「明日の約束」最終回(第10話)あらすじ&感想:タイトルに隠された本当の意味

ドラマ「明日の約束」

どうも、夏蜜柑です。
ドラマ「明日の約束」最終回(第10話)。

ドロドロした犯人探しの後に、こんな感動が待っていようとは。
日向の言葉に、生きる姿に、毎回勇気をもらったドラマでした。

以下、ネタバレを含みますのでご注意ください。

ドラマ「明日の約束」は、FODプレミアムで各話有料配信しています。

最終回のあらすじ

  • 日向(井上真央)は、真紀子(仲間由紀恵)が自殺しようとしていることを知り、自身の母親との関係や、圭吾(遠藤健慎)から告白されていたことを語る。真紀子は自分を責め、泣き崩れる。
  • 日向は、母・尚子(手塚理美)に家を出ていくことを告げ、ずっと言えなかった自分の気持ちを伝えるが、尚子は受け入れようとせず、「二度と顔を見たくない」と言い放つ。
  • 終業式に出席した日向は「今いちばん許せないのは亡くなった吉岡圭吾くんです」と発言。自殺を苦しみから逃げる手段にしてほしくない、生きていれば人はやり直せる、と生徒たちに訴える。
  • 日向がいなくなった部屋には、交換日記が残されていた。「私は私のために生きていきます」と書かれた日向からのメッセージを読む尚子。
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最終回の感想(ネタバレあり)

素晴らしい最終回でした。
犯人は誰か、自殺した理由は何だったのか、そういう目に見える形での決着を望んでいた自分が恥ずかしくなるほどの、深い感動でした。

私はこのドラマにずっと優しさを感じていましたが、ラストシーンを見終わった後もそれは変わらず、優しい風に包みこまれるような、すがすがしい気持ちになりました。

耳を塞ぎたくなるような毒親からの言葉や、目を逸らしたくなるような辛い場面もあったのですが、それでも、常に苦しんでいる人たちの心に寄り添う主人公・日向の優しさや、前向きな姿に心を打たれることのほうが多かったです。
日向が最後までその姿勢を貫いたことが、最大の救いです。

圭吾の死の謎を追うという、ミステリとしての面白さが物語を引っ張っていく中で、生きている人々が苦しみや悩みを抱えながら“生きること”を考えていくドラマだったんですね。

書きたいシーンはたくさんあるのですが、キリがないので2つだけ。
ひとつは、日向が尚子に自分の気持ちを伝えるシーンです。

ついに、お母さんに言いたかったことを全部吐き出した日向。
怒りにまかせて一方的にぶちまけるというのではなく、冷静に、自分の言葉で話せていました。よかった。なんかもう、自分のことのように嬉しい。

相手が聞く耳を持ってくれたのが、何より大きいです。
だいたい毒親って、子供の意見を聞こうとしませんから。
でも今回の尚子はヒステリー起こして怒鳴り散らすこともなく、ちゃんと聞いていました。
こっちはいつキレるかとヒヤヒヤしてたのに……意外です。

尚子にも、思うところがあったのかなぁ。
最後まで、このお母さんの心の底にある本当の声は、聞けないままでした。
でもきっと、日向には聞こえていたんだろうな。

井上真央さんと手塚理美さんのシーンは、全編通して凄かったです。
ふたりの間から軋む音が聞こえてきそうな、迫真の演技でした。

そしてもうひとつは、日向が全校生徒に向かって語る体育館でのシーン。
死を選んだ圭吾を許せない、と言うだろうことは、前回の記者との会話で予想がつきました。
学校の先生ですから、自殺は否定して当然です。

だけど、ともすれば上っ面の「お説教」になってしまう空疎な言葉も、母親の支配に苦しみ続けた日向が語ると、だんぜん重みが違います。

「たとえ、幸せが約束された明日ではなかったとしても、明日も生きているということが何より大切なんだと信じてください」

これは日向自身の心の底から生まれた言葉です。
生徒に向けて語るのと同時に、過去の自分や、今の自分、これからの自分に向けた言葉でもあるように思いました。
タイトル「明日の約束」が、こんなにも深い意味を持っていたとは……。

人の内側の深いところから汲み上げられた言葉は、誰の心にも重なります。
私も自分に重ね、涙が出ました。

霧島先生の自分を正当化しない潔さも、ある意味、気持ちよかったです。
ちゃんと自分が見えているのなら、いつかどこかで道を正す日が来るかも。
スピンオフがあったら見たいです。

霧島先生だけじゃなく、真紀子や尚子、和彦、香澄、増田さん&長谷部くん、宮崎先生、北見先生&大宮先生、小嶋記者、英美里ちゃん、などなど、スピンオフを見たいと思う登場人物ばかり。
それくらい、ひとりひとりの性格や背景を、丁寧に作り上げていたドラマでした。

視聴率は芳しくなかったようですが、こんないいドラマを作っても見てもらえないなんて、制作サイドは辛いだろうなぁ。
でも、届く人にはしっかり届いています。
最高に面白いドラマでした。

チェインストーリーのあらすじはこちら▼

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ロケ地・登場人物(キャスト)についてはこちら▼

http://dramaeveryday.com/yakusoku_0/

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