コートダジュールNo.10最終話|終幕も何気なく

WOWOW×Hulu共同製作ドラマ「コートダジュールNo.10」~ベンチにて~

WOWOW×Hulu共同製作ドラマ「コートダジュールNo.10」~ベンチにて~

どうも、夏蜜柑です。
ドラマ「コートダジュールNo.10」最終話(Hulu版第4話)。

いよいよ最後のお話になってしまった。ゆったりまったり、クスッと笑ったり深く考え込んだり。自由な時間を与えてくれるこのドラマがほんと好きでした。終わるの寂しいね。

※「コートダジュールNo.10」はHuluで各話配信中です

以下、ネタバレを含みますのでご注意ください。

最終話「ベンチにて」のあらすじ

緑多い静かな丘の上、猫を抱いた女性が眠るようにベンチに座っている。重ね着の女性の傍らには大きなビニールの袋がひとつ。あたかも彼女の周りにだけ流れているかのような、ゆったりとした空気感に惹かれるように、そこで遭遇する、めいことわかば。人にとって、幸せとは何なのか、ふとそんなことを考えさせてくれるために現れたかもしれない人。そんな現実的であり非現実なベンチの物語。WOWOW公式サイトより)

登場人物(キャスト)

大野わかば……小林聡美
小山めいこ……大島優子
ベンチの女性……もたいまさこ
だいふく……あなご

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最終話「ベンチにて」の感想

冒頭の普通っぽさがすごくいいですよね。
日常で見かける風景そのもの。それでいて、始まる予感もそこはかとなくあって。

重ね着のセンスがただものじゃないもたいまさこさんは、路上生活者。
パンが好きな大島優子さんは、休憩時間になると自転車に乗ってやってくる。
近所に住んでいる小林聡美さんは、ときどき公園を散歩しにくる。

たまたま出会った3人が、たまたま交わした会話。
それぞれの人生が一瞬垣間見えたような、不思議な時間でした。

大島さん演じるめいこは、物怖じしない女性です。
他人との距離が近くて(たぶん無自覚)、誰にでも親しげに声を掛けてそう。
ちょっと世話好きなのかな。

「人が出していいスピードは自転車までだよ」は、頷ける。

ベンチの女性に手を差し伸べる彼女は、たぶん他人と接するときに「こんなこと言うべきじゃないのかな」とか「こんなことしたら迷惑かな」とか、ネガティブなことを考えずに行動するのでしょう。自分の心の思うままに。

相手の気持ちを推し量るのは日本人の美徳でもあるけど、それが過ぎると「見て見ぬふり」や「無関心」に陥ってしまう。

めいこのような人がいるから繋がっていられるのだな、とも思う。わたしのように、他人に対してつい尻込みしてしまう人間にとっては、非常にありがたい存在。

小林さん演じるわかばは、おそらくベンチの女性と近い孤独な人。

「もしかしたら、あたしとあの人が逆でもおかしくないんだよなって」

わかばがそう言ったのは、自分も仕事を失ったり破産したりしたらああなっていたかも、という意味ではなく。

ベンチの女性の姿が、わかばにとって理想的に見えているから。

わかばが思い描く幸せは、他人に理解されることはないでしょう。
そういう自分を、だましだまし生きていたりするのかもしれません。

あ、もちろんすべてわたしの妄想です。

このドラマを見ていると、こんなふうに何気なく人と出会えたらいいな、と心から思う(人じゃないのもあったけど)

本当に贅沢なドラマでした。

▼Blu-ray&DVDは2018年5月30日発売です


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