どうも、夏蜜柑です。
テレ朝木曜9時「ハケン占い師アタル」最終回(第9話)。
心配した大きな波乱もなく、穏やかで優しい最終回でした。
最近は「働くこと」をテーマにしても殺伐となりがちなんですけど、改めて働くことの意味や仕事に対する純粋な気持ちを問い直す、優しさに溢れた作品だったと思います。
この記事の目次
最終回のあらすじとキャスト
あらすじ
- アタル(杉咲花)が過労で倒れ、反省するDチームの面々。今後はアタルに占ってもらうことは禁止とし、仕事仲間として付き合うことを約束する。
- 卒業式イベントの準備が進む中、目黒(間宮祥太朗)は神田(志田未来)にプロポーズするきっかけを掴めず、上野(小澤征悦)と田端(野波麻帆)もぎくしゃくしていた。
- 大崎(板谷由夏)は義母の介護問題で、代々木(及川光博)は友人が立ち上げる代理店に誘われ、それぞれ会社を辞めるかどうかで悩み、品川は企画のいいアイデアが浮かばず自信をなくす。
- 卒業式イベントは、クライアントの身勝手な要望ですっかり趣旨が変わってしまう。危うく失敗するところだったが、アタルの占いでなんとか乗り切ることができた。どうしても占わずにはいられなかった、と語るアタルに、Dチームの面々は「占いこそがアタルの仕事だ」と励ます。
- アタルは会社を辞めて占いに専念することを決め、最後にDチームのみんなを占う。アタルの占いに励まされ、それぞれの問題を解決する7人。アタルは「私の夢は、いつかクライアントとして皆さんにイベントをやってもらうことです」と告げて去って行く。
キャスト
的場中……杉咲花
神田和実……志田未来
目黒円……間宮祥太朗
品川一真……志尊淳
田端友代……野波麻帆
大崎結……板谷由夏
上野誠治……小澤征悦
キズナ……若村麻由美
代々木匠……及川光博
最終回の感想
いろいろ心配しましたが、杞憂でしたねぇ~。
良い意味で言うと穏やかな、悪い意味で言うと若干物足りない最終回でした。
個人的には第7話がピークだったかな……。
そこに至るまでの盛り上げ方が理想的だったし、第7話での結実のさせ方も素晴らしかったので、第8話以降が(わたしの中では)やや盛り下がってしまいました。
第8話や最終回が悪かった、というわけではないんですけどね。
今期は殺伐とした事件を扱うドラマが多かったので、このドラマにはだいぶ救われるところがありました。無理やりな展開もありましたが、総体的には楽しめたドラマでした。
▼
最後まで謎だったのは、アタルの能力。
「他人の心が読める」「他人の過去が見える」「聞こえないはずの会話が聞こえる」など、占いというより超能力と言った方がよく、これまで未来を占うことはなかったんですよね。
でも最終回では、大崎さんや目黒くんや品川くんの将来を言い当てていました。
あれは彼女なりの「優しい嘘」だったのかな? それとも本当に「未来が見える」のかな?
そのあたりの「よくわからない」感じも、このドラマの魅力のひとつでした。
主演の杉咲花さん、彼女の演技をしっかりと見たのはこのドラマが初めてでしたが、とてもよかったです。これからの活躍が楽しみになりました。

神田ちゃん
てっきり、目黒くんと夫婦になると思っていました。
元カレが帰ってきて、ずっと目黒くんを避けていた神田さん。
アタルに「目黒さんに自分の気持ちちゃんと伝えなきゃダメです」と言われ、元カレとやり直すことを告げました。
まさかあのクズ男とヨリを戻すとは……不安しかない。けどがんばってね。

目黒くん
指輪まで用意してプロポーズの準備してたのに、神田ちゃんにフラれてしまいました。残念だったねぇ。
アタルの占いは「もうすぐ運命の人に出会い、将来その人と結婚していいお父さんになる」でした。
その人は「何かピンクのものを持っている」らしいのですが、その後、食堂に行くとピンクのものを持った人たちがたくさんいて、「えぇ~っ!?」ってなる目黒くん。

品川くん
企画のアイデアが浮かばず、この仕事に向いてないのではと悩んでいた品川くん。
アタルの占いは「将来、上野さんに負けないような伝説のイベントを作る」でした。
めげずに悩み続け、失敗してもチャレンジし続ければ、いつか「才能がある」と言われるようになると。

上野さん
田端さんと付き合い始めたけれど、娘の前で「彼女」だと紹介できなかった上野さん。
アタルに「大事な人にはちゃんと言葉にして愛を伝えてください」と言われ、なんとその場で田端さんに「愛してるよ」と告白しちゃいました。
その後、娘と田端さんの家族と一緒に中華料理店で食事をしていました。

田端さん
上野さんの娘のことや、自分のダメダメな家族に対する負い目もあって、上野さんとの結婚に踏み切れなかった田端さんでしたが。
上野さんの告白に対して「私も愛してます」と返答。
アタルには「田端さんは、自分が思ってるよりもずっと面白いんだから」と言われていました。

大崎さん
施設に入っていた夫の母親を家で引き取ることになり、介護のために仕事を辞めようとしていた大崎さん。
アタルに「辞めちゃダメです。大崎さんは、将来ここの社長になる人です」と言われ、残ることに。義母の介護は家族で手分けして行うことになったようです。それでも大変だと思いますが……。

代々木部長
昔からの友人が小さな会社を立ち上げることになり、誘われていた代々木部長。
でも給料は半分になるし、本当にやっていけるのかと悩んでいました。
アタルに「行った方がいいと思います。本当にそこで働きたいと言えば奥さんも娘さんもわかってくれます」と後押しされ、「シンシアイベンツ」を辞めることを決めました。

代々木部長がアタルに言った、
「人は運命を避けようとして選んだ道で、しばしば運命に出会う」
これは、フランスの詩人ジャン・ド・ラ・フォンテーヌの言葉ですね。
「すべての道はローマへ通ず」という有名な格言を残した人です。
アタル
体調を考慮して占いを禁じていたアタルでしたが、どうしても占わずにはいられず、卒業式イベントで占いを使ってしまいました。
でもそこから「シンシアイベンツ」を辞めて占いを専業にする、という流れはちょっと無理やりだったかなー。前回あれほど必死に「この会社で働きたい」とお母さんを説得したのに。
でもお母さんのように街角で占い師をやるというのではなく、派遣先の人たちを占うというやり方なら、続きが見られるかもしれませんね。
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