僕らは奇跡でできている第5話|愛されたい…育実が漏らした本音

「僕らは奇跡でできている」あらすじ感想

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どうも、夏蜜柑です。
フジ火曜9時「僕らは奇跡でできている」第5話。

育実の口から漏れた「愛されたい」が切なかった……。

一輝のようになりたくてもなれない育実の気持ち、わかる。
余計なことを考えず、好きなことだけやって、面白おかしく毎日を過ごせたらどんなにいいだろう。

でも、どうしたってみんな、周りの目を気にしてしまうんだよね。
「自分が楽しければそれでいい」って、わかっていてもできないんだよね。

世の中には、嫌でもやらなきゃならないことがたくさんある。
育実は真面目だから、ああせねばこうせねばと、がんじがらめになっているんだと思います。

夏蜜柑

一輝はいつから自分を好きになれたんだろう。

以下、ネタバレを含みます。

第5話のあらすじ

  • 恋人と別れた育実(榮倉奈々)は、寂しさを紛らわすように、ますます仕事に邁進するようになる。一輝(高橋一生)と育実の仲が気になる山田(戸田恵子)は、患者として育実のクリニックへ足を運ぶ。
  • 一輝の祖父・義高(田中泯)は、一輝の心の中で大きくなった「楽しい」「面白い」という光をさらに広げ、ほかの人を入れてもいいんじゃないか、と一輝に提案する。
  • 大学では一輝の授業が面白いと生徒の間で評判になっていた。一輝は森での実験に生徒たちを誘おうとするが、事務長の熊野(阿南健治)から講師個人の活動に生徒を参加させることは認められない、と言われる。
  • 一輝は、虹一(川口和空)と共に育実が企画した歯みがきイベントに参加する。育実が準備した手作りの紙芝居や実演は子供たちに喜ばれず、会場は気まずい雰囲気に。
  • 「どうして虫歯っていうの?」という子供の質問に答えられない育実の代わりに、一輝が発見した法則を発表。子供たちは大喜びする。自分の頑張りが報われないことに理不尽さを感じる育実。
  • 育実は思わず「どうしたらそんなふうになれるんですか?」と一輝に訊いてしまう。一輝は迷った末に「森に行きませんか?」と育実を誘う。
  • リスの橋を架けるため、一緒に森へ出かける一輝と育実。突然ふりだした雨に、2人は小屋に避難する。育実は親のクリニックを引き継ぎ、歯科医としてより貢献することが自分の願いだと語るが、一輝に「楽しそうじゃない」と言われてしまう。
  • 自分が心から願っていることは「愛されたい」ことだと気づき、涙をこぼす育実。育実の涙を見た一輝は、声を掛けることができず立ち尽くす。

第5話の感想

今回もハッとするセリフがたくさん出てきました。
その都度、自分を振り返ったり考え込んだりしてしまうけど、それがなぜかうれしくもある。

モヤモヤする新庄くん

実家のコンニャク屋を継ぐかどうかで悩んでいる新庄くん。

前回、一輝に相談するも「僕なら作りません」とキッパリ言われ、ますますどうしていいかわからなくなった様子。

夏蜜柑

同時に一輝のことも、信用できなくなったみたい。

授業で、一輝がリスの実験の参加者を募ったとき、彼は手を挙げていませんでした。

一輝には、「願い」がありません。

それは「満足している」ということではなく、「目の前のことを夢中でやっているうちに、願いが叶ってしまう」からだと、鮫島教授は言います。

悩める新庄くんは、その言葉をどう受け止めたんでしょう。

前回の話だけで安易に解決せず、新庄くんの心の変化を丁寧に描いているところが好きです。
連続ドラマならではの面白さですよね。

一輝の中にある光

一輝とおじいさんの会話が毎回ステキです。

夏蜜柑

こんなおじいさん、わたしのそばにもいてほしかったわ。

まだ一輝が小さかった頃、おじいさんは一輝の「楽しい。面白い」という気持ちを「それは光だ」と表現しました。一輝の中にある光だと。

大人になった今、一輝の心の中の小さな光は、大きく広がっている。
その光がもっと広がったら、光の中にほかの人が入る。

「それもまた、いいんじゃないかな」とアドバイスするおじいさん。

後日、一輝は授業の後、勇気を出して生徒たちを森の実験に誘います。
授業終了のチャイムが鳴っても、誰ひとり席を立とうとしない生徒たち。

一輝はこれまで、ひとりでも充分楽しかったはず。

だけど、「誰かと一緒だともっと楽しい」ことに気づいたんですね。
虹一くんや、新庄さんや、生徒たちとのふれあいを通して。

その光の中に、育実が入れたらいいのだけど……。

愛されたい育実

恋人の雅也と別れたことで、今まで以上に仕事に邁進する育実。

とりあえず目の前の仕事に没頭して、気を紛らわしたい。
余計なことを考える時間がないくらい、忙しくしていたい。

わたしもそういうタイプだったので(優秀じゃないけど)、共感しきりです。

いつか願いが叶ったら、そのときは幸せになれるだろう。
楽しい毎日を送れる日が、いつか来るだろう。頑張っていれば、いつか、きっと。

そう思っていつも気を張って、ピリピリして。

でも、一輝は言いました。
「それ、いつ叶うんですか?」と。

たぶん、叶う日は来ない。
育実は一生、自分にも周りにも満足しないと思うから。

歯を抜いて空いた穴は、歯で埋めたいです。
ほかのもので埋めたくありません。

一輝は歯の話をしているのに、育実にはそうは聞こえなかった。
前回のコンニャクと同じように、自分が責められているように感じたんでしょう。

そんなことに、いちいち傷つかなくてもいいんだよって言ってあげたい。
育実は真面目な上に頭の回転がよすぎるんですよね……苦労性なのかも。

恋人を失った心の穴を、仕事で埋めようと必死になっていた育実。
でも、どんなに頑張っても、仕事は愛情の代わりにはなりません。

「愛されたい」という呟きから、疲れはてた育実の心の孤独が伝わってくるようでした。

一輝になる必要はない

育実は一輝のようになりたいと思っているみたいだけど、そうではないですよね。

わたしは昔、なんでも真面目に受け取ってしまう自分が大嫌いでした。
同僚からも、「軽く受け流せばいいのに」「いちいち深く考えるからしんどいんだよ」とよく言われました。

そこで、なるべく考えないようにしました。
ますますしんどくなって、軽いうつ状態に陥りました。

わたしにとって「考えること」は、大事なことでした。
「考えること」をしなくなったわたしは、抜け殻のようで、なにも感じられなくなってしまったんです。

自分を否定して、無理やり他人になろうとしても、うまくいかない。
育実は、自分が大事にしたいと思うことを、あらためて考えてみる必要があるのではないでしょうか。

樫野木先生のプライベート

さて、うれしい展開がもうひとつ。

コメディ担当かと思っていた樫野木先生も、ストーリーに絡んでくるようです!
一輝の「どうして離婚したんですか?」攻撃が、まさかこういう形で回収されるとは思ってもみませんでした。

今回は一瞬でしたが、今後、樫野木先生のプライベートの顔が見られそうです。
楽しみです。

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