「監査役 野崎修平」最終話(第8話)ネタバレ感想:意外な結末と古谷一行の凄味

連続ドラマW「監査役野崎修平」

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どうも、夏蜜柑です。
連続ドラマW「監査役 野崎修平」最終話(第8話)。

ついに野崎が立ち上がり、ラスボス京極に立ち向かうことに。行員たちが一斉に反旗を翻すシーンは爽快でしたが、意外な結末にしんみり。

※以下、ネタバレを含みますのでご注意ください

最終話のあらすじ

  • 野崎(織田裕二)は武田(岸谷五朗)と協力し、合併からの離脱に向けて動き出す。若手行員を焚きつける「檄文」をばら撒き、各部長たちに同意を求め、京極(古谷一行)を油断させるため柳沢(光石研)や祥子(松嶋菜々子)にも協力を要請する。
  • 全国支店長会議当日、ついに行員たちが合併反対を訴えて決起する。野崎の周到な準備によっておおぞら銀行の合併離脱が実現し、追い込まれた京極は頭取を解任される。
  • 野崎は頭取に就任するが、その直後、おおぞら銀行が国有化されるという報せが入る。京極が坂本の作成したレポートを金融庁に提出し、債務超過が明らかになったためだった。
  • 野崎は京極の自宅を訪ね「おおぞらはあなたの私物じゃない」と怒りをぶつけるが、京極は「おおぞらの息の根を止めたのはあなたです」と泣き崩れる。
  • 野崎ら幹部は責任を取って辞任。行員たちに見送られ、野崎はおおぞら銀行を去る。
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最終話の感想

京極の独裁ぶりに堪忍袋の緒が切れてしまった野崎。
今回の野崎は、まるで別人のようにしたたかでしたねぇ。

ここにきて、第1話の冒頭で描かれた「ただ人がいいだけではなく、シビアで打算的な面を持っている」という野崎の隠れた一面を伝えるエピソードが生きてきました。

野崎自身は、「京極頭取と柳沢副頭取、武田専務に鍛えられた」なんて言ってましたが。わたしは、もともと野崎の中にそういう素質があったと思います。

もうちょっと早く、その部分を生かせばよかったのにねぇ^^;

頭取になったのも束の間、責任を取って辞めさせられる野崎。
監査役としての自分の仕事が、自分とおおぞらを追い込むことになるとは、皮肉な結果です。

そして、やはり古谷一行さんの存在感に打ち震えました。

頭取の座を追われ、鷹山首相に助けを乞うも拒否られ、引退を余儀なくされた京極。このまま大人しく引っ込むとは思わなかったけど、金融庁にチクるとは。さすが京極、最後までやることが卑劣ですねー。

寝ぐせのついたボサボサ頭と着流し姿でお茶をたてながら、虚ろな表情で野崎を見る京極。

「私は40年にわたって会社の中枢にいた。おおぞらは私自身だ。そして私がそのおおぞらの幕をひいた。爽やかな気分です」

ここから始まる一連のセリフと古谷さんの表情に、釘付けになりました。

これでもかとばかりに京極の凄味と醜悪さを演じ、最後は老いた敗者の浅ましさをも見せつけて退場。お見事としか言い様がないです。

久々に古谷さんの演技をじっくり拝めただけでも、このドラマを見た価値がありました。

ストーリー的に興味が湧かなかったことは残念でしたが、渋い俳優さんたちの演技は見応えがあって面白かったです。

しかし、どちらかというと男性の活躍が目立つ作品でした。松嶋菜々子さんや瀧本美織さんたち女優さんの見せ場が、もう少し多かったらよかったのになぁ。

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