どうも、夏蜜柑です。
テレ朝木曜9時「ハケン占い師アタル」第8話。
娘を支配したがる母がここにも……。
これまでのフォーマットを簡単にぶち壊すアタル母・キズナ。
さすがラスボス。

最後はうまくいったような、いっていないような……。
そこはかとない不安を感じてしまいます。
この記事の目次
第8話のあらすじとキャスト
あらすじ
- アタル(杉咲花)を連れ戻そうとする母・キズナ(若村麻由美)。アタルはこの会社で働きたいと訴えるが、キズナは占い以外にアタルの存在意義はないと言い切る。
- アタルは「この会社で自分にしかできないことがあると証明する」と宣言し、証明できなければ占いの仕事を続けると約束する。しかし張り切りすぎて空回りし、雑用さえもミスを連発してしまう。
- やはり自分には占い以外にできることはない……と弱気になるアタルを励まそうと、大崎(板谷由夏)たちDチームの面々がアタルを占うことに。「自分にしかできないことは、見つけるものじゃなくて自分で作るもの」と助言する。
- アタルはキズナに「ここで働かせてください」と頭を下げるが、キズナは考えを変えようとしない。仕方なく、キズナを占うアタル。その途中、アタルは締め切りが迫るイベント企画に卒業式を取り入れることを思いつく。
- ほかのメンバーもアタルの発案に乗り気になり、一気に団結するDチーム。その様子を見たキズナは、「自由って結構つらいわよ」と言い残して去って行く。
- アタルが発案したイベント企画がコンペで採用され、喜びに湧く一同。アタルもこの会社でみんなと働く決意を固める。だが翌日、アタルは会社で倒れてしまう。
キャスト
的場中……杉咲花
神田和実……志田未来
目黒円……間宮祥太朗
品川一真……志尊淳
田端友代……野波麻帆
大崎結……板谷由夏
上野誠治……小澤征悦
キズナ……若村麻由美
代々木匠……及川光博
第8話の感想
これまでの〈ワンパターン展開〉が壊れた回でしたね。
まずオープニング。
キズナの代わりに登場したのは、アタルでした。
「大丈夫です。苦しんでいるのは、あなただけじゃないから……」
キズナと同じセリフを言うアタル。いつもならここで終わるのですが、今回は相手が「働いたことあんの、アンタ?」「占いしかしたことないくせに!」と切り返してきます。
結局、アタルが見ていた夢だったんですけどね。
今回は今までのようにはいかないよ~、と不安を煽るオープニングでした。
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「自分には占い以外にできることがない」と弱音を吐くアタル。
Dチームの面々は「今度は俺たちが」とアタルを占うことに。
「仕事をする上で自分にしかできないことって、結局は見つけるものじゃなくて、自分で作るものなんじゃないかな。毎日働き続けて、時間をかけて、コツコツと作り上げていくしかないのよきっと」
いつもとは逆で、アタルが占われる立場ではあったけど、流れとしては今までどおりなんですよね。ところが、さすがラスボス。びくともしません。

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ここで、なんとアタルがキズナを占うことに!
そうか、その手があったか!
キズナはアタルの能力を初めて目の当たりにしたようで、「あなた……こんなことできるの?」と驚いていました。

子供の頃、いじめっ子たちをビビらせるために「みんなに悪霊がついてる」と嘘をついたのが、キズナが占いを始めたきっかけでした。
両親に捨てられ、恋人(アタルの父)にも捨てられ、占い(アタル)だけが支えだったのに、そのアタルにも捨てられようとしていることに、耐えられないキズナ。
「あなたは私の言うとおりにしてればいいのよ。一生私のそばにいて占いしてればいいの! 私以上にあなたのことを理解し愛してる人間なんかこの世にいないんだから!」
結局のところ、淋しいのでしょうけど……。
完全に子供を所有物化してますね。
こんな残酷なことわが子に向かってよく言えるなぁ~って呆れるしかないけど、若村麻由美さんの演技には圧倒されてしまった。
アタル、この人を前によく言い返せたな。
わたしだったら飲まれるわ^^;
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白紙の未来を望むアタルに、キズナは「自由って結構つらいわよ」と言い残して立ち去りました。ちょっと不吉ですよね、このセリフ。
アタルが発案したイベントの企画が採用され、アタルはDチームのみんなと一緒に働く喜びを感じます。
普通だったら、ここで終わるところなんですけども。
まだあと1回残ってるんですよね。
脚本担当はあの遊川和彦さんだからなぁ~。
このまま何事もなく終わるとは思えない。
ちょっと怖いです、最終回。
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