山女日記~女たちは頂を目指して~|自由に生きることの意味

山女日記~女たちは頂を目指して~

山女日記~女たちは頂を目指して~

(C)NHK

今さらですが……2016年11月に放送された、工藤夕貴さん主演のドラマ「山女日記~女たちは頂を目指して~」を見ました。

シリーズ続編が放送されるということで、大急ぎ視聴^^;
迫力満点の大自然あり、湊かなえさんらしい人間ドラマありで、面白かったです。

以下、ネタバレを含みますのでご注意ください。

基本情報

  • 放送局:NHK・BSプレミアム
  • 原作:湊かなえ「山女日記」
  • 脚本:吉川次郎
  • 音楽:窪田ミナ
  • 演出:水谷俊之、金澤友也
  • 放送日: 2016年11月6日(日)~12月18日(日)【全7回】※放送は終了しています
ドラマ「山女日記~女たちは頂を目指して~」は、NHKオンデマンド、U-NEXTで各話有料配信しています(詳細は各サイトにて)。
スポンサーリンク

原作

このドラマの原作は、湊かなえさんの「山女日記」です。

作者の登山経験をもとに、さまざまな思いを抱えて山を登る女性たちの複雑な心理と、山々の風景がリアリティ豊かに描かれる、新たなスタイルの山岳小説です。

登場人物(キャスト)

  • 立花柚月……工藤夕貴
  • 木嶋岳志……黄川田将也
  • 木嶋陽菜……夏菜
  • 如月直子……かたせ梨乃
  • 吉田真守……萩原聖人

各話のあらすじとゲスト

第1回・第2回「妙高山・火打山」

妙高山

妙高山

商社勤務の都会派OLだった立花柚月(工藤夕貴)は、一念発起して登山ガイドに転身。ようやくガイドとして独り立ちする日を迎えます。

ツアーの行き先は、日本百名山の「妙高山・火打山」。ツアー客は、デパート勤務の由美(上原多香子)と律子(馬渕英里何)、バブル世代の美津子(南野陽子)と神崎(温水洋一)の2組4人。

張り切る柚月でしたが、先輩ガイド・木嶋(黄川田将也)は柚月を心配するあまり、偶然を装って行動を共にします。

やがて、ツアー客の由美と律子がそれぞれに問題を抱えていること、美津子と神崎が婚活で知り合った関係だということがわかります。孤軍奮闘する柚月も、かつての恋人・吉田(萩原聖人)のことが忘れられずにいました。

  • 西山美津子……南野陽子
  • 芝田由美……上原多香子
  • 江藤律子……馬渕英里何
  • 神崎秀則……温水洋一

第3回・第4回「唐松岳」

唐松岳

唐松岳

柚月のかつての同僚・舞子(佐藤藍子)が、年下の恋人・大輔(武田航平)と北アルプス・唐松岳にやってきます。

ふもとの山荘で柚月を見つけた舞子は、柚月が突然会社を辞めて登山ガイドに転身した理由を知るため、ガイドとして雇うと言います。

しかし、山頂を目指す途中で舞子が足をくじいてしまい、登頂を断念することに。これまで歩んできた人生を語り、「いつも自分だけが頂上に立てない」と悔しがる舞子に、恋人・大輔は自分の過去を語り始めます。

柚月にとっても、唐松岳は恋人・吉田と出会った想い出の場所でした。

  • 梅本舞子……佐藤藍子
  • 小野大輔……武田航平

第5回・第6回「白馬岳」

白馬岳

白馬岳

柚月の手作りの帽子が好評を得て、店で売り出さないかと勧められます。

柚月は白馬大池から白馬岳を目指すツアーをガイドすることになります。ツアー客は、美幸(井上晴美)と希美(佐藤めぐみ)の姉妹、ガイド志望の牧野(片岡礼子)、昔の登山スタイルにこだわる本郷(蛍雪次朗)。

そこへ、木嶋(黄川田将也)がガイドする女性・富江(丘みつ子)も加わります。天気にも恵まれ、順調に見えた一行でしたが、富江が高山病に罹り、その日の白馬岳登頂は諦めることに。

富江と牧野はそれぞれに抱える思いから、白馬岳登頂に強いこだわりを見せます。希美と美幸もまた、深刻な問題を抱えていました。

二日目、柚月たちは再度白馬岳登頂へ挑みますが、天候が悪化し、またもや引き返すことを余儀なくされます。

  • 天野美幸……井上晴美
  • 宮川希美……佐藤めぐみ
  • 牧野しのぶ……片岡礼子
  • 本郷義男……蛍雪次朗
  • 木村富江……丘みつ子

最終回「上高地・涸沢」

涸沢

涸沢

直子(かたせ梨乃)の行方不明だった夫の遺品が、山で発見されます。直子はそれを機に山案内組合の組合長を辞め、木嶋(黄川田将也)に後を託す決意をします。

自分の将来に迷う柚月は、かつての恋人・吉田への思いに決着をつけるため涸沢へ向かいます。そこは、柚月にとって忘れることのできない場所でした。

柚月を追ってきた木嶋と陽菜(夏菜)も同行し、涸沢へ辿り着いた柚月は、そこで吉田と別れることになった日のことを思い出します。

自由に生きることの意味を問い直す柚月でしたが、答えは出ません。その時、偶然手にした新聞の記事で、吉田が今も夢を追って海外で働いていることを知ります。

スポンサーリンク

感想(ネタバレあり)

見終わった後に少し勇気をもらうような、気持ちのいいドラマでした。
最終回のラストは泣いてしまった……。

山の風景の雄大さと、その山に登る人間たちの小さなドラマが対照的で、最後は少し、自分の生き方を振り返りたくなりました。

主人公・柚月は、優しくて一生懸命で、とても好感の持てる女性。
新米ガイドなので少し頼りない部分もあるけど、応援したくなるキャラクターです。
柚月を演じた工藤夕貴さんの魅力が、内側から溢れていましたねー。
このドラマを見て、工藤さんのファンになりました^^

ツアー客たちの人間ドラマは、さすが湊かなえさんという感じ。
誰もが「あ、なんかわかる」と共感する部分が、どこかにあると思います。
少し切なかったり、悲しかったりするけれど、みんないろいろ抱えて生きているんだと思うと、なんとなく救われる……。

主人公・柚月が恋人の吉田くんと別れることになった理由が、とても切ない。
吉田くんがもっと若かったら、たぶん悩まなかったと思うし、気づくこともなかったかもしれない。
決して若くない年齢だからこそ、自由に生きることの難しさや、将来待ち受けるかもしれない孤独の辛さに、立ち竦んでしまったんだろうね。すっごいわかる。

でも、だからって柚月と別れることないじゃん!って思っちゃいました。
そこは女目線。やはり捨てられた柚月に感情移入してしまいます^^;

年齢を重ねるにつれ忘れてしまう“自由に生きる”ことの意味、私自身も考えさせられました。でも決して重くはなく、全体的に清々しい内容です。
登場人物が多いので、いろんな山ガール・ファッションをチェックできるのも楽しかったな。

10月29日、11月5日に前後編で放送されるシリーズ続編が、ますます楽しみになりました!

続編の放送時間、あらすじ、キャストについてはこちら▼

http://dramaeveryday.com/nhk_yamaonna_story_0/

柚月が被る帽子については、こちら▼

http://dramaeveryday.com/nhk_yamaonna_story_1-1/

「山女日記」記事一覧を見る