映画「音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!」感想

映画「音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!」感想

「音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!」

どうも、夏蜜柑です。

先日、阿部サダヲさん主演の映画「音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!」の完成披露試写会に行ってきました。

夏蜜柑

WOWOWで応募したら、当選しちゃいまして。

試写会はず~っと昔、20代の頃にいちど当たったことあるけど、完成披露試写会ははじめて。出演者の舞台挨拶を見るのもはじめてで、ワクワクしました。楽しかったです!!

というワケで、映画の公開はまだ先なのですが、ひと足お先に感想を。ネタバレなしです。

作品情報

  • 製作国:日本
  • 上映時間:106分
  • 公開日:2018年10月12日(日本)
  • 監督・脚本:三木聡(「インスタント沼」「俺俺」「時効警察」シリーズ)
  • 音楽:上野耕路(「のぼうの城」「俺俺」「去年の冬、君と別れ」)
  • 主題歌:SIN+EX MACHiNA「人類滅亡の歓び」/ふうか「体の芯からまだ燃えているんだ」

あらすじ

驚異の歌声をもつ世界的ロックスター・シン(阿部サダヲ)。その存在がカリスマであり、熱狂的な人気を誇っているが、実は彼には決して人に知られてはいけない秘密があった。万人を魅了するその歌声は“声帯ドーピング”というオキテ破りの方法によって作られたものだったのだ。さらに長年にわたるドーピングのやりすぎによって、シンの喉は崩壊寸前に……!

そんなシンと出会ってしまったのは、異様に声が小さすぎるストリートミュージシャン・ふうか(吉岡里帆)。何事にも自信がなく内気なふうかは、彼女の歌を聴いたシンから「心が燃えない、心の不燃ゴミ」「音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!」と一刀両断されてしまう。普通の会話もままならないほど正反対な2人は、お互いの存在が目ざわりで仕方がない。
シンの言葉でミュージシャンとしての未来にすっかり自信を失ったふうか。吉祥寺で「13アイスクリーム」を営む、強烈な個性をもつザッパおじさん(松尾スズキ)とデビルおばさん(ふせえり)の家に下宿している彼女のもとに、ある日突然シンがおしかけてきた。「やらない理由を探すな!」と家に引きこもるふうかをシンは強引にオーディション会場へと連れていくのだった。

うんざりしながらも、シンの圧倒的エネルギーに触れたふうかは偶然、シンの“声帯ドーピング”の秘密を知ってしまう!さらにシンの過去を知ることによって、次第に心を開いていく。しかし、シンに“声帯ドーピング”を施したプロダクションの社長(田中哲司)がシンの最後の歌声を利用しようと迫り、レコード会社のシン担当・坂口(千葉雄大)も気弱な表の顔とは別に裏である計画を企てていた。
坂口の陰謀によって、“声帯ドーピング”の秘密がマスコミに漏れたシンは、謎の組織から追われるハメになる。そして、ふうかはシンの声を守るために、シンと一緒に逃げることを決意するが……リミット迫る“声の争奪戦”が今、はじまる!!(公式サイトより)

登場人物(キャスト)

シン……阿部サダヲ
禁断の「声帯ドーピング」によって驚異の声量と美声を持つカリスマロックスター。めちゃくちゃな言動でたびたび問題を起こし、世間を騒がせている。ドーピングの悪影響で大量の血を吐きながらも、偶然出会ったふうかに魂のこもった歌を歌わせようとする。

明日葉ふうか……吉岡里帆
異様に声が小さいストリートミュージシャン。バンド〈君といる風景〉のボーカル担当だったが、当時彼氏だったバンドのリーダーに「声が小さすぎる」という理由でクビを宣告される。常に弱気で自信がないため、大きな声を出すことに抵抗を持っている。

坂口……千葉雄大
レコード会社「ステレオタイプレコード」の社員で、シンを担当しているA&R。すぐに弱音を吐く情けない男を演じつつ、密かにある計画を企てている。裏の顔はしたたかで計算高い。

デビルおばさん……ふせえり
ふうかの親戚のおばさん。夫のザッパおじさんと一緒に吉祥寺で「13アイスクリーム」を営んでいる。いつも黒ずくめの服を着ている。80年代に〈ガラスの仮面〉というバンドをザッパおじさんと組んでいた。

ザッパおじさん……松尾スズキ
ふうかの親戚のおじさん。吉祥寺にある「13アイスクリーム」の店主。デビルおばさんらと組んでいたバンド〈ガラスの仮面〉のリーダー。“ザッパ”は、「おおざっぱ」から来ているらしい。

社長……田中哲司
シンの事務所の社長。無名時代のシンを見い出し、シンに「声帯ドーピング」の施術を受けさせた張本人。見た目も中身も妖怪のような人物。

女医……麻生久美子
ふうかがシンを運び込んだ救済病院の医者。ワケアリ患者ばかり診ている。かつて「国境なき医師団」のメンバーとして活動していたことも。

伊能聖子……片山友希
音楽ライター。さまざまな裏の情報を握っているらしい。

自滅……小峠英二
街でふうかの歌声を邪魔したパンクバンドのボーカル。

感想

お化け屋敷みたいな映画、というのが率直な感想。

マンガから飛び出してきたような、奇抜な登場人物たち。
真っ赤な血が、雨のようにブシャーッとふりそそぐライブ会場(ブラック・ペアンどころじゃない)。

食欲を減退させる、スライムみたいなアイスクリーム(目玉入り)
真っ赤なスープに真っ黒な麺がおよぐ、妖しげなラーメン(その名もよろこびソバ)

ナンセンスでハイテンションで、映像も内容もインパクトありまくり、のぶっ飛び映画でした。

歌のシーンは見ごたえアリ

阿部サダヲさんと吉岡里帆さんが歌うシーンは、見ごたえがありました。

阿部さん演じるカリスマロックスター、シンが歌うのは、「人類滅亡の歓び」。
L’Arc〜en〜Cielのボーカルで知られるHYDEさんが作曲。

ほかにもたくさんのアーティストが楽曲提供&出演しているので、音楽に詳しい人なら楽しいかも。わたしは詳しくないのでほとんどわからなかった(>_<)

吉岡さんの歌声、はじめて聴いたけど、とてもいい声でした!

特に、ラストシーンで歌う「体の芯からまだ燃えているんだ」は、フツーに歌番組で歌ってほしいと思うほどよかった。

夏蜜柑

2人とも歌うシーンが少なくて物足りなかったよ。
もっと聴きたかった。

ふぐ丸

常識を捨てて身をゆだねよう

ストーリーは一応あるけど、正直、それ以外の部分の衝撃が強すぎてあまり印象に残っていません。

途切れることなく放り込まれる独特の小ネタやギャグに、最初は笑っていいのかどうかもわからなかったのですが、だんだん慣れてきて、後半はようやくこの変な世界に没頭することができました。

夏蜜柑

こういうシニカルでナンセンスな笑いは、わたしには少しハードルが高かった。

映像も独創的。
いいなぁと思う反面、刺激が強すぎて、ずっと見続けているとツライ。

なんせわたし、あのティム・バートン監督の映画を最後まで見られない人ですから(どぎつい色彩に酔ってしまうんです)

監督の三木聡さんは、「時効警察」や「俺俺」を撮った方らしいのですが、わたしはどっちも見てないので、この映画が初見でした。

夏蜜柑

なんの予備知識もなく見たので、中盤くらいまで「???」の連続でした。

今回は戸惑いと衝撃が強すぎて最後まで「ナンヤコレ」状態だったのですが、なぜか、ほかの作品も見てみたいと思ってしまった……おかしいですね。

つぎからは、常識や既成概念を捨てて、このズレまくった世界に身をゆだねようと思います。


ほかの記事を読む?

映画「カメラを止めるな!」感想 映画「カメラを止めるな!」感想|ホラー苦手でも大丈夫 「三度目の殺人」 映画「三度目の殺人」感想|器の意味と三隅が裁いたもの