「大恋愛~僕を忘れる君と」最終話|砂浜の意味と松尾が示す幸せの形

ドラマ「大恋愛~僕を忘れる君と」あらすじ感想

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どうも、夏蜜柑です。
TBS金曜夜10時「大恋愛~僕を忘れる君と」最終話のあらすじと感想です。

神様、奇跡をありがとう。

と言いたくなるような最終回でした。

こうなることは最初からわかっていたとはいえ、先週からずっと辛い展開だったので。
尚が真司のことを思い出す最後のシーンだけが、唯一の救いでした。

夏蜜柑

でも切ない。

ふぐ丸

真司だいじょうぶ?

以下、ネタバレを含みます。

最終話のあらすじ

  • 尚(戸田恵梨香)が書き置きを残して家を出て行き、真司(ムロツヨシ)は自分が怒鳴ったせいではないかと自分を責める。薫(草刈民代)と侑市(松岡昌宏)も協力して探すが、尚は見つからない。
  • 2019年5月。侑市が開発した新薬が承認され、大きなニュースになる。侑市の父・誠一郎(橋爪淳)は、この機会に母・千賀子(夏樹陽子)と仲直りしてはどうかと持ちかける。侑市と薫は4年ぶりに千賀子と会い、千賀子は薫のために作ったドレスを見せ、これを着て式を挙げてほしいと言う。
  • 真司は尚の情報を求めて訪れた病院で、かつて尚を奪おうとした松尾公平(小池徹平)に出会う。公平は真司のことを覚えておらず、屈託のない笑顔で話しかけてきた。公平の幸せそうな様子を見て、真司は尚を探さないほうがいいのではないかと思い始める。
  • いなくなった尚の代わりに家事を手伝っていた水野(木南晴夏)は、真司に「ずっとこのまま先生のそばにいてもいいでしょうか」と言う。真司は「応えられない」と返答する。
  • 尚が姿を消して8か月。薫がテレビの行方不明者捜索番組に出演したことで、尚の情報が寄せられる。尚は田舎町の小さな診療所にいた。真司の小説「砂にまみれたアンジェリカ」の裏表紙にある煙突が見える場所だった。
  • 真司は尚と再会するが、尚は既に真司がわからなくなっていた。8か月前、尚は診療所の医師・朝倉(岡本信人)に事情を話し、「自分が死ぬまでここに置いてほしい」と頼んだと言う。
  • 尚が残したビデオカメラには、真司へのメッセージが残されていた。真司は診療所の近くの砂浜で尚と一緒にアップルパイを食べ、小説「脳みそとアップルパイ」を読み聞かせる。
  • 真司は尚を東京へ連れて行き、息子の恵一、薫、侑市らに会わせるが、尚は誰ひとり覚えていなかった。真司は木村(富澤たけし)や小川(杉野遥亮)らと明るく振る舞うが、薫は思わず泣き出してしまう。
  • 真司は砂浜で続編「もう一度 第一章から」を尚に読み聞かせる。すると尚が自分のセリフを口にし、「真司」と名前を呼ぶ。記憶が戻った尚を抱き締める真司。だが尚の記憶はそれきり二度と戻らず、1年後、尚は肺炎でこの世を去る。
  • 2023年1月。残された真司と恵一は親子2人で暮らしていた。真司の元に新刊「大恋愛~僕を忘れる君と」が届く。真司はその本を尚の遺影に見せ、「これからは作家として新しい世界に挑戦するから、見ててね」と言う。

キャスト

北澤尚……戸田恵梨香
間宮真司……ムロツヨシ
井原侑市……松岡昌宏
木村明男……富澤たけし(サンドウィッチマン)
小川翔太……杉野遥亮
沢田柚香……黒川智花
井原千賀子……夏樹陽子
北澤薫……草刈民代
水野明美……木南晴夏
松尾公平……小池徹平

第9話の感想

松尾公平が示した幸せの形

てっきり第8話で退場したものと思い込んでいた小池徹平さん演じる松尾公平。
まさかの再登場です。驚きました。

彼には、まだ仕事が残されていたんですね。

病気が進行し、記憶をなくしてしまった公平は、真司を見て無邪気に笑っていました。
嫉妬と敵意をむき出しにしていた彼は、もうどこにもいません。

真司は「どこか幸せそう」な公平を見て、尚を連れ戻さないほうがいいのではないか……と思います。

最後まで家族のそばにいて、家族に見守られて死を迎えることと、自分を知る人間が誰もいない遠い場所で、穏やかに人生を閉じること。

どちらが幸せなのか、わたしにはわかりません。

尚と同じ立場になったら、わたしも尚と同じことを考えるかもしれない。
逆に家族の立場だったら、心配でたまらないからやめてと思うだろう。

現実的には、尚のようにフラッと出ていって偶然心優しい医師に出会える確率なんてほぼゼロに等しいだろうから、施設に入るかどうかという選択になるのでしょうけど……難しいですね。

夫は何かあったときのためにとエンディングノートを書いています(過去に心停止したことがあるので)
わたしはまだいいかなぁ~なんて思っているけど、そろそろ書かなきゃいけないかしら。

砂にまみれたアンジェリカ

真司が隣に座って小説を読むのを、黙って聞いているだけの尚。
あの砂浜でのシーンは、切ないけれど美しかった。

もう思い出すことはないだろうと思われた尚が、最後に真司を思い出すシーンは感動的でした。

オープニングの砂浜は、「砂にまみれたアンジェリカ」の表紙絵であり、アンジェリカの星(尚が行き着いた場所)でもあり、「尚と真司が出会う場所」でもあったんですね。

夏蜜柑

でもやっぱり悲しい。

残された真司はこれからどうやって生きていくんだろう。
こんな大恋愛をした後で、もう一度だれかを愛することなんてできるのかな。

再婚、できるのかな。

恵君はお母さんのこと、どれくらい覚えてるんだろう。
水野さんとの記憶を、お母さんだと間違えてたりしないかな。

夏蜜柑

いろいろ心配してしまう。

もっと「家族」を見たかった

ひとつだけ不満があるとすれば、尚が「妊娠」してから「家出」するまでの時間が、少なすぎたことでしょうか。

尚があれだけ悩み抜いた末に「真司と私の子供をこの世に残したい」と決断して産んだ子供です。
もう少し、家族の絆のようなものを見せてほしかった。

尚が「この子を産んでよかった」「私の選択は間違ってなかった」と心から強く思う場面が見たかったんです。

恵君は明るくて賢くてしっかりしたいい子だったけど、尚との母子関係がほとんど描かれないまま成長してしまったので、見ていてもあまり母と子という感じがしないんですよね……。

尺的にそうするしかなかったのでしょうが、最後のほうが駆け足すぎて、気持ちが追いつけなかったのが残念でした。

それぞれの結末

真司
「もう一度 第一章から」の続編となる小説を書いたようです。
尚が亡くなってから書いたのかな……。三部作の完結編ですね。

タイトルは「大恋愛~僕を忘れる君と」。

タイトルは期待どおりですが、装丁はどうしたことでしょう?
「脳みそ」も「もう一度」もいい感じの装丁だったのに……これは……。

デザインが最終回に間に合わなかったのかなぁ(笑)

ともあれ真司が尚のことを書くのはこれが最後だそうです。
ここからが正念場ですね。もう創作の源である尚はいないのですから。

がんばれ真司。

侑市さんと尚ママ(薫)
侑市さんは新薬が承認され、一躍時の人に。ノーベル賞もの、らしいです。
尚ママは4年ぶり(!)に侑市ママに会いに行き、ようやく結婚を認めてもらいました。

侑市ママが作ったドレス着て結婚式を挙げることが条件みたいだけど^^;

松尾公平
真司が病院で再会したときには、もう真司のことを覚えていませんでした。
屈託のない笑顔で真司に笑いかけ、介護士さんにも優しい言葉をかけていました。

一概には決めつけられないけど、記憶をなくして幸せになれたのなら、よかった…のかな。

水野さん
尚が行方不明になっているとき、真司に告白してフラれました。

水野さん、真司のこと好きだったのか!
それはそれでキツイなぁ……。

第9話で尚にいろいろ言ったのも、私情が絡んでいたのかなぁ。

尚は、水野さんの気持ちに気づいていたのかもしれませんね。
だから真司と恵一を託すって言ったのかも……うわー辛い!

木村さんと小川くん
尚が見つかった後、真司が開いた居酒屋での飲み会に出席してくれていました。
気まずい空気の中、場を盛り上げようとしてくれた2人。最後までいい人だった。

小川くんは本気かどうかわからないけど柚香(黒川智花さん)を口説いてましたね^^;

最後に

いい意味で裏切ってくれたドラマでした。

もともと見るつもりはなかったのですが、番宣でいろんな番組に出て喋っているムロさんと戸田さんがあまりにも楽しそうだったので、なんとなく見る気になったんですよね。

第1話を見てからは、一度も離脱しようとは思いませんでした。

ストーリーも予想していたような暗い悲劇ではなく、2人の幸せを明るく描いた場面が多くて、毎回温かい気持ちになり、2人のやりとりに笑わせてもらいました。

ストーリーとキャスティングが見事にハマっていましたね。
ムロさんと戸田さんでなければ、おそらく見てなかったと思います。

夏蜜柑

またこのコンビで面白いドラマやってほしいです。ぜひ。

 

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