「アキラとあきら」第8話あらすじ・感想・原作との違い

WOWOW「アキラとあきら」あらすじキャスト

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WOWOW連続ドラマ「アキラとあきら」第8話のあらすじと感想です。

原作にあった「リゾートホテルの売却交渉」が根こそぎカットされていたので、売却交渉に関しては原作よりもすんなり大日麦酒に辿り着いたなぁ~という印象。

かなりテンポ良く進んだ第8話でした。そして、何より彬のカッコ良さが目立った回でした!

第8話あらすじ

東海郵船の社長となった階堂彬は負債の塊である東海リゾートの処理に苦心していた。安堂やカンナの助言から、東海リゾートではなく、一流の取引先を持った東海旭商会を売りに出すことをひらめく彬。時を同じくして、山崎瑛のもとに大日ビールが繊維事業の開拓を進めているという情報が入る。瑛は滝沢比呂志(森田甘路)とともに、大日ビールに東海旭商会の買収を持ち掛ける。交渉相手は企画戦略担当・沢渡裕行(上川隆也)だった。

WOWOW公式サイトより

第8話感想

原作よりもかなり展開が早いですね。

原作では、リゾートホテルの売却交渉が難航し、アキラたちはかなり苦戦するのですが、ドラマではその部分が全部カットされていました。あっさり大日麦酒に辿り着いてしまったので、ちょっとびっくり。

その分、晋叔父がネチネチしてましたね~。原作ではもうちょっとあっさりしていました。そしてもうひとりの嫌なヤツ、不動部長。原作の何倍も厭味でヤな感じです!

台詞の言い回しとか、微妙な間とか、笑い方とか、本当にムカムカきます~ヾ(`Д´#)/
演じている利重剛さんが上手すぎる!

それから予想通り、ガシャポンのカッコいいところは、全部ほかの人に持って行かれてしまっていました…残念だわー。原作のガシャポンは、すっごく頼りになるデキル男なんですけどね。

まあでも今回は、なんと言っても彬のカッコ良さが飛び抜けていました。
向井理さんは立ち姿が絵になりますね、シュッとしてて。絵に描いたようなイケメン社長でした!

次回はいよいよ最終回です。
早く見たいけど、終わるのが淋しいです。

原作との違い

ここからは池井戸潤氏の長編小説『アキラとあきら』をもとに、ドラマと原作との違いを見ていきます。原作のネタバレを含みますのでご注意ください。

瑛の申し出

ドラマでは、山崎瑛は次長の立場ですが、自ら東海郵船の担当をやらせてほしいと不動部長に申告し、水島カンナに変わってメイン担当者になることを受理されました。

原作では、このエピソードはありません。階堂彬が東海郵船の社長に就任して初めて産業中央銀行を訪れた時、カンナから担当の入れ替えがあったと聞かされて紹介されたのが山崎瑛でした。

この時、彬は「あの山崎がウチを見放すことがあったらそのとき──東海郵船は終わりだ」と、難波に語っています。

晋叔父が敗北宣言するまでの流れ

ドラマでは、階堂彬が東海リゾートの売却を決断→叔父たちに融資の中止を伝える→粉飾が発覚→彬が安堂に相談→カンナのひと言がヒントになり、彬が東海旭商会を売却することを思いつく→晋叔父が売却に応じる、という流れでした。

原作では、粉飾が発覚→彬がリゾートホテルの売却を決断→晋叔父が売却に応じる→リゾートホテルの売却交渉がことごとく失敗→山崎瑛が東海商会の売却を提案→彬が晋叔父を説得→晋叔父が売却に応じ敗北宣言、という流れでした。

売却交渉

ドラマでは、東海リゾートの売却交渉は行っておらず、東海旭商会の売却先として安堂が「大日麦酒(ビール)」の名前を上げ、瑛に教えます。

原作では、瑛たち産業中央銀行がリゾートホテルの売却交渉を何度も行いますが、うまくいきませんでした。そこで、東海商会ごと売却する方針に切り替えます。

売却先として「大日麦酒」を提案したのも、担当者・沢渡とのコネクションを持っていたのも、ガシャポンでした。

ガシャポンとの再会

ドラマでは、不動部長の反対で「大日麦酒」との売却交渉をさせてもらえず、瑛はガシャポンの勤務先である「キャピタルセブン」に連絡し、売却交渉を依頼します。

原作では、ガシャポンはリゾートホテルの売却交渉時、売却先の能登島ホテルの代理人「ゴールドベルク」の代表者として登場します。瑛との再会は、偶然によるものでした。

沢渡との交渉

ドラマでは、大日麦酒・沢渡との交渉には、ガシャポンと山崎瑛の2人が出向いていました。

原作では、大日麦酒・沢渡との交渉を行ったのは、ガシャポンひとりです。

グループ企業のなりたち

ドラマでは、階堂彬の父・一麿が東海郵船を継ぐことになった時、叔父たちが反発し、彬の祖父が会社を3つに分けることにした、と彬は語っていました。

原作では、第1章で描かれています。小学生の彬は伊豆の別荘で開かれるパーティーに参加し、そこで祖父から晋の商事部門と崇の観光部門を独立させるという話を聞きます。

この時、父・一麿はすでに東海郵船の社長で、祖父は会長の座に退いていました。
彬が車で別荘へ向かう途中で出会ったのが、家出中の山崎瑛でした。

不動部長

ドラマでは、不動部長はことあるごとに登場して山崎瑛の提案を批判したり、階堂彬をバカにするような発言を繰り返します。

原作では、後半において不動部長が登場するのは、最終稟議の時だけです。

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