どうも、夏蜜柑です。
フジ土曜深夜「結婚相手は抽選で」第2話。


以下、ネタバレを含みます。
第2話のあらすじ
- 龍彦(野村周平)のもとに抽選見合いの提出書類が届く。見合い相手に対して一つだけ希望条件を記入することができ、希望条件に合わない相手であれば見合いを無効に出来るという。何を記入するかで悩む龍彦。
- 抽選見合い当日、龍彦は見合い相手の女性にスマホのアニメの待ち受け画面を見られてしまう。女性は途端に腹痛を訴えて帰ると言い出し、数時間後、事務局から断りの連絡が入る。
- 奈々(高梨臨)は、見合い相手が希望条件に合わないことを理由に無効を訴えるが、事務局から「条件が抽象的すぎる」と拒否されてしまう。
- 嵐望(大谷亮平)は希望条件欄に「母性の強い人」と書き込むが、見合い相手は嵐望の外見や有名着物スタイリストの母親に惹かれる女性ばかりだった。
- 好美(佐津川愛美)は、母・あき恵(山口美也子)が酒乱の父親に苦しめられてきたことから「飲酒をしない人」と記入。2度目の見合いで酒を飲まない相手と出会い、ホッとする。
- 2度目の見合いにのぞんだ龍彦だったが、一流企業で主任をつとめる5歳年上の不動怜子(富山えり子)からも断られ、ショックを受ける。オタク仲間の祐輔(松本享恭)たちから「前に進むためにも理由を聞け」と励まされ、龍彦は怜子と再び会うことに。
- 怜子は子供の頃から「デブ」「ブス」と罵られ続け、小学校3年の時には結婚を諦めたと言う。以来、勉強に励み、一流大学から一流企業に入社。社会人になってからも努力を続け、若くして今の地位を手に入れた。
- 怜子は最初から結婚する気がなく、とっとと3回断って「テロ対策活動後方支援隊」に従事し、職場復帰するつもりだと言う。怜子は「お互い頑張ろう」と龍彦に声をかけ、去っていく。
- 怜子の涙に心を揺さぶられた龍彦は、ブログに「人を傷つける法律なんて、本当にあっていいのだろうか」と書き込む。ブログを見たフリージャーナリストのひかり(大西礼芳)は、「あっていいわけないよね」とメッセージを書き込む。
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第2話の感想
このドラマ、ほんといろいろ刺さるんだよね……。
辛いのと同時に「よくぞ言ってくれた」という気持ちです。
龍彦の見合いは難航。
1人目は会って3分で拒否られ、2人目も自分から断ろうとした矢先に断られる。
でも、2人目の怜子が断った理由は、結婚そのものを望んでいないからでした。
外見のせいで、子供の頃に結婚を諦めたという怜子。
ああ。こんな普通の女の子の夢、私にはムリだって。
その時、お嫁さんになりたいなんて夢は、もう胸にしまっとこって決めたの。
小学校3年生の時には、一生結婚しないって自分に誓ってた。
楽しいことには目もくれないで、必死に勉強して、人一倍努力して、30歳で「主任」という肩書きを手に入れた怜子。結婚の夢を捨てた代わりに、今の私がある、と。
結婚が人間の義務だなんて、笑っちゃう。
結婚しなきゃ、国からは人として認められないってこと?
私がどんな気持ちで普通の女の子の夢、封印したと思ってるのよ。

だから何があっても結婚はしない、という。
「テロ対策活動後方支援隊」にも従事して、職場復帰するんだと。
カッコいいは褒め言葉じゃないって、すごくわかる。
わかるけど、やっぱりカッコいいよ。人としてカッコいいよ。

そして怜子の悔しい気持ちは、ちゃんと龍彦に伝わったね。
龍彦の中で抑え込まれていた正義感が、グラグラ揺れ始めるのが見えるよう。
みんながみんな同じ条件で生きてるわけじゃない。
いろんな理由で、結婚を選択しない人がいる。
結婚しない男だって、子供を生まない女だって、堂々と生きてていいじゃないですか。
このドラマは、結婚できない男女が悪戦苦闘するドラマではなかった。
「結婚」の意義や認識を問うドラマなんですね。
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つぎの龍彦の見合い相手は平岩紙さん。
龍彦の見合いの行方も気になるけど、奈々や嵐望や好美のことも気になります。
それにしても龍彦と奈々は、希望条件になんて書いたんだろうねぇ?
「結婚相手は抽選で」は、FODプレミアムで視聴可能です
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