どうも、夏蜜柑です。
3月7日放送「バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~」最終回(第5話)。
見事としか言い様がない最終回でした。面白かったし、作り手の心意気に泣けました。ドラマの中の漣さんが最後まで元気だったのがうれしい。
以下、ネタバレを含みますのでご注意ください。
最終回のあらすじ
- 朝ドラのクランクアップを間近に控えたある日、大杉漣は亀になって番組スタッフを竜宮城へ案内する夢を見る。田口トモロヲに予知夢ではと言われ、大杉はスタッフへの恩返しを決意する。
- 島おじさんと島ママの撮影が終了する前日、遠藤、光石、松重は島ハウスを片付け始める。ここを大杉漣記念館にしたら、という冗談を真に受け、大杉は「大杉漣記念館完成予想図」を作成。さらに、クランクアップ時に喋る長文コメントを用意する。
- 出番を終えた遠藤、田口、松重、光石は島を去るが、大杉はスタッフに恩返しをしたいと島に残って撮影を手伝う。最終日は雨のシーンだがあいにく快晴。大杉やスタッフたちが困っていると、遠藤ら4人が散水車に乗って現れる。
- 「しまっこさん」の撮影は無事終了し、島ハウスで打ち上げをするスタッフと出演者たち。皆で最終回を見ていると、最後に「島おじさん・島ママ スピンオフドラマ決定!」というお知らせが。4人は喜び、ドラム缶風呂に入っている大杉に知らせにいく。
- スピンオフドラマ「バイプレイヤーズ~もしも島おじさんが主役になったら~」の撮影にのぞむ5人。
最終回の感想
こんなの作られたら、何も言えないなぁ。
大杉漣さんが、最後まで皆と一緒にそこにいて笑っているかのようでした。
いきなり亀の扮装で登場したときは、「ど、どした?」と一瞬たじろぎましたが^^;
足りない部分をオフショットや未公開映像で繋ぐという荒技は、このドラマだからこそ出来たことなのでしょうが、それにしても見事な最終回でした。
映像の視点からまとめてみると。
- 予知夢(漣さんが亀の扮装)
- 島ハウスの片付け→5人でわちゃわちゃ
- 島おじさんオールアップ(5人のオフショット)
- ハム恵の飼い主が見つかる(漣さんを除く4人)
- 4人が漣さんの残したコメントを読む(シーズン1を含む過去映像)
- 漣さんだけが島に残る(オフショット+LINE画像)
- クランクアップ当日(全員揃う)
- 打ち上げ(漣さんだけドラム缶風呂)
- スピンオフ撮影(オープニング映像とリンク)
- 島ハウスで遊ぶ子供たち
- エンディング
- 海に向かって立つ4人の後ろ姿
わたしは素人なので今まであんまり気にしたことがなかったけど、今回は巧みな“編集”に注目せずにはいられませんでした。
なんかわからないけど、すごいものを見せられた感じ。
脚本を大幅に書き換えているらしいのですが、ストーリーとしては問題なく成立していて、正直どこがどう変わったのかわからなかったです。
いちばん最後の4人の叫び「漣さん、ありがとう!」は、泣かずにはいられなかったけど。
現実は悲しいけど、漣さんがドラマの中で生き続けてくれたことは素直に嬉しい。
きっと今も、ドラマの中の漣さんは元気に撮影を続けているんだろうな……。
楽しいドラマをありがとう、漣さん。皆さん。
バイプレイヤーズ ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~ DVD BOX(4枚組)
登場人物(キャスト)
大杉漣
66歳(1951年9月27日生まれ)。
最年長で、やや頼りないリーダー。幅広い役柄を演じ“300の顔を持つ男“と呼ばれるバイプレイヤーの代表的存在。思い込みが激しい面もあり、責められると凹むことも。
田口トモロヲ
60歳(1957年11月30日生まれ)。
俳優だけでなく、ナレーター、映画監督などマルチに活躍。一言で言えばエキセントリック。他人には理解できない、奇想天外でアグレッシブな行動をよくとる。
遠藤憲一
56歳(1961年6月28日生まれ)。
コワモテな風貌で悪役として頭角を現し、数々の映画・ドラマに出演。見かけによらず繊細で細やか。心配性で、日常生活でも仕事の上でも右往左往することが多い。
光石研
56歳(1961年9月26日生まれ)。
16歳で初出演・初主演デビュー。苦労時代を経て獲得した渋さと優しさが魅力。人懐っこい性格で、とにかく皆から愛される。喧嘩が起きると必ず仲裁に入る。最近インスタにはまっている。
松重豊
55歳(1963年1月19日生まれ)。
高身長と朴訥な雰囲気で、悪役から善良な市民まで演じる怪優。理知的で気配りの利く、頼りになる男。最年少ながら、実は影のリーダー。家事全般が得意。ストレスが溜まると餃子を焼き始める。
ジャスミン……北香那
大杉漣の付き人兼マネージャー。
ほかの記事を読む?

