ドラマ「この世にたやすい仕事はない」第6回~“さびしくない”は何だったのか?

意外な展開を見せた「路地を訪ねる仕事 後編」のネタバレと感想です。
「さびしくない」の怪しさを“美千留”という女性に象徴させたことで、わかりやすいストーリーになっていました。

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第6回「路地を訪ねる仕事 後編」あらすじ

友人・美千留(大野いと)が田所マサル(長谷川朝晴)ら町の人々を騙していることを知り、霧中かすみ(真野恵里菜)はショックを受ける。何とか美千留を止めようとするかすみだったが、上司の盛永(高橋洋)がそれを制す。実は美千留は盛永の妹だったのだ。だが、恋人(塚本高史)を使って、かすみを味方に引き込もうとする美千留に盛永は激怒。かすみと盛永は、監視会社の染谷(六角慎司)も巻き込んで3人で美千留のアジトに乗り込む。

引用元 http://www.nhk.or.jp/dsp/tayasui/

 

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第6回「路地を訪ねる仕事 後編」ネタバレ

美千留(大野いと)は、かすみ(真野恵里菜)に「待ってるね」と言い残して立ち去ります。「さびしくない」のポスターに写っている白いワンピースの女性が美千留だということに気づいたかすみは、美千留の本心がわからなくなります。

雇い主の盛永さん(高橋洋)は、「さびしくない」を監視するのが仕事だった、とかすみに明かします。そのためにかすみや、監視会社の染谷さん(六角慎司)を雇って「さびしくない」の活動を見張っていたのでした。

さらに、美千留が盛永さんの妹だと知って、かすみは仕事を続ける決意をします。かすみが今まで以上に張り切って仕事をして戻ると、事務所の前に「孤独に死ね」と赤いペンキで書かれた板が立てかけられていました。

美千留に夢中になっている田所さん(長谷川朝晴)は、家の権利書まで美千留に渡してしまい、田所さんの妻(紺野まひる)は町を出て行くと言い出します。

かすみたちは田所さんの家の権利書を取り返すため、変装して「さびしくない」の集会所に潜入します。美千留に会ったかすみは、「まだやり直せる。あなたには、心配してくれるお兄さんがいるから」と美千留を説得しようとします。

しかし、美千留は「馬鹿じゃないの?」とかすみを罵倒します。

「だからあんたはダメなんだよ。あんた、自分が人を変えられるとでも思ってんの?」
「いい年してさ、人なんか信じたってしょうがないってことくらい、わかんないの?」

「私はあなたとポスターを貼ってて楽しかった!私はずっと人や子供と接してきた。うわべだけで楽しんでいるのか、心から楽しんでいるのかくらいわかる!」

盛永さんも「帰ろう」と美千留に手をさしのべますが、美千留は「うざい!」と言って立ち去ります。

田所さんに家の権利書を返し、町からすべてのポスターを剥がした後、盛永さんはかすみに家に帰るよう促します。かすみがマンションに戻ると、恋人の純(塚本高史)が荷物をまとめていました。純は結婚を白紙に戻して「カングレーホ大林を復活させたい」と言い、出ていきます。

翌朝、かすみが事務所に行ってみると、入り口の扉には鍵がかけられ、盛永さんの「次の仕事も頑張ってください」という手書きのメモが貼り付けてありました。

かすみがハローラボに行くと、正門さん(浅野温子)は、盛永さんが別の地区に移って引き続き「さびしくない」を監視していると話してくれました。

かすみは美千留が子供のように見えたと言い、正門さんに「教師にもどりたい」と打ち明けます。

第6回「路地を訪ねる仕事 後編」感想

とうとうかすみが「教師にもどりたい」と言いましたね~。
美千留と出会って、教師をしていた頃に感じたやりがいを思い出したようです。

今回は、「さびしくない」とはいったい何だったのか、に尽きると思います。
原作では、主人公は何度も「さびしくないって何なんですか?」と町の人に尋ねますが、みんな、はっきりとは答えられません。正体がないんです。

かすみが働く事務所の前に「孤独に死ね」という落書きの板が置かれていましたよね。ドラマでは案外さらっとしてましたが、原作では、主人公はこの言葉に深く傷つきます。

「孤独に死ね」と書いた人は、なぜ、相手を攻撃する言葉としてこれを選んだのでしょうか。

それは、みんな「孤独に死にたくない」はずだと思い込んでいるからです。でも、世の中には、孤独に死ぬことをなんとも思っていない人もいますよね。なのに、そんなことは考えてもみない。書いた人自身が、「孤独に死にたくない」と思っていて、それが当然だと思っているからなんです。

「さびしくない」って、いったい何なんだろう?
それを考えることこそが、このお話のテーマだったように思います。

だから、良いとか悪いとかは別にして、ドラマと原作とでは、少し物語の本質が違っているような印象を受けました(あくまで私の個人的な感想です)。

次回のお話もすごく面白いので、ドラマでどうなるのか楽しみです。

 

原作との違いについては、こちらの記事で書いています。

http://dramaeveryday.com/nhk_sigoto_06-1/