
「カメラを止めるな!」
どうも、夏蜜柑です。
話題の低予算映画「カメラを止めるな!」を見てきました。
めちゃくちゃ面白かったです!
ただ、その面白さを力説しようとすると全てがネタバレになってしまうので、詳しく書けないのがツライところ。
でも、これは予備知識ゼロで観たほうが絶対に楽しめます!
なので、本当は、この記事も読まずに映画館へ直行してほしいのですが……。
「ゾンビやホラー苦手だから、不安…」
という人のために、ネタバレなしの感想&安心ポイントをまとめました。
この記事の目次
作品情報
- 製作年:2017年
- 製作国:日本
- 上映時間:96分
- 公開日:2017年11月4日(日本)※先行公開
- 監督・脚本:上田慎一郎
- 音楽:永井カイル
- 主題歌:山本真由美「Keep Rolling」
あらすじ
とある自主映画の撮影隊が山奥の廃墟でゾンビ映画を撮影していた。本物を求める監督は中々OKを出さずテイクは42テイクに達する。そんな中、撮影隊に 本物のゾンビが襲いかかる!大喜びで撮影を続ける監督、次々とゾンビ化していく撮影隊の面々。
”37分ワンシーン・ワンカットで描くノンストップ・ゾンビサバイバル!”……を撮ったヤツらの話。(公式サイトより)
キャスト
日暮隆之……濱津隆之
日暮真央……真魚
日暮晴美……しゅはまはるみ
松本逢花……秋山ゆずき
神谷和明……長屋和彰
細田学……細井学
山ノ内洋……市原洋
山越俊助……山﨑俊太郎
古沢真一郎……大沢真一郎
笹原芳子……竹原芳子
感想~この映画を楽しむために~
冒頭からいきなり、ゾンビが登場します。
血まみれの女の子が、ゾンビに襲われます。
わたし、生まれてこのかた「ゾンビ映画」なるものを見たことがありません。
スプラッタ系のホラー映画、大大大の苦手です。
でも。
わたしと同じように「ゾンビやホラーが苦手」という人に、声を大にして言いたいです。

ポイントその1:怖くても前半を見逃すべからず
この作品は、「ゾンビ映画を撮影する」という設定によるメタフィクションになっています。
なので、最初はがっつりゾンビ映画。
といっても、役者さんたちは大根だし、なんだかポンコツなゾンビ映画です。
ホラーや血が苦手な人には、もしかしたら、ちょっと怖いかもしれません。
でも、37分間だけ、どうか我慢して見てください。目をそらさずに。
たぶん見ているうちに、「アレ?」と思うはず。
その違和感に集中すれば、だんだん怖くなくなっていきます。
そして、その「違和感」こそ大事なポイント。
「変だな」と思えば思うほど、後半が楽しくなるはずです。
ポイントその2:後半は思いっきり笑ってスカッと
前半37分間のゾンビ映画部分を乗り越えれば、もう大丈夫。
あとは、怖いシーンはひとつもありません。
ここからは思いっきり笑って、思いっきりスカッとしてください。
ネタバレしてしまうので詳しく書けませんが、伏線の回収が見事です。
そして、すごく面白くて笑えるのに、なぜか、最後は泣きそうになります。
「探偵ナイトスクープ」でたまにある、めっちゃ笑えるのに、どうしてか涙がこみ上げてくる、みたいな感じ。伝わりますかねぇ……(伝わって~)。
ポイントその3:家族愛と、ものづくりへの熱い思い
これは、「みんなでひとつのものを作り上げる」ことの面白さが詰まった映画です。
わたしは映画の撮影に関わったことはないけど、印刷物を作ったり自社製品を宣伝したり(たまにイベントも)する仕事に就いていたので、ところどころ共感できる部分もあって面白かったです。
三谷幸喜さんや内田けんじさんの映画が好きな人にもオススメ。
あと、意外ですが家族愛も描かれているんですよねー。
わたしホームドラマも苦手ジャンルだけど、こういう家族愛なら何度でも見たいと思った。
見終わった後、爽やかな心地に満たされる、とても後味のいい作品です。
