャード……小日向文世
五十嵐……小手伸也
斑井満……内村光良
川辺守夫……野添義弘
川辺美代……長野里美

第6話(古代遺跡編)感想

トロイの遺跡を発掘したシュリーマン

オープニングは、ドイツの考古学者・ハインリッヒ・シュリーマンの言葉でした。

あのトロイアが、実際に存在するに違いないという確信が、多事多難な人生の浮き沈みを繰り返す間にも、決して私を見捨てなかったことは、何という幸いだったろう。

シュリーマンは、ギリシア神話に登場する伝説の古代都市「トロイ」を発掘したことで有名です。きっかけは、子供の頃に読んだホメロスの長編叙事詩「イリアス」

当時、世間では「トロイ戦争はホメロスの創作」と思われていたらしいのですが、シュリーマンはトロイの実在を信じて発掘に乗り出し、見事トロイの遺跡を発見することができました。

近世最大の考古学者のひとりとして知られていますが、前半生は資金づくりのためロシアに移住し、貿易商を営んでいたそうで、古代史の本格的な研究に入ったの40代半ばを過ぎてからだったようです。

ちなみにドラマの舞台となった「十色村」は、「といろ」→「トロイ」から名付けられているとか。副音声で、脚本家の古沢良太さんが話していました。

なぜアフロ?レキシって何?

ダー子、リチャード、ボクちゃんが3人並んで縄文土器を作るシーンで、なぜかアフロヘアに変身している3人。そしてBGMには聞いたことのない不思議な歌詞の音楽が。

これ、全く意味がわかりませんでした。夫と一緒に見てたんですけど、2人で「子門真人の“シモン”と“ジョウモン”を掛けてるのでは?」とか、トンチンカンなことを話してました(^_^;ゞ

あとでSNSを見たら、BGMで流れていたのがレキシの「狩りから稲作へ」いう曲(作詞はいとうせいこうさん)で、レキシ=池田貴史さんがアフロヘアなのだそう。スミマセン、知らなかったです。

副音声で東出昌大さんが語ったところによると、脚本にはなかったそうで、長澤まさみさんが「アフロいいんじゃない?」と言い出してアフロになったらしく。

東出さんもBGMが流れたとたんに「レキシ!? あ、なるほど、そこに繋げる!」って笑ってました。現場では知らなかったみたいですね~。

わたしはアフロと言えば子門真人ですけどね。

リアリティは求めてないけど

このドラマにガチガチのリアリティなんて求めてないのですが、今回はちょっとしっくりこない展開が多かったかなー。

ダー子が今回の話に乗ってきた理由が、イマイチだったり。1億円で買った山を3億円で売るって……なんか普通じゃない? 最後に「えっ、そうだったのか!」って思わせるほどのインパクトはなかったですよね。

内村光良さん演じる斑井が、ダー子扮する常滑富子から山を買う点も「?」でした。

斑井が、毛嫌いしていた父親と同じように考古学の楽しさに目覚め、今までの欲にまみれた生活を投げ出して遺跡発掘に身を投じる……という結末は好きなんですけど。発掘されたものが全部偽物だとわかったのに、なぜ十色村の山を買う必要があったのか謎です。

ボクちゃんが十色村のラーメン店を訪れた時から、夫婦を助けようとする→途中で裏切る→最後にバカを見るという展開が読めてしまったのも残念でした。

結局、誰も騙されませんでしたしね~。
いろんな要素がうまく繋がって最後にストンと落ちたら爽快なんですけど、毎回それを望むのは難しいかな。

今回のお気に入りは

「土偶ポシェット」です。

ダー子扮する常滑富子が下げていた土偶型のポシェット。副音声でボクちゃんが語ったところによると、衣装さんがふざけて作ったものが採用されたんだって(笑)

胴体の部分がパカッと割れて、中から飴ちゃんが取り出せる仕組み。
奥ゆかしさを感じさせるたたずまいが魅力的。

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