CRISISで平成維新軍が掲載した「ツァラトゥストラ」とは?

CRISIS 公安機動捜査隊特捜班

どうも、夏蜜柑です。

「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」第1話が放送されました。小栗旬さん&西島秀俊さんの本格的なアクションが見どころの本ドラマ、期待に違わず豪華でしたね~。

冒頭に一瞬だけ映った眞島秀和さんとか、わけありな表情を見せる石田ゆり子さんとか、とんでもないタヌキだった長塚京三さんとか、いろいろ気になるところですが……。

その中でも「平成維新軍」が掲載した犯行声明が気になりました。

黒幕は、平成維新軍?

第1話の後半、犯人が捕まり事件は解決……と思ったとき、実は背後に黒幕がいたことが明かされます。犯人はその黒幕に指示されて行動していたのです。

黒幕の組織名は「平成維新軍」(なにげにダサい……?)。

まだ全貌が明らかになっていないので、その正体は謎です。
でも、雑踏の中で、じっと事件を見つめて立っている少年がいたような……非常に怪しいです。

平成維新軍が送ったメッセージの内容は?

平成維新軍は、官公庁のHPをハッキングして犯行声明のような文章を掲載します。それが、ニーチェの代表作「ツァラトゥストラはかく語りき」の一節だったんです。

全文がこちら。

国家は、善と悪について
あらゆる言葉を使い、
ウソをつく。
国家がなにを語っても、
それはウソだ。
国家がなにを持っていようと、
それは盗んだものだ
もうウソにはうんざりだ。
それはつまり、
人民からなにも盗まない国家でもある。
そのために我々は直接行動に出る。
ウソをつき、私腹を肥やす
政治家や官僚に、
我々は闘いを挑む。
そして、この闘いは我々が
根絶やしにされるまで、
終わることはないだろう

「ツァラトゥストラ」を書いたニーチェってどんな人?

ニーチェは、1844年に生まれたドイツの哲学者です。
その反キリスト教的・反道徳的態度は、哲学者としては“異端”と言われています。

ツァラトゥストラとは?

ニーチェの最も有名な著書が「ツァラトゥストラはかく語りき」です。

物語は、主人公・ツァラトゥストラが人々に説教を行うため、10年間過ごした山を降りるところから始まります。物語形式で、ツァラトゥストラがニーチェの思想を代弁する形をとっています。

その中でニーチェは【神の死】【永劫回帰】【超人】の思想を論じています。
ニーチェは難解なので私自身も理解できてはいないのですが、なんとか簡単にまとめてみました。

神の死

ヨーロッパにおいてキリスト教の神に対する信仰が薄れ、ニヒリズム(すべてのものが無価値であるとする考え方)的状況が生じたこと。ニーチェにより「神は死んだ」という言葉で宣言され、20世紀の哲学・神学に衝撃を与えました。

永劫回帰

あらゆる存在は意味も目標もなく、すべての瞬間がまったく同じ順序で永遠に何度も繰り返されるという思想。

超人

どのような過酷な運命(永劫回帰)も積極的に受け入れ、自己の生を肯定する意志を持った人間。

読むのは大変だと思いますが、根性がある人はチャレンジしてみてください!

R・シュトラウスの名曲としても有名

また、「ツァラトゥストラはかく語りき」に影響を受けて作曲されたのが、リヒャルト・シュトラウスが1896年に作曲した交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」です。

この曲は、映画「2001年宇宙の旅」冒頭部分で使われたため、よく知られていますね。

ひとこと

ニーチェは晩年精神を病み、二度と正気を取り戻すことなく亡くなっています。

犯人は、ニーチェの思想に傾倒しているのでしょうか?
だとしたら、ちょっと面倒くさそうな人たちのようです。


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