NHKドラマ「盤上の向日葵」第1回|将棋の駒がつなぐ過去と現在のミステリー

NHKドラマ「盤上の向日葵」

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どうも、夏蜜柑です。
NHK・BSプレミアム日曜夜10時「盤上の向日葵」が始まりました。

すごい私好みのミステリードラマが来た!!

ちょっと「砂の器」を思わせる雰囲気がめっちゃいい。
過去(昭和46年)と現在(平成6年)の時代設定にもそそられます。

千葉雄大さんのシリアスな演技も◎。
これは期待しちゃいますね。

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第1回「諏訪の神童」のあらすじ

  • 平成6年夏。奨励会を経ずプロになった異端の棋士・上条桂介(千葉雄大)は、タイトル6冠の若き天才・壬生芳樹(笠松将)と竜昇戦の対局に挑んでいた。
  • 同じ頃、埼玉県の所沢山中で白骨遺体が発見される。遺体と一緒に将棋の駒が埋められていたことから、元奨励会員で地元の地域課警察官・佐野巡査(蓮佛美沙子)が呼び出される。
  • 駒は江戸時代中期の名工・初代菊水月の作で、貴重なものだった。佐野は埼玉県警捜査一課のベテラン刑事・石破(大友康平)と駒の捜査にあたるよう命じられ、7組の駒の所有者を一件ずつあたって確かめることに。
  • 桂介は雑誌「現代将棋」の取材を受け、恩師の唐沢(柄本明)に救ってもらった子供時代を思い出す。昭和46年。母親を亡くした小学4年の桂介は、新聞配達をしながら酒飲みの父・庸一(渋川清彦)と2人で暮らしていた。
  • 元校長の唐沢は、桂介の家庭事情を見かねて声を掛け、さりげなく支援をすることに。将棋のアマチュア四段だった唐沢は、桂介が好きだという将棋を教えるうちに、桂介の才能に気づき始める。
  • 唐沢は妻の美子(檀ふみ)と相談し、桂介を東京の奨励会に入れようとするが、桂介の父・庸一に激しく反対される。結局、奨励会を諦めざるを得なかったが、やがて桂介は成長して東大に合格する。上京する桂介に、唐沢は合格祝として初代菊水月作の駒を贈る。感激した桂介は、「一生の宝物にします」と涙を流す。
  • 石破と佐野は最後に残った仙台市の佐々木喜平商店を訪ねる。そこにあった初代菊水月作の駒は、昭和36年に水戸市の大洞進という人物に買い取られていた。竜昇戦に臨む桂介は、第一局に続き第二局も勝利する。

第1回の感想

めちゃくちゃ続きが気になる展開。

白骨遺体と一緒に埋められていた、初代菊水月作の駒。
刑事の石破と佐野は、駒の持ち主を見つけようと捜査する。

ところが過去パートで、桂介の大学合格祝に唐沢先生が贈った駒だと判明。

この流れだと、桂介が白骨遺体と何らかの関わりがあるってことになるけど……。

過去パートも現在パートもとても丁寧に作られているので、見入ってしまいます。
どう繋がっていくのか、ワクワクしますね~。

登場人物もそれぞれ魅力的。

影のある主人公・上条桂介の波乱の人生は、これから徐々に描かれることになりそう。元奨励会員の警察官・佐野の過去もすっごく気になる。

佐野とコンビを組むことになったベテラン刑事・石破も、見ていて飽きない人物ですね。

桂介に将棋を教えた唐沢先生は、今は介護施設にいる様子。
彼は桂介のことがわからなくなっているのでしょうか……。

唐沢先生が桂介の境遇を知って見て見ぬフリができず、養子にしようとするところは、「砂の器」を思い出しました。

砂の器」と同じ結末にはなってほしくないけど……。

原作もぜったい面白いだろうなぁ~これ。
先に読めばよかったかな。まぁいいや。

全4回と短めの作品ですが、見応えのあるドラマになりそう。
次回以降も楽しみにしてます。