「北斗─ある殺人者の回心─」第4話あらすじ&感想(ネタバレあり)

北斗 -ある殺人者の回心-

(C)WOWOW

どうも、夏蜜柑です。
ドラマ「北斗─ある殺人者の回心─」第4話を見ました。

宮本信子さんが画面から消えてしまった喪失感と空虚感……。
北斗の心と同じように、ぽっかりと穴が空いたような、淋しい感じがしました。

お母さんは偉大ですね。

第4話のあらすじ

北斗を初めて抱き締め、無償の愛を注いでくれた里親・綾子の死後、北斗は涙を流すこともなく、ただある目的のためだけに生き永らえていた。「僕が生田友親を殺す」―がんが治るという偽物の波洞水に数百万円をつぎ込んでいた北斗。末期がんである綾子の最期をめちゃくちゃにした詐欺師・生田(矢島健一)への怒りと憎しみの衝動に駆られ、北斗は綿密な殺害計画を立てる。そしてついに、生田波洞研究所へと向かうが……。(WOWOW公式サイトより)

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第4話のネタバレ

里親の綾子(宮本信子)が死んだ後、北斗(中山優馬)は一滴の涙も流すことなく、ただ生田友親(矢島健一)を殺すことだけを考えていた、と高井弁護士(松尾スズキ)に語ります。

北斗は生田波洞研究所を訪ねて生田と面会し、「波洞水のおかげで母は苦しむことなく、安らかな最後を迎えることができました」と感謝の言葉を述べます。

生田は、「メディアにその話をしてくれないか」と北斗に依頼します。波洞水を使って詐欺を働いているという記事が週刊誌に掲載されたことで、生田は警察に目をつけられていました。北斗は生田の依頼を引き受けます。

北斗を心配する明日実(伊藤沙莉)は、北斗の20歳の誕生日を祝うため準備をしていましたが、北斗の心が遠く離れていることに気づきます。

「生きてる人間は、死んだ人間に近づきすぎちゃだめなの」
「お母さんは死んじゃったけど、私たちは生きてるんだよ」

明日実は北斗の心を引きよせようとしますが、北斗から拒否されてしまいます。

翌朝、北斗は明日実が眠っているうちに家を出て、生田波洞研究所に向かいます。リュックにはサバイバルナイフをしのばせていました。

生田は事情聴取で警察に呼ばれ、不在でした。
北斗が生田の帰りを待っている時、研究所の事務員にナイフを見られてしまいます。焦った北斗は、警察に通報しようとした事務員をナイフで刺し殺します。さらに、現場を見られたもう一人の事務員にもナイフを突き立て、殺してしまいます。

警察から帰ってきた生田にナイフを向ける北斗でしたが、ボディガードに阻まれ目的を果たすことはできませんでした。

「ここから出られるのなら、今すぐにでも生田を殺してやりたい」と高井弁護士に明かす北斗。生田は詐欺罪で起訴されていると話す高井弁護士に、「そんなんじゃダメなんです!」と叫びます。

「あの時、生田を殺してさえいれば……お母さんとの約束を果たしてさえいれば……」
北斗は、綾子が亡くなる直前に「復讐したいの?」という問いに頷いたと思いこんでいました。

高井弁護士は、綾子が頷いたように見えたのは「臨終間際特有の不随意の動きだった」と話します。勘違いで二人の女性を殺したと知った北斗は、激しく動揺します。

「やっぱり僕は、生まれてこなければよかったんだ」
「生まれてこなければよかった人間なんてこの世にいない」
「もういいです。死刑でいいです。死刑にしてください」
「自分で勝手に決めるな!!」

北斗は独房で自ら舌を噛んで自殺を試みますが、刑務官に阻止されます。

明日実は北斗と面会し、本当の家族になるため結婚しようと言いますが、北斗は拒否します。
北斗は、自分が自分であることを忘れ、“死刑執行の日まで国家によって生かされているただの肉の塊”だと思いこもうとしていました。

2017年4月、裁判の日がやってきます。
明日実と富岡(二階堂智)は高井弁護士の事務所を訪ね、北斗の極刑を回避する方法について話し合っていました。高井弁護士は北斗の心の壁を壊すため、ある人物を証人として呼ぶことを考えている、と言います。

高井弁護士と面会した北斗は、髪を短く切り、額の傷を露わにしていました。
「この傷は、遺伝子上の父につけられたものです。僕に悪魔の血が流れているという証です。死刑になるべき人間だという証なんです」

法廷で、極刑を望んでいることを主張するという北斗に、高井弁護士は「今回の裁判は、命をかけた真剣勝負の舞台だ。君が本当の心を見せてくれることを期待している」と話します。

北斗が法廷に入ると、傍聴席に被害者遺族が座っていました。

遺族に向かって、無言で頭を下げる北斗……。

第4話の感想

お母さんがいなくなって、北斗はまったく笑わなくなってしまいました。
お母さんが生きていたときは、あんなに素直な笑顔を見せていたのに。
北斗にとって、お母さんは自分の人生そのものだったんでしょうね。

北斗が殺意を秘めて行動するとき、また背景にあのジャズ音楽が流れました。
かつて北斗がお母さんを試すために悪いことをしていたとき、流れていたジャズ音楽です。

もともと、このジャズ音楽は、お母さんの亡くなった夫が聴いていたものです。お母さんは、時々レコードをかけて夫が好きだったジャズ音楽を聴いてみるけれど、「よくわからない」と言っていました。

北斗の暴走する心を、お母さんは「わからない」と言うかもしれません。
だけど、わからなくても、ちゃんと耳を傾けて聞いてくれるはずです。

北斗も、立ち止まってお母さんの心に耳を傾けることができていたら……。
お母さんが、本当に北斗に伝えたかった心の声を聞けていたら……。

もしかしたら、高井弁護士も同じ考えなのかも?
高井弁護士が言っていた「ある人物」とは、どうやら北斗の実の母親のようです。

次回はいよいよ裁判。そして最終話です。

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