ドラマ「3000万」第4話ネタバレ感想|義光の元バンド仲間「シン」はあの人?

ドラマ「3000万」第4話ネタバレ感想

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NHKの連続ドラマ「3000万」第4話のあらすじと感想(ネタバレ有)です。

うわーー人間関係が一気に面白くなってきました!

義光の過去(なぜバンドが失敗したか)も少しわかってきて、これは事件と繋がってる可能性あるかも?

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第4話のあらすじ

ソラ(森田想)が金を持って姿を消し、祐子(安達祐実)と義光(青木崇高)は日常に戻ろうとする。

ソラは実家を訪ね、久しぶりに会った母・志穂(片岡礼子)に「金を取り返した」と告げる。

だが志穂の態度はそっけなく、「一度でいいから正しいことをして」と金の受け取りを拒む。

母が自分を心配していたという祐子の言葉が嘘だったと知り、ショックを受けたソラは金を持って立ち去る。

坂本(木原勝利)と長田(萩原護)は、湖畔の茂みに隠されていた蒲池のレンタカーを発見する。

さらに、坂本が手に入れた祐子の免許証のコピーを見た長田は、「この人知ってます」と坂本に告げる。

蒲池が湖に沈んで2週間が経ち、不安になった祐子は湖を見に行く。そこで、同じ理由で湖を訪ねていたソラと再会する。

ソラは「もう必要なくなった」と言い、持っている金の半分を祐子に渡す約束をする。

再び金が手に入るとわかり、「日常に戻る」という決意がぐらつく祐子。

ストレスが限界に達した祐子は、職場で客に暴言を吐き、上司の初山(持田将史)や同僚の舞(工藤遥)から辞職を勧められる。

義光は奥島の家で野崎と会い、病気で亡くなった奥島の息子・元樹が元バンド仲間だったことや、もうひとりのメンバー〝シン〟が薬物で逮捕されて夢が潰えたことを話す。

佐々木夫妻がソラの金を持ち逃げしたのではないか、と推測する野崎は、義光が仕事を辞め、再び音楽活動を始めたことに注目する。

手がかりが見つからず捜査が行き詰まる中、刑事の1人が奥島たちに情報を持ってくる。

他県で起きた押し込み強盗事件で、被害額は3000万。事件の2か月後に祖母が自殺を図り、遺体の第一発見者は孫だったという。その孫こそソラだった。

奥島と野崎はソラの実家を訪ね、母・志穂に会う。

そして、ソラが金を持って帰ってくる少し前に、女性がパスポートを取りに来ていたことを知る。

祐子はソラに会うため再び湖を訪れ、金の半分を受け取る。

そこで、ソラが盗んだ3000万は、もともとソラの実家から盗まれたものだったと知らされる祐子。

ソラは祐子の前から立ち去ろうとするが、突然あらわれた坂本と長田に捕まってしまう。

坂本は祐子に「また改めて連絡する」と告げ、ソラを連れ去る。

祐子が帰宅すると、奥島と野崎が訪ねてくる。2人は純一に「あの事故のとき、女の人はバッグを持ってなかった?」と尋ねる。

祐子と義光が金を警察に届けず、盗んだと察した純一は、泣きながら「何も持ってませんでした」と答える。

第4話の感想

息子に嘘がバレる絶望的な展開

今回もいろいろありすぎて、何から語ればいいのやら。

ソラと金が消えて、「元の生活に戻ろう」と決意したはずの佐々木夫妻でしたが、やはりそうはいきませんでした。

祐子は誰にも言えない秘密(蒲池を湖に沈めた)を抱えてるし、例の金で200万のピアノを買ってしまったし、義光は「音楽をやりたい」という気持ちを引きずったまま。

なにより、祐子にとっては純一のこのセリフが一番こたえたんじゃないかと思います。

「だって、ピアノ買うの大変だったんでしょ? 僕のために一生懸命働いて買ってくれたから。だから…ありがとう」

ピアノを買ったのは「純一のため」だったのに、純一を裏切ってしまったと思い知らされる祐子。キツい。

そしてついに、純一に嘘をついていたことがバレてしまいます。

信じていた両親が例の3000万をネコババし、自分には「警察に届けた」と嘘をつき、その金でピアノを買っていた…と知ったときの純一のぐちゃぐちゃの感情が、あの涙に集約されていて、辛かったです。

純一の存在は、佐々木家の唯一の希望だったはず。

その純一にまで嘘をつかせ、夫妻の犯罪に加担させてしまった…。

奥島さんも感づいたっぽい。絶望的な展開。

義光の元バンド仲間「シン」はあの人?

今回、義光が音楽の夢をあきらめざるをえなかった経緯が明らかになりました。

バンドメンバーの「シン」が薬物で逮捕されたのがきっかけ。

その直後、もうひとりのメンバー元樹(奥島の息子)が病気になり、元樹はその後亡くなっていました。

売れなくてバンドを解散したわけではないので、義光が未練タラタラなのも納得です。

開催中止になったライブの大量のチケットを未だに捨てられずに持ってるとか、相当悔しかったんだろうなぁ。

祐子はあまり音楽に興味なさそうだし、義光のそういう気持ちがわからないのかもしれない。まぁ、今はそれどころじゃないというのが一番だろうけど。

でも、今回は祐子を気遣う義光の優しさも描かれていて、少しホッとしました。

ところで、この逮捕されたメンバー「シン」は、強盗の指示役の坂本ではないですか?

坂本役の木原勝利さんは43歳で、義光役の青木崇高さんとは1歳違いだし。可能性ありそう。

怒りを堪える坂本と、爆発させる長田

坂本は、自分が「怒りすぎる」ことを気にしていて、ひそかにカウンセリングを受けていました。

あんなに怖いのに、ちゃんとカウンセリング受けてるとか、意外と真面目で笑う。

組織の上層部から「それをどうにかしないと上には行けない」と言われたそうで…。犯罪組織なのに普通のサラリーマンみたいなこと言ってて、面白かったです。

カウンセリングの成果なのか、湖でソラに罵倒されたとき、坂本は怒りを堪えることができていました。

一方、そのとき怒りを爆発させたのは、若い長田のほう。

ふだんは無表情で淡々としている長田ですが、実は「感情を表に出してない」だけだったんですね。

それを見て、「ああ、自分だけじゃない」と思ったのか、坂本が少し安堵したような笑みを浮かべるんですよね。

今回は坂本の人間らしさも見えて、そういうところがこの先「シン」とつながっていくのではないかと予想しています。

3000万の正体が明らかに

ソラについても、事情がわかってきました。

例の3000万は、ソラいわく「盗られたから取り返した」お金。ソラの実家から盗まれた3000万だったことが判明しました。

とはいえ「盗んだお金」には違いないので、母親は喜ぶどころか嫌悪感あらわにし、ソラを追い返してしまう。

母親の態度から察するに、もとからいい関係を築けてなかったのかな、この母娘。

湖で再会した祐子とソラが、同じ秘密を抱える者同士なんとなく共鳴し合うシーンが切なかったです。

でも…蒲池は本当に死んでるんでしょうか?

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