「さくらの親子丼」最終回|不安しか感じない母親

さくらの親子丼

どうも、夏蜜柑です。
ドラマ「さくらの親子丼」最終回(第8話)。

あざみが母親と再会を果たし、さくらとの関係にも決着が……。
最後まで重たく、ヒリヒリする痛みを伴う作品でした。

以下、ネタバレを含みますのでご注意ください。

被害届が取り下げられ、さくら(真矢ミキ)の逮捕騒動は収まった。ラーメン屋でさくらがあざみ(吉本実憂)の育ての親について聞くと、あざみは自身のつらい思い出を語りだす。「そんなところ帰らなくていいよ」と優しく語りかけるさくら。

逮捕騒動の流れでインターネットに書き込まれた情報の中から、恭子(本仮屋ユイカ)は悠平(大地伸永)の事件の新聞記事と共に、「犯人、うちの町にいますけど」と書かれたコメントを見つけた。事件の犯人は、すなわちあざみの実の母親。しかも現在働いているというスナックの画像もはっきり写っていた。

さくらと恭子は悩んだ末、あざみにすべてを告げる。突然のことで混乱するあざみだったが、さくらと生活を共にして以来、ずっと間近で様々な母親の姿を見てきたことから、自身も実の母親に会って直接話をしたいと決断する。恭子に最寄駅まで付き添われ、スナックを訪ねるあざみ。 彼女を、母・花菜子が出迎えた…。番組公式サイトより)

最終回の感想

結局、あざみはお母さんのもとに帰ってしまったかぁ……。
さくらと恭子と、本当の家族みたいになってたから、淋しいですね。

正直ね、あのお母さんには不安しか感じないんですよ。
たとえ本心ではないとしても、16年ぶりに会いにきた娘に「殺しておけばよかった」なんて言う母親、ダメでしょ。

殺人なんて重い罪を犯しておきながら、再び他人に刃物を向けて殺そうとしたり、その後も犯罪(覚醒剤と誘拐)を繰り返したり。
彼女はまだ、精神的に子供のままです。

だけど、あざみはそういうこともわかったうえで、一緒に暮らす決心をしたんだと思う。
九十九堂で、様々な苦しみを抱える人たちと出会ったことは、あざみを強く成長させたのかもしれない。そして、さくらと恭子の愛情が、あざみの深く傷ついた心を癒やしてくれた。
だから、今度は自分が母親を守ろう、支えようと思ったのかもしれない。

ふたりはこれから、きっとたくさん傷つけ合うと思う。あざみが母親のことで相当苦労するだろうことは容易に想像できる。うまくいかなくて、また離れることになるかもしれない。

それはふたりに限らず、このドラマに登場した全ての人に言えること(だって2話に登場した虐待ママ、7話で再登場したけど子供に対する暴言はそのまんまだったもんね)。

人はそう簡単には変わらないし、変われない。
だけど、それでも信じてみたい。
最終話には、そんなメッセージが込められていたように思いました。

大人の土ドラは、ドロドロした愛憎劇だったり重ためのサスペンスが多いのですが、今回の「さくらの親子丼」は現代社会が抱える問題を扱った直球のヒューマンドラマでした。
泣ける回もあれば泣けない回もありましたが、総体的に面白かったです。この枠のドラマは毎回攻めてくるし、内容に工夫が見られて好感持てますねー。

次週からは、「オーファン・ブラック~七つの遺伝子~」が始まります。
こちらも楽しみ。


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