dele(ディーリー)最終話|少しだけ優しい気持ちになれた

dele(ディーリー)

「dele(ディーリー)」

どうも、夏蜜柑です。
テレ朝金曜深夜「dele(ディーリー)」最終話(第8話)。

夏蜜柑

行くあてができた祐太郎。
終わり方最高やん。

ふぐ丸

以下、ネタバレを含みます。

最終話のあらすじ

  • 祐太郎(菅田将暉)は、両親と3人で9年前に死んだ妹・鈴(田畑志真)の墓参りをする。その直後、鈴の死に関わっていた弁護士の辰巳仁志(大塚明夫)が死亡し、何者かが辰巳のデータを狙って「dele. LIFE」のシステムにクラッキングを仕掛けてくる。
  • 鈴の死には不審な点があり、祐太郎たち家族は新薬の副作用を疑っていたが、病院側の弁護を担当する辰巳は投与を否定。祐太郎たちは世間から謂れなきバッシングを受け、家族はバラバラになっていた。
  • 辰巳のデータには、大物政治家・仲村毅(麿赤兒)との黒い会話が残されていた。そして鈴のデータを改ざんした証拠も保存されていた。今すぐデータを公表しようと言う祐太郎に対し、圭司(山田孝之)は慎重な行動を促す。
  • 怒りを抑えられない祐太郎はひとりで行動を起こし、失敗。圭司の事務所には仲村の手先が押しかけ、辰巳のデータを盗まれてしまう。
  • 5年前に死んだ圭司の父・坂上真一もまた、仲村の汚職を隠蔽する仕事をしていた弁護士だった。遺品の整理をしていて偶然そのデータを見つけた圭司は、とっさにデータを削除したと祐太郎に語る。
  • 圭司はコピーしておいた父親のデータを祐太郎に差し出し、マスコミに公表するよう促すが、それによって圭司や舞(麻生久美子)が世間から責められることを危惧した祐太郎は、データを受け取らずに立ち去る。
  • 祐太郎は辰巳の葬儀に出席している仲村を殴ろうとするが、圭司は「きちんと話をしろ」と言う。仲村と2人きりになり、9年前の医療事故について問い詰める祐太郎。仲村は辰巳に罪をなすりつけ、その会話は携帯を通して葬儀会場に筒抜けとなる。
  • 圭司は父親のデータをマスコミに公表し、舞の事務所と共に仕事は激減する。祐太郎の退職届を受け取った圭司は、死後にデータを削除するだけでなく、誰かにデータを届けるのも悪くないと思い始める。そこへ祐太郎がいつもどおりにやってきて、「事務所を立て直すまで給料はいらない」と言う。

最終話の感想

あーー面白かった。
ニヤニヤしながら見終わるという最高のラストでした。

でも、ハッキリ言って話数が足りないよね。
最終回のエピソードは、2回にわけてもいいくらいの濃さだったと思う。

準備段階から時間をかけて作られているだけに、完成度も本気度もピカイチのドラマでした。
何よりキャスティングが神。全8話、どの回も素晴らしかった。

あっ、そう言えば柴咲コウさんの再登場なかったねぇ。
2人のその後が気になるので、ぜひシーズン2をお願いします。

祐太郎の過去

祐太郎の妹は、医療事故(新薬の副作用)で亡くなっていたんですね。

第5話で、祐太郎が「いいお兄さんだった?」という質問に答えられなかったのは、家族が辛い目に遭いバラバラになってしまったことを、妹のせいにしてしまった自分を許せなかったから。

夏蜜柑

でも、それはしょうがないよ。

9年前の祐太郎は、まだ16歳だったんだから。
何もなければ楽しく過ごせたかもしれない青春時代を、まるごと失ってしまったのだから。

病院側は「新薬は投与していない」と言い張り、訴訟を起こそうとしても弁護士に断られ、あげくフェイクニュースが出回って世間からバッシングされた祐太郎たち家族。

両親は離婚しているし、きっと想像もつかないような辛い日々を送ったんだろう。

祐太郎の心を占めているのは、医療事故の真実を明らかにすることよりも、隠蔽工作をした仲村への復讐。そこが、舞や圭司とは少し違う。

圭司と舞の秘密

ずっと気になってたんですよねー、この姉弟の間に漂う違和感。
ふとした時に感じる、お互いを探り合うような気持ち悪さ。

夏蜜柑

それがようやく明らかになって、スッキリしました。

圭司と舞の父親は、5年前に心筋梗塞で急死していました。

有能な弁護士だった父親が死んだ時、圭司はデータの整理をしていて、偶然に父親の秘密を知ってしまいます。大物政治家・仲村の汚職を隠すことに手を貸していたのでした。

父親の名誉のため、圭司は密かにデータを削除。
舞や母親には打ち明けず、自分の胸にしまいこんだのです。

でも、舞は気づいていました。
そして彼女は彼女なりに、父親の本当の姿と向き合ったのだと思う。

父親の罪を受け入れて葬った舞。
父親の罪を受け入れられず、データを密かにコピーして残した圭司。

圭司がデータを公表する覚悟を決め、舞に「迷惑をかける」と告げた時、舞が「とても嬉しい」と笑顔で返すシーンがよかった。

夏蜜柑

ずっとそこから動けないままの弟を、見ていられなかったのかもね。
圭司が削除できずに残したデータが、祐太郎たち家族を救うことに。

ふぐ丸

依頼人の意図

病院のバックにいたのが、国産新薬の開発促進を担う大物政治家・仲村です。
仲村の隠蔽工作によって、祐太郎の妹・鈴の死因は改ざんされたのでした。

今回の依頼人・辰巳は、圭司の父親と同じく、仲村のために働く弁護士でした。
祐太郎たち家族に、改ざんしたデータを見せたのも辰巳。

でも、辰巳の息子によると、辰巳は生前、祐太郎の所在を調べていました。

おそらく祐太郎が「dele. LIFE」に雇われていることを知って、自分の死後、祐太郎の目にとまることを見据えて、「dele. LIFE」にデータの削除を依頼したのだと思われます。

辰巳の裏切りを知った仲村は、「dele. LIFE」にトラッキングを仕掛け、それが失敗すると今度は直接事務所に押しかけてきて、データを奪っていきました。

夏蜜柑

圭司の車椅子アクション、相変わらず強い!
けど背後から不意打ちでダウン。

ふぐ丸

父親の真意は…

祐太郎のために、父親のデータを差し出す圭司。
祐太郎は断るんだけど、結局、圭司はデータを公表するんですよね。

実は圭司、データを途中までしか見ていなかった。
で、今回、最後まで見て、あることに気づく。

そこには、圭司の病気に関わりがありそうな新薬のデータがあった。

「親父は俺のために、新薬開発促進の旗を振ってた仲村に近づいたのか?」

「そうかもしれないし、違うかもしれない。それは誰にもわからないわよ」

まだ少し「立派な父親でいてほしい」と思ってる圭司と、もうとっくに親離れしてる舞。
たぶん舞は、父親がどんな人間でも自分とは関係ない、と思ってる。

夏蜜柑

圭司はまだ父親と繋がっている子供。

少しだけ優しい気持ち

データを公表したことで、仲村の罪を暴くことに成功。
でも、同時に圭司と舞は多くの依頼人を失うことに。

祐太郎は退職届を置いていなくなってしまい、淋しそうな姉弟ふたり。
圭司は、死後に指定した誰かにデータを届ける新しいアプリを開発しています。

夏蜜柑

もう完全に祐太郎(の言葉)に影響を受けてる。

「俺ならきっと、反対のことをすると思うから」
「あなたがこの世界に残したいもの、俺に預けてください。俺はそれを全力で守りますって」

これね。

舞の「いいねそれ。少しだけ優しい気がする」は、第1話で語った祐太郎に対する印象と同じです。舞が圭司に対してその言葉を使ったことに、ニンマリしてしまう。

敵のために働いていた男の息子である自分に、祐太郎はもう会いたくないだろう、としんみり語る圭司。舞も「そうよね…」と。

そこへ、いつもと変わらぬ調子で(ドーナツを咥えて)現れる祐太郎。

唖然としている2人に、「給料はいらない」と退職届を出した理由を語り、がんばって事務所を立て直そう、と言う。

夏蜜柑

最高ですっ。
もうちょっとで騙されるとこやった。

ふぐ丸

動画配信は…
このドラマは、U-NEXTで視聴できます。※最新の配信状況と料金はU-NEXTサイトにてご確認ください

キャスト

真柴祐太郎……菅田将暉
坂上圭司……山田孝之
坂上舞……麻生久美子
仲村毅……麿赤兒
辰巳仁志……大塚 明夫

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