「怪獣倶楽部」最終回|【史上最大の侵略】のあの人がサプライズ出演

怪獣倶楽部~空想特撮青春記~

ドラマ「怪獣倶楽部~空想特撮青春記~」【最終号:史上最大の侵略】が放送されました。

ついに最終回を迎えました!
ウルトラセブン最終回でアンヌ隊員に告白したモロボシ・ダンのように、リョウタはユリコに秘密を打ち明けることができるのでしょうか……?

最終号「史上最大の侵略」ネタバレ

1970年代。ふくろうの壁時計が11時を指していました。ベッドの上でうなされるリョウタ(本郷奏多)。

リョウタの枕元に弟のサトル(今川碧海)が現れ、「お兄ちゃんの身体は、ファンジンの執筆と、ガールフレンドとのお付き合いを無理に両立させてしまったことで、肉体的にも精神的にも多くのダメージを受けている。これ以上この生活を続けるのは非常に危険だ」と告げます。

リョウタは我に返り、ベッドから起き上がると記事の執筆を続けます。今回のテーマはウルトラセブン最終回「史上最大の侵略」でした。

いつものように「喫茶ツネ」に集まる怪獣倶楽部のメンバーたち。「史上最大の侵略」は、ウルトラQ、ウルトラマン、ウルトラセブンと続いてきた第一期怪獣ブームの締めくくりとなった回でもあり、編集長(塚地武雅)以下メンバーたちは熱のこもった議論を交わします。

しかし、リョウタは体調が悪く、議論に参加できません。リョウタの隣で心配するゴース星人。

会合のあと、リョウタはジョー(柄本時生)に誘われ、ふたりで居酒屋へ行きます。そこで、ジョーはリョウタに「怪獣倶楽部」に抱く大きな夢を語ります。そして、リョウタに編集長がこつこつ集めていたウルトラセブンの資料を渡します。

怪獣倶楽部の活動は生半可な気持ちではダメだ、と改めて感じたリョウタ。ユリコ(馬場ふみか)としばらく距離を置こうと決意しますが、ユリコを前にすると言い出すことができず、逆にユリコの家に招待されて「喜んで」と答えてしまいます。

土手に坐って資料を見るシンゴ(矢野聖人)とユウスケ(加藤諒)、リョウタとゴース星人。リョウタは足を滑らせ、資料を川に落としてしまいます。川に入って必死に資料を拾い集めるリョウタとシンゴ。ふたりは夢中になるあまり、互いの頭をぶつけてしまいます。

それが原因で風邪を引いたシンゴは、高熱を出して寝込んでしまいます。頭に包帯を巻いて会合に出席したリョウタは、責任を感じていました。シンゴが担当していた6ページをどうするかで悩むメンバーたち。

締め切りを延ばすしかないと言うメンバーたちに、「俺たちはなんのために怪獣倶楽部を作っているんだ?」とカツを入れる編集長。ニシ(山口翔吾)も「俺たちは、歩みを止めちゃいけない」と言います。

シンゴの担当ページは、全員で1ページずつ分担して書くことになりました。張り切るメンバーたちとは逆に、困った様子のリョウタ。

帰り道、夕暮れの土手を歩きながら、カツオ(横浜流星)は将来、特撮の仕事に携わりたいと思っていることをリョウタに打ち明けます。「怪獣には未来があると思うんです」と夢を語るカツオ。

「怪獣倶楽部」の意義に気づいたリョウタは、金曜日の夜、ユリコの家の前で「今日はいけなくなってしまったんです」と謝り、走り去ります。

ユリコはリョウタを追いかけ、「なぜ逃げたりなんかしたの?」と問い詰めます。リョウタは「僕は、怪獣が好きなんだ」と告白します。驚くユリコ。

「僕はずっと、怪獣について研究してたんだ。怪獣倶楽部って言うんだけど」同人誌をユリコに渡し、「怪獣倶楽部のピンチなんだよ」と言い残して駆け出すリョウタ。

「喫茶ツネ」に集まったメンバーたちは、徹夜で作業にとりかかります。「明日の朝、西の空に明けの明星が輝く頃までに、必ず仕上げるぞ」とメンバーを鼓舞する編集長。

その時、ユリコが喫茶店にやってきます。ユリコはリョウタに向かって「私、怪獣のことはよくわからないけど、リョウタさんのことが好きなんです」と言います。ユリコは、リョウタたちのために何か手伝いたいと、コーヒーを入れます。

夜が明け、ついに作業が終わりました。「みんな、ありがとう。さようなら」と言って去っていくゴース星人を見送るメンバーたち。

店を出て空を見上げると、西の空に金星が輝いていました。帰り道を歩くメンバーたちの前に、ユリコの母(ひし美ゆり子)が現れます。ユリコに紹介されて、緊張しながら頭を下げるリョウタ。

ユリコの母は、メンバーたちに向かって「みなさんも、いつも本当にありがとうございます」と笑顔を向けます。戸惑い気味に頭を下げるメンバーたち。

今日もまた、怪獣倶楽部のメンバーは「喫茶ツネ」に集まり、熱い議論を交わしていました。テーブルの横にバルタン星人が現れ、「ふぉっふぉっふぉっふぉっ」という声が響きます。

<その後、怪獣倶楽部のメンバーの中から、雑誌編集者や評論家など、多彩なジャンルのクリエイターたちが、輩出されていったとのことです>

スポンサーリンク

「史上最大の侵略」とは?

今回「怪獣倶楽部」の研究テーマとなったのは、ウルトラセブン第48話「史上最大の侵略・前編」と第49話(最終回)「史上最大の侵略・後編」でした。

傷ついたモロボシ・ダン(ウルトラセブン)が、アンヌ隊員に正体を打ち明けるシーンが印象的です。

放送日・視聴率

前編:1968年(昭和43年)9月1日放送、視聴率は22.3%。
後編:1968年(昭和43年)9月8日放送、視聴率は28.5%。

監督・脚本・特殊技術

監督は満田かずほさん、脚本は金城哲夫さん、特殊技術は高野宏一さん。

監督の満田かずほさんは、TBSでのアシスタントディレクターを経て、1964年に円谷プロダクションに入社。ウルトラシリーズの監督、プロデュースなどを数多く手がけました。熊本県荒尾市のウルトラマンランド初代館長でもあったんですね。

脚本の金城哲夫さん、特殊技術の高野宏一さんについては、第1話と第2話で紹介しています。

音楽

「ウルトラセブン」の劇中音楽は、冬木透さんが担当しました。

ダンがアンヌに告白するシーンでBGMに用いられたシューマン作曲のピアノ協奏曲イ単調は、ディヌ・リパッティと、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮のフィルハーモニア管弦楽団による演奏(1948年録音)の第1楽章が使われています。

ストーリー

夜、ベッドの上で苦しむモロボシ・ダン。枕元にセブン上司が現れ、「これまでの数々の戦いで、身体的にも精神的にも大きなダメージを受けてしまっている」と、M78星雲への帰還命令を下します。

ダンは高熱で意識が朦朧とし、ウルトラ警備隊の職務もまともにこなすことができません。地球はゴース星人による侵略の危機にありました。ダンはセブン上司の忠告を無視し、ウルトラセブンに変身して双頭怪獣パンドンと戦い、勝利します。

パンドンとの戦いで重傷を負ったダンは、レントゲンを回避するため基地を抜け出し、街をさまよいます。ゴース星人はアマギ隊員の脳波を操り、地球防衛軍に宣戦布告させます。

強力な地底ミサイルで、世界の主要都市を次々と壊滅させるゴース星人。ゴース星人の地下基地を突き止めたウルトラ警備隊は、マグマライザーに時限爆弾を積んで自動操縦で敵の基地に突っ込もうと考えます。しかし、敵の基地には捕らわれたアマギ隊員が……。

街で出会った少年に助けられたダンは、アマギ隊員を救うためにウルトラ・アイを取り出します。「やめるんだセブン。今度こそ本当に死んでしまうぞ!」と、セブン上司の声が。そこへアンヌ隊員がやって来て「なぜ、逃げたりなんかしたの?」とダンに尋ねます。

「アンヌ、僕は……僕はね、人間じゃないんだよ。M78星雲から来たウルトラセブンなんだ!」
ダンの告白に驚くアンヌ。
「びっくりしただろう?」
「ううん、人間であろうと宇宙人であろうと、ダンはダンに変わりないじゃないの。たとえ、ウルトラセブンでも……」
「ありがとう、アンヌ」

引き留めるアンヌに、ダンは「僕はM78星雲に帰らなければならないんだ。西の空に、明けの明星が輝く頃、一つの光が宇宙へ飛んで行く。それが、僕なんだよ」と、別れを告げます。

ダンは「アマギ隊員がピンチなんだよ」と言ってアンヌの前でセブンに変身し、飛び立ちます。セブンがアマギ隊員を救い出すと同時にマグマライザーが突入、地下基地は爆発します。

そこへ改造されたパンドンが再び現れ、セブンに戦いを挑みます。アンヌはセブンの正体がダンであることを、ウルトラ警備隊の隊員たちに明かします。

仲間たちの援護を受け、死闘の末にパンドンを倒すセブン。仲間たちに見送られながら、ウルトラセブンは明けの明星が輝く西の空に消えていきます。

金城哲夫さんの脚本では、パンドンとセブンの最初の戦いの時、パンドンがビームランプに蹴りを入れて割る描写があったようです。変身を解除した後のダンが額から血を流しているのは、この名残なのだとか。

ゴース星人&パンドン

ゴース星人の別名は幽霊怪人です。
名前の由来は、英語の「ghost」(幽霊)から。
「幽霊惑星」ことゴース星から地球を侵略しに訪れた異星人。

パンドンの別名は、双頭怪獣です。
ゴース星人が地球侵略のために連れてきた怪獣。
頭部の左右に顔があり、体は赤い串カツみたいです。
(ドラマでは、居酒屋で串カツを見たジョーとリョウタが「パンドンに似てる」と言って盛り上がっていました)

最終号「史上最大の侵略」感想

特別ゲストで登場したアンヌ隊員こと、ひし美ゆり子さん、お綺麗でしたね~。
今回もたくさん元ネタのオマージュがあり、冒頭から笑わせてもらいました。
フクロウの壁時計は、「喫茶ツネ」にもリョウタの部屋にもあるんですね(笑)

そして今回のゴース星人、なんと喋りました!
しかもリョウタだけではなく、怪獣倶楽部のメンバー全員に寄り添っていましたね。

意図的なのかどうかわかりませんが、第1話では隣で佇むだけで感情表現ゼロだった怪獣(宇宙人)が、徐々に感情を表し会話するまでに変化していった……ようにも見えました。

まだまだ見たい気持ちがあるのですが、今回で怪獣たちともお別れです。
あああ~淋しい……。

このドラマのおかげでウルトラシリーズを興味を持って見ることができ、ドラマと一緒に、とてもとても楽しませてもらいました。
毎週、「怪獣倶楽部」の次のテーマを、わくわくして待っていました。
終わってしまうのは本当に残念です……。

次回のテーマはバルタン星人みたいだし。
リョウタ以外の登場人物のプライベートも知りたかったし。
機会があれば、ぜひぜひ、続編を企画してほしいです!

 

来週からは、ドラマ「マジで航海してます。」が始まります。

http://dramaeveryday.com/sinya_majikoukai_0/