刑事ゆがみ最終回|事件解決も謎が残る結末

ドラマ「刑事ゆがみ」

「刑事ゆがみ」(C)フジテレビ

どうも、夏蜜柑です。
ドラマ「刑事ゆがみ」最終話(第10話)。

オダギリジョーさん、思わせぶりな登場の仕方にすっかり騙されたわ。
いくつか謎が謎のまま残っているけど、最後は笑って終われて良かった。

ドラマ「刑事ゆがみ」は、FODプレミアムで各話配信中です。
以下、ネタバレを含みますのでご注意ください。

最終話のあらすじ

  • ヒズミ(山本美月)にロイコ事件の犯人が弓神だと教えたのは横島(オダギリジョー)だった。横島は弓神に罪を被せられたことを恨み、復讐しようとしていた。
  • 羽生(神木隆之介)は横島が雇った男たちに拉致され、病院を抜け出したヒズミとともに横島に囚われる。
  • ロイコ事件の被害者・河合武(渋川清彦)は横島のゴースト・ライターだった。横島は河合の才能に嫉妬し、河合の妻・伊代(酒井美紀)を強姦。ヒズミは横島の娘だった。
  • 横島は弓神の前で羽生とヒズミを殺そうとするが、寸前で思い留まる。逃げた横島を追う弓神と羽生。羽生は弓神の携帯の全データを調べ、ロイコ事件の真相に辿り着く。
  • ヒズミが横島の子だと知った武は伊代に暴力をふるうようになり、事件当日、ついに伊代を殺害。現場を目撃した和美は、自分の身を守るためバットで武を殴り殺したのだった。
  • 弓神は否定するが、ヒズミはうきよ署の取調室で自分が父親を殺したことを自白する。当時12歳だったヒズミは罪に問われず、弓神の時効も成立する。
  • その後、弓神は懲戒免職を免れ、交番勤務の巡査として羽生の前に現れる。
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最終話の感想

弓神が隠し続けていたロイコ事件の真相は、羽生によって暴かれました。
複雑な事件だったけど、とりあえず大きな謎についてはスッキリさせてくれましたね。複雑すぎて、細かい部分で「ん?あれは?」と思うところもありましたが。

ヒズミの存在が鍵だとは思っていたけど、かなり衝撃的な真相でした。
ヒズミを演じた山本美月さん、「嘘の戦争」も素晴らしかったけど、今回も良かったです。台詞がない役って難しいと思うけど、ヒズミになりきってましたね。

これまで、どんな手を使っても真実を追究してきた弓神が、最後に真実を隠し通そうとするところも、なんだか皮肉で悲しかった。
弓神にとっては、真実よりも大切なことだったのでしょう。

満を持して登場したオダギリジョーさん演じる横島が、蓋を開けてみると予想を裏切るしょーもない人間で、びっくりしました。壊れっぷりは強烈だったけど。
強姦魔って……しかも理由がゴースト・ライターに嫉妬って……ちっさ!

そもそもロイコ事件って、事件内容が小説『ロイコ』に似ていたからそう呼ばれたんですよね。小説『ロイコ』は、主人公が殺人鬼に寄生されて心を操られ、殺人を犯していくという物語らしいですけど、どのあたりが似てたんでしょうね……。

事件を整理すると、こーゆーことになります。

  1. 横島が河合武にゴースト・ライターを依頼
  2. 横島が武の才能に嫉妬し、妻・伊代を強姦
  3. 伊代が和美(ヒズミ)を出産
  4. 弓神が迷子になっていた和美を保護する
  5. 武が和美の父親が自分でないことに気づく
  6. 伊代が武に真実を告白
  7. 武が伊代に暴力をふるうようになる
  8. 伊代が弓神に相談するようになる
  9. 武が伊代を殺害し、和美が武を殺害
  10. 現場にかけつけた弓神が事件を隠蔽、横島に罪を被せる
  11. 小説『ロイコ』がベストセラーになる
  12. 横島がロイコ事件の容疑者として警察に追われる
  13. 薮田晴男が焼身自殺を図る
  14. 弓神が偽装し、横島不二実が焼身自殺を図ったように見せかける

弓神は、横島に「罪を被って自分の作品通りに殺人事件を再現したカルト小説家として名を残す」か「ゴーストライターがいなきゃ何も書けない強姦魔だと世間にバラされる」か、どちらかを選べと言っています。

この時点で、横島を“自殺させる”ことも計画していたのでしょうか?
だとしたらかなり周到な隠蔽工作ですが、薮田晴男が焼身自殺を図ることまでは予想できませんよね。晴男が自殺した現場になぜ弓神がかけつけたのかも不明だし。

それから、前回の事件についても、説明がないままでした。
薮田恒男を殺したのは、横島だったのでしょうか?
そのあたりの説明が全くなかったのが気になります。

正直に言うと、このロイコ事件に関しては、無理やり作り上げた感がかなりありますね。1話~8話のシンプルさに比べると、いろいろ盛り込みすぎてまとまりがなく、バラバラな印象です。謎めいた前振りと、本題のバランスがとれてないというか。

後半、羽生が真相を暴いていくシーンは見応えがあったし、記憶を取り戻したヒズミが自分の罪を告白するシーンは、とてもよかったです。

ヒズミはこれから一生、辛い記憶を抱えて生きていくことになりますが、彼女が上を向いて歩いていたことに、そして「ありがとう」と言ったことに、少しだけ救われた思いです。

最後はいつものようにコメディで締めくくったのもよかった。
横島には逃げられちゃったけどねー。
これは、続編を期待していいということなのかな?

全編通して、とにかく弓神&羽生コンビが最高でした。
またいつか2人に会える日を、楽しみに待つことにします。

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