ミッドナイト・ジャーナル|省略しすぎ?あっけない幕切れ

どうも、夏蜜柑です。
テレビ東京 春の開局記念ドラマ「ミッドナイト・ジャーナル 消えた誘拐犯を追え!七年目の真実」。

記者目線の社会派ドラマでした。情報収集や警察との駆け引きがメインで、サスペンスとしては弱かったかなぁ。原作を読んでいないのでわかりませんが、省略しすぎて唐突に感じる場面も多かった。

ラスト15分は急転直下で、あっけなく終わってしまった感じ。それまでは面白かったんですけどねー。

以下、ネタバレを含みますのでご注意ください。

番組概要

  • 放送局:テレビ東京系
  • 放送日時:3月30日(金)夜9時~
  • 原作:本城雅人「ミッドナイト・ジャーナル」
  • 監督:佐々部清(「告知せず」映画「陽はまた昇る」映画「半落ち」ほか)
  • 脚本:羽原大介(「ダブルフェイス」「とんび」「マッサン」ほか)
  • 製作著作:テレビ東京
  • 公式サイト:http://www.tv-tokyo.co.jp/midnight_journal/

あらすじ

  • 中央新聞の記者・関口豪太郎(竹野内豊)と藤瀬祐里(上戸彩)は、連続誘拐殺人事件の犯人が逮捕された直後、「被害者死亡」という大誤報を打つ。責任を負わされた豪太郎は支社に左遷、祐里は遊軍にされてしまう。
  • 7年後、さいたま支局で記者をしていた豪太郎のもとに、女児連れ去り未遂事件の一報が入る。豪太郎は7年前の誘拐事件には共犯者がいて、逃げ延びたもうひとりの犯人が再び誘拐事件を起こしているのでは、と考える。
  • 豪太郎の応援要請に応え、祐里が合流。新人記者の岡田昇太(寛一郎)も2人に触発され、共に事件を追う。祐里は本社警察庁担当の二階堂(小日向文世)から、豪太郎は埼玉県警管理官・山上光顕(松重豊)から情報を得ようとする。
  • 豪太郎たちが得た新たな目撃証言により、犯人らしき2人組の男が黒のセダンに乗っていたことがわかる。だが誤報を恐れる本社社会部部長の外山(木下ほうか)は、記事にしようとしない。やがて行方不明だった女児の遺体が発見され、焦る豪太郎。
  • 祐里は7年前の連続誘拐事件の被害者である清川愛梨(水谷果穂)に会いに行く。愛梨は犯人は2人いて、何もされなかったと証言する。
  • 警察は容疑者のひとり、新山を逮捕するが、共犯者も黒のセダンも見つけられずにいた。豪太郎は再び目撃者に会いに行き、犯人が乗っていた黒のセダンのルームミラーに“所沢コンドルズ”のストラップがついていたことを聞き出す。
  • 豪太郎はスクープより犯人逮捕を優先し、入手した情報を警察に知らせる。警察は所沢に住む主犯格の男を確保。男はネットで知り合った新山を誘って事件を起こし、7年前の連続女児誘拐事件にも関与していたことがわかる。
  • 1年後、甲州支局で記者を続けていた豪太郎のもとに、祐里が訪ねてくる。祐里は警視庁担当に異動が決まったことを報告し、豪太郎はエールを送る。

キャスト

  • 関口豪太郎……竹野内豊
  • 藤瀬祐里……上戸彩
  • 岡田昇太……寛一郎
  • 辻本剛志……徳重聡
  • 加藤拓三……松尾諭
  • 清川愛梨……水谷果穂
  • 井上美沙……水沢エレナ
  • 西野佐恵……朝加真由美
  • 須賀誠……升毅
  • 外山義柾……木下ほうか
  • 山上光顕……松重豊
  • 二階堂實……小日向文世

感想

途中まですごく面白かったのに、気づいたら終わっていました。
あまりにも呆気ない幕切れだったので、「あれっ何か見落とした?」と思ったほど。

全体的にセリフでの説明が多く、しかも主要人物だけじゃなくてモブにも大事なこと言わせたりしてるから、ボーッと聞き流しているとワケがわからなくなってしまう。

けっこう重要な部分を省略してるので、想像で補完しなきゃいけない所も多かったです。

このドラマ、誘拐事件が本筋ですが、それ以外の部分で深刻な問題をいろいろ含んでいるんですよね。

主人公・豪太郎は、仕事を優先して妻からの電話を無視、結果妻の死に目に会えず、生まれた子供を妻の母親に奪われる。たまに会う娘からは「関口さん」と呼ばれる始末。けっこう辛い境遇なんだけど、時間の都合上なのか、割とあっさり描かれていました。

上戸彩さん演じる祐里をとりまく状況もキツイ。木下ほうかさん演じる本社社会部部長からは「祐里」と下の名前で馴れ馴れしく呼ばれ、「花嫁修業」だの「コーヒー煎れてくれ」だの、セクハラ発言連発。他紙の記者からは「女は邪魔」扱い、警察の偉い人からは「短いスカート履いて」なんて言われる。

寛一郎さん(佐藤浩市さんの息子)演じる新人・岡田は、最初文句ばかり言ってたのに、意外とすぐ豪太郎に感化されたね。もう少し葛藤とかあっても面白かったけど。寛一郎さんの演技、はじめてちゃんと見ましたけど悪くないですねぇ。

登場人物の設定そのものは、面白いんですよね。竹野内豊さん、上戸彩さん、寛一郎さん演じる主要人物3人は、好感が持てて感情移入しやすかったです。

セクハラ発言は、正直ちょっとうるさかった。
新聞社や警察が男社会だということを言いたいのはわかりますが、2時間という短い時間にこうも頻繁に発言されると、セクハラ発言だけが異常に強く残ってしまって。本筋を邪魔する勢いでした。

“誤報コンビ”と呼ばれて馬鹿にされていた豪太郎と祐里が、記者なりのやり方で徐々に犯人に迫っていく過程は、見応えがありました。本社と支局の軋轢や、警察との駆け引きなども、面白かった。

ホントにね。残り15分あたりまでは、よい感じだったんですよね。

それが、急転直下。
目撃証言から得た有力な情報を警察の偉い人(松重豊さん)に知らせたと思ったら、もう事件解決してた。

主犯格の男を見つける場面も、確保する場面も、自供する場面も、なーんもなく終わってしまった。「えっ、いつのまに?」って感じでした。新聞記者目線だからこれでいい、と言われれば返す言葉ないけど、それにしても盛り上がらなかったなぁ。

小日向さんとか松重さんとか升さんとか、いいキャラだったんですけど。これと言った見せ場もなく終わってしまって残念。

7年前の事件との共通点とか、もうちょっと前半に伏線を貼って、後半で回収していく流れがあったら面白かったかもしれない。ま、わたしは伏線好きだから言うんだけど。

事件は解決したし、祐里は認められたし、豪太郎も最後に「お父さん」って呼んでもらえたし、ハッピーエンドであることは間違いないんだけど、スッキリしない終わり方。わたし好みの雰囲気だっただけに、残念な結末でした。


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