「フルーツ宅配便」第5話|えみの凄絶な過去に言葉を失う

ドラマ「フルーツ宅配便」

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どうも、夏蜜柑です。
テレ東金曜深夜「フルーツ宅配便」第5話。

悪い予感が当たってしまいました。

えみには人に言えない過去があり、それはおそらく家庭の事情に絡んでいるのだろうと思っていたのですが……。想像以上に凄絶で、咲田と同じように言葉を失ってしまいました。

ルール違反を犯したスダチさんを救おうとする咲田。
だけど、彼女を救ったのはミスジだった。咲田が「ひどい」と思う手段で。

ミスジと咲田がまったく違う手の差しのべ方をするところに考えさせられる。

第5話のあらすじとキャスト

あらすじ

  • 娘の高校受験のために出勤日を増やし、金を稼ごうとするスダチ(内田慈)。ある日、常連客の水谷(古舘寛治)から「もっとうまく稼ぐ方法がある」と言われ、スダチは店で禁止されている“直引き”を始めてしまう。
  • 咲田(濱田岳)はえみ(仲里依紗)に誘われ、休みの日に2人で出かけることに。えみは「デリヘルで働いている」ことを咲田に打ち明ける。咲田は「このまま続けていたら辞められなくなる。今ならまだ間に合う」とえみを説得しようとする。
  • えみは中学生のときに両親が離婚し母親に引き取られたが、母親が再婚相手を連れてきたのと同時に家を追い出され、再婚相手に紹介された援交の仕事で生活費を稼いでいたと話す。「もう辞められない」と言うえみに咲田は返す言葉が見つからない。
  • ミスジ(松尾スズキ)はスダチが水谷と会いホテルに入っていくところを目撃。“直引き”を確信する。咲田はミスジに命じられ、スダチに「罰金として100万円払ってもらう」と告げるが、スダチに泣きつかれて「僕が内緒で100万円お貸しします」と言ってしまう。
  • 隠れて2人の会話を聞いていたミスジは、100万円をチャラにする代わりにソープで働いてもらうとスダチに告げ、「ソープで稼ぎまくって立派に娘さん高校に入れてやれ」と言う。スダチはミスジに感謝し、涙を流す。

キャスト

咲田真一……濱田岳
本橋えみ……仲里依紗
小田哲郎……前野朋哉
ミスジ……松尾スズキ
マサカネ……荒川良々
みず子……原扶貴子

ゲスト
スダチ……内田慈
水谷……古舘寛治

第5話の感想

娘の高校受験のためにお金が必要になったスダチさん。

常連客の水谷は「いいお客さん」のように見えたのですが……。
スダチさんに、店を通さずに直接客を取る“直引き”を勧める。

水谷って人、いずれはスダチさんにとって「悪い客」になった可能性大ですよね。
いや、店が禁止してる“直引き”をさせる時点でもう「悪い客」なのか。

結局、スダチさんは罰金100万円を請求されるはめになったのだから。

ミスジいわく、店が“直引き”を禁止するのは、客が金を踏み倒したり無茶苦茶するのを防ぐためだと。間に入ることでトラブルから守っていると。

スダチさんに同情して、「僕が100万円をお貸しします」と言った咲田。
ミスジさんは「100万円はチャラにするからうちより稼げるソープに行け」と言ってソープを紹介する。

咲田は「それじゃあんまりだ」と抗議しようとしますが、スダチさんは涙をながして「ありがとうございます」と感謝の言葉を口にする。

咲田には、ミスジの提案を喜んで受け入れ、感謝さえするスダチさんの気持ちが理解できなかったのではないでしょうか。正直なところ、わたしも理解できなかった。

その世界で生きている人にはわかるのかな……。

えみは、咲田にデリヘルで働いていることを打ち明けました。

咲田は「俺はこんなんでも店長やってるから、業界のことはわかってるつもり。この業界に染まっちゃだめだよ」と、風俗から抜け出せなくなる怖さを説いて、えみを辞めさせようとするのですが……。

えみは、中学生の頃から体を売る仕事をしていました。

母親が再婚相手を連れてきたときに家を追い出され、自活を迫られ。
その再婚相手に強制的にやらされた仕事が援交だった。

わかっていないのは、咲田のほうでした。
えみはもう既に抜け出せないほど長くこの世界にいて、自分でも諦めていたのです。

彼女の両親がしたことがあまりにも非道で、怒りがこみあげてきます。

そんな苛酷な状況に置かれていた彼女が、結果的に自殺を選ばなかったことを、誰か褒めてあげてほしい。デリヘルで働いていることを咎めるよりも先に、今まで生きてきたことを、誰か労ってあげてほしい。

咲田の優しさは、えみやスダチさんにとっては残酷なのかもしれない。
でも、咲田はミスジのようにはなれないんだよね、きっと。

わたしには何が正解なのかわかりません。
ただただ、最終回まで見守るしかありません。

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