「怪獣倶楽部」第2話|【セブン暗殺計画】の”妹の友達”とは?

怪獣倶楽部~空想特撮青春記~

ドラマ「怪獣倶楽部~空想特撮青春記~」【第2号:セブン暗殺計画】が放送されました。

リョウタとユリコのデートについてくるガッツ星人。
両手をフルフルさせるガッツ星人。
リョウタの窮地に頭を抱えるガッツ星人。

今回も見逃せない場面がたくさんありました(笑)

第2号「セブン暗殺計画」ネタバレ

1970年代。いつものように「喫茶ツネ」に集まる「怪獣倶楽部」のメンバーたち。キャップ(塚地武雅)が発表した今回のテーマは、ウルトラセブン第39話、第40話に前後編で放送された「セブン暗殺計画」。分身宇宙人・ガッツ星人が登場する回でした。

熱い議論を交わすメンバーたちでしたが、中島リョウタ(本郷奏多)は、恋人・ユリコ(馬場ふみか)のことが気懸かりで、集中できません。

ユリコに会い、誕生日に食事に行けなかったことを謝るリョウタ。ユリコに「用事って何だったんですか?」と聞かれ、答えに窮したリョウタは「ざっくり言うと、宇宙の研究」と答えます。ユリコはリョウタを許し、ふたりは土曜日に映画を見に行く約束をします。

「怪獣倶楽部」のメンバーは、ガッツ星人のネーミングについて議論します。すると、シンゴ(矢野聖人)が円谷プロの周りを散歩していて飯島監督に会い、直接聞いてきたと言います。

「ガッツ」は英語のguts、つまり腸を表しているとのこと。頭脳派の宇宙人を考えることになったとき、第2の脳と言われる腸をモチーフにしたと言います。新たな情報に感心する一同。しかしキャップは、その情報からさらに深く考察できないかと言います。

「怪獣倶楽部」には、女性関係にまつわる忌まわしい過去がありました。一年ほど前、「怪獣倶楽部」の活動を聞きつけた女性誌が取材を申し込んできました。

言葉では「女性誌なんて」と言いつつ、明らかに全員浮かれていました。この機に乗じて「怪獣倶楽部」の女性会員を募りますが、入会希望の連絡はゼロ。

キャップは忌まわしい過去を末梢するため、古本屋でこの女性誌を見つけたら必ず買い取って燃やすという、新たなルールを作りました。以来、「怪獣倶楽部」は女性との距離を取っていたのです。

自分にガールフレンドがいると知れたら、それは裏切り。大変なことになる……とリョウタは心配していました。土曜日、リョウタとユリコが映画を見に行くと、たまたま映画館に来ていたユウスケ(加藤諒)と鉢合わせしてしまいます。

怪獣倶楽部とユリコとの間で苦しむリョウタは、セブン暗殺計画で磔にされたウルトラセブンと自分を重ね合わせます。次の会合の日、ユウスケは映画館でリョウタとユリコに会ったことを、みんなに話します。

ユリコのことをごまかそうと、リョウタはとっさに「あの人は妹の友達なんです」と言ってしまいます。「妹の友達」という言葉にひらめくメンバーたち。

それは、「セブン暗殺計画」で、ウルトラ警備隊員のフルハシが恋人らしき女性のことをごまかすために発した台詞でした。「そのことが言いたかったんですよね?」とカツオ(横浜流星)に言われ、リョウタは頷きます。なんとか窮地を脱したリョウタ……。

後日、「怪獣倶楽部」第2号が完成します。リョウタの書いた記事「フルハシ隊員の『妹の友達』とは?」は、「ここまでフルハシ隊員の心情に入りこんで批評したやつはいないんじゃないか」とキャップから褒められます。

リョウタは傍らのガッツ星人に向かって、「僕はまた成長できたのかもしれない。ありがとうガッツ星人」と心の中で語りかけます。

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「セブン暗殺計画」とは?

今回「怪獣倶楽部」の研究テーマとなったのは、ウルトラセブン第39話「セブン暗殺計画・前編」と第40話「セブン暗殺計画・後編」でした。

放送日・視聴率

前編:1968年(昭和43年)6月30日。視聴率は、18.2%。
後編:1968年(昭和43年)7月7日。視聴率は、19.2%。

1967年10月1日にスタートした「ウルトラセブン」は、全49話。今回テーマになった「セブン暗殺計画」は、最終話の2か月前に放送されました。

監督・脚本・特殊技術

監督は飯島敏宏さん、脚本は藤川桂介さん、特殊技術は高野宏一さん。

ドラマの中で矢野聖人さん演じるシンゴが「直接会って聞いた」と言っていた飯島監督は、「ウルトラセブン」のほか「ウルトラQ」「ウルトラマン」「怪奇大作戦」を世に送り出し、あのバルタン星人の産みの親とも言われている人です。
実際に、今回のドラマ第2話を作るにあたって、飯島監督にお話を聞かれたみたいですね~。

藤川桂介さんは、円谷プロの特撮作品のほか、「マジンガーZ」や「宇宙戦艦ヤマト」などのTVアニメの脚本を数多く担当した人です。私は学生のころ、藤川さんが書いた小説「宇宙皇子」をよく読んでいました。

高野宏一さんは、映画「ゴジラの逆襲」の撮影助手として映画界入りし、その後数々の作品の特撮を手がけた人です。
1978年にスタートした「西遊記」の特撮も担当されていたんですね!このドラマはよく見ていました。子供だったので、オープニングの悟空が石から誕生するシーンが怖くて怖くて……(笑)

ストーリー

地球人を降伏させるため、ウルトラセブンの暗殺計画を企てる「いかなる戦いにも負けたことのない」分身宇宙人・ガッツ星人

通報を受けて緊急出動したフルハシとアマギでしたが、偽情報だったとわかり、フルハシは「これで4回目の出動ですからね」とぼやきます。

フルハシ宛にアフリカから届いた小包を渡すアンヌ隊員。中には宝石が入っていました。女性からと知って、ひやかす隊員たち。フルハシは「いやこの人はね、つまり、その、妹の友達なんだよ」とごまかします。

その時、緊急警報が入ります。出動するモロボシ・ダンとアンヌ隊員。夜の町で、ふたりは無人の車に囲まれます。

車を運転していたのは、ガッツ星人でした。アンヌを逃がしたダンは、カプセル怪獣ウインダムにガッツ星人と戦わせますが、ウインダムは宇宙船からの攻撃を受けて爆発、炎上してしまいます。

なんとか窮地を逃れたダンとアンヌでしたが、翌日、ふたたびガッツ星人の宇宙船が現れます。現場へ向かうダンとソガ隊員。ソガ隊員が小型円盤に拉致され、ダンはウルトラセブンに変身するも、分身術を使うガッツ星人に翻弄されます。

セブンのエネルギーが尽きるのを待っていたガッツ星人は、ビームランプが点滅し始めると、捕縛光線を放ってセブンを捕らえます。十字架型の透明ケースに閉じ込められて身動きができなくなるセブン。

ダンとソガを追って現場に到着したウルトラ警備隊の前に、ガッツ星人の宇宙船が現れます。「地球の全人民に告ぐ、君たちの英雄セブンは、夜明けと共に処刑されるであろう」

セブンの処刑まで12時間足らずとわかり、焦る隊員たち。セブンの脳髄から出ていた発信音を分析し、セブンが動けるようになるには「マグネリュームエネルギー」が必要だとわかります。しかし、それにはダイモード鉱石が必要でした。

フルハシの“妹の友達”ナツコがアフリカから送ってくれた宝石=ダイモード鉱石と、ナツコが持っていたダイモード鉱石も加えて、マグネリュームエネルギーを合成する実験は成功します。

セブンのビームランプにマグネリュームエネルギーを注入し、復活するセブン。太陽に向かってエネルギーを充填し、ガッツ星人の宇宙船を撃破します。そして無事に仲間と再会するダン。

「ガッツ星人の野望は、勇敢なウルトラ警備隊員によって阻むことができた。しかし、果てしない宇宙の彼方には、もっと恐ろしい方法で侵略の時を狙っているものが、いるかもしれないのだ」

第2号「セブン暗殺計画」感想

今回は、前もって元ネタ「セブン暗殺計画」を見ておいたので、より楽しめました。
フルハシ隊員の“妹の友達”発言が、まさかこんなふうに使われるとは……面白い(笑)

そしていろいろ調べていてわかったのですが、今回の「ガッツ星人」と前回の「メトロン星人」は、宇宙人であって怪獣ではないようですね。元ネタには「剛力怪獣アロン」というのもちらっと登場するのですが、こちらは怪獣らしいです。
宇宙人と怪獣がいるってことも知らなかったです。

今までは、なぜ敵の怪獣のほうが人気なのか、ブームになった理由がいまいち理解できませんでしたが、なんとな~くわかるような気がしてきました。

ところで、男性陣は1970年代の格好がまったく違和感ないのですが、女性はちょっと現代的な感じがしますね。化粧のしかたが違うのかな?髪型?

次回は「さらばウルトラマン」です。
登場するのは宇宙恐竜ゼットン……聞いたことあるけど、見たことはないなぁ。
次回も楽しみにしています。

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次回予告:第3号あらすじ

いつもの喫茶店。怪獣倶楽部のメンバーがいる一角だけ、空気が重い。
それもそのはず今回のテーマは難題「さらばウルトラマン」。議論が白熱する中、キャップ(塚地武雅)とジョー(柄本時生)が衝突、2人は怒り任せて出て行ってしまう。
残されたメンバーは倶楽部存続の危機を感じ2人を探しに。リョウタ(本郷奏多)は街で見つけたキャップを尾行するも、同時にユリコさん(馬場ふみか)が知らない男と仲良さそうに歩いてる姿を目撃してしまう。
動揺を隠せないリョウタだがキャップを尾行しなければいけない!でもユリコさんと歩いてる男は誰!?
リョウタの恋愛も怪獣倶楽部もこのまま最終回を迎えてしまうのか!?
引用元: http://www.mbs.jp/kaijuclub/