どうも、夏蜜柑です。
テレ東金曜深夜「フルーツ宅配便」第3話。
人気No.1のみかんさんと、謎だらけの男・マサカネくんが活躍する回でした。
敵は、立場の弱い女の子を襲って金儲けするという、クズ中のクズ。


この記事の目次
第3話のあらすじとキャスト
あらすじ
- フルーツ宅配便の人気No.1デリヘル嬢・みかん(徳永えり)は、10歳の息子のために今よりも広い家へ引っ越すことを決める。だが引っ越し直前、風俗の仕事をしていることを理由に不動産業者から契約破棄されてしまう。
- 買い物もまともにできず、女の子たちにバカにされている送迎係のマサカネ(荒川良々)は、行きつけの中華料理店でチンピラ2人組がデリヘル嬢を襲う話をしているのを聞いてしまう。
- マサカネはいつものように客の待つホテルへみかんを送り届けるが、そのホテルの駐車場に例のチンピラの車が停まっていることに気づき、咲田(濱田岳)に連絡。咲田が来る前にホテルの部屋に乗り込む。
- 男たちはデリヘル嬢を襲ってその映像をネットに公開し、金を稼ぐ行為を繰り返していた。みかんが襲われたことを知ったマサカネはチンピラ2人を叩きのめし、咲田とミスジ(松尾スズキ)が到着した時には2人組は床に倒れていた。
- デリヘル嬢の立場では泣き寝入りしかできないことに、悔しさを募らせるみかん。家に帰って引っ越しが中止になったことを息子に告げると、母親の気持ちを察した息子は「本当は引っ越ししたくなかった」と嘘をつく。
- 咲田がイチゴ(山下リオ)を送迎しているところを、偶然見てしまったえみ(仲里依紗)と哲郎(前野朋哉)。哲郎はイチゴを咲田の彼女だと思い込むが、えみは何かに気づいた様子で……。
キャスト
咲田真一……濱田岳
本橋えみ……仲里依紗
小田哲郎……前野朋哉
マサカネ……荒川良々
ミスジ……松尾スズキ
みかん……徳永えり
イチゴ……山下リオ
レモン……北原里英
みず子……原扶貴子
ゲスト
城田……野中隆光
坂本……コガケースケ
第3話の感想
息子に一人部屋をあげたくて、今より少し広い家に引っ越しすることになったみかんさん。自分の部屋ができる!と大喜びで荷造りする息子くん。
ところが、審査会社の調べでみかんさんが風俗の仕事をしていることがわかってしまい、契約を断られてしまう。
理不尽だと思うけど、「大家さんが嫌がっている」という理由で断られることは、実際問題として普通にあるでしょうね。一人暮らしの高齢者や、肉親(保証人)がいない人なんかも、部屋を借りるのは大変だと思う。
それでも愚痴ひとつこぼさず、みんなには「事故物件だったから断った」と嘘をついて、笑って仕事に励むみかんさん。彼女はこれまでも、辛いことがあっても顔には出さずに強く生きてきたんだろうな。
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そんなみかんさんに不幸が重なってしまう。
みかんさんを助けたのは、普段はぼーっとおにぎりを食べてばかりいるマサカネくん。
女の子に頼まれた買い物さえまともにできないぼんやりさんなのですが、今回は大活躍でした。
チンピラのひとりは相当強いと言っていたのに、あっという間に伸してしまったんだよね。ミスジさんはマサカネくんを「フィリピンで拾った」って言ってたけど、フィリピンで何をしてたんだろう?
マサカネくんの過去も謎だけど、ミスジさんも謎だらけ。
しかしこの2人が「相当頼りになる」ということだけはわかりました。
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引っ越しがなくなったと聞いたみかんさんの息子が「よかった、ホントは引っ越したくなかったんだ」と嘘をつくシーンが切ない。
本当は、新しい部屋に置く家具の配置を紙に描くほど、楽しみにしていたのに。
みかんさんの見えないところで紙をくしゃくしゃに丸めて、お母さんを悲しませないよう、がっかりした顔を見せないよう、笑ってみせる息子くん。
お母さんにそっくり。似たもの親子ですね。
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みかんさんが咲田に弱音を吐けてよかった。
あんな目に遭ったあとだから、少しほっとしました。
「悔しかった。うちらみたいな立場じゃ、泣き寝入りしかできないんだって。うちらって、お天道様の下を歩いちゃいけないのかな。そんなに悪いことしてるのかな」
そんなことはないと思う。
大家さんだって、きっとみかんさんと息子くんのことをよく知れば、仲良くなれたと思う。「よく知れば」仲良くなれるのに、「よく知る」機会や時間を与えられないことが問題なんだよね。
先入観や思い込みで判断しなければならないほど、今の世の中はみんな急いでいて。
「よく知る」ための十分な時間が、ほかの何かに代えられてしまっている。
わたし自身も思い当たることがあるから、自戒しないといけない。
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えみ(仲里依紗さん)には咲田の仕事がバレたかな?
次回はイチゴさんの回です。