「フルーツ宅配便」第9話|踊るマサカネくんと薄幸美女カボスの恋

ドラマ「フルーツ宅配便」

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どうも、夏蜜柑です。
テレ東金曜深夜「フルーツ宅配便」第9話。

今回の見どころは、突然始まるミュージカル。

マサカネくんが恋をする話かと思いきや、カボスがマサカネくんに恋をする話でした。
ハッピーエンドではないけど、2人の不思議な関係が心地よかったです。

第9話のあらすじとキャスト

あらすじ


  • 秋田出身のデリヘル嬢・カボス(松本若菜)は、幸薄そうな雰囲気が人気。ある日、カボスは送迎係のマサカネ(荒川良々)と居酒屋で食事をし、マサカネが大金を持ち歩いているのを目にする。
  • カボスは昔付き合っていた男に騙されて借金を作らされ、今も借金取りから逃げていると語っていたが、カボスに300万円を持ち逃げされたという元婚約者が現れる。ほかにも彼女に騙された男が大勢いると知り、驚く咲田(濱田岳)とミスジ(松尾スズキ)。
  • 元婚約者から逃げたカボスは、マサカネに「お金を貸して」と言う。カボスをいい人と信じるマサカネは、あっさり大金を渡す。カボスは純朴なマサカネを騙すことができなくなり、お金を取らずに去って行く。
  • えみ(仲里依紗)の前に母親・智子(渡辺真起子)が現れる。えみは智子が作った2000万円の借金を背負わされどうにもならなくなっていたが、智子は他人事とのように平然と「金を貸して欲しい」と言う。

キャスト

咲田真一……濱田岳
本橋えみ……仲里依紗
ミスジ……松尾スズキ
マサカネ……荒川良々
みず子……原扶貴子
沢田宗徳……田中哲司

ゲスト
カボス……松本若菜

第9話の感想

荒川良々さん演じるマサカネくんの不思議な魅力が伝わる回でした。

突然マサカネくんが踊り出し、ミュージカルが始まったときは「ハ?」ってなりましたが^^;

マサカネくんとカボスさんの関係も不思議でしたね。
何ひとつ共通点がなく噛み合ってない2人だけれど、お似合いに見える。

カボスさんの言葉は、どこまでが真実でどこからが嘘なのか、わかりません。
マサカネくんの言葉は、どれも本心なんだろうけど、とりとめも一貫性もない。

カボスさんがマサカネくんをデートに誘ったのは、たぶんお金持ちだったからでしょう。今までの男たち同様に、金をだまし取ろうとしたのだと思います。

でも、結局お金を取らずに去って行きました。

「もっと早く、マサカネくんと出会えてたらえがったなぁ」と秋田の言葉でつぶやき、泣きながらおにぎりにかぶりつくカボスさん。彼女はこれからも「悪い人」を続けるのでしょうか……。

「大好きな豚の角煮のおにぎりをくれたから」という理由で、カボスさんを1ミリも疑わず「いい人」判定するマサカネくんが最高です。

女心なんて何にもわかっていない。
でも、他人を見ていないわけではない。

マサカネくんがカボスさんに惹かれたのは、おにぎりだけが理由ではなかったようにも思えます。

重くも軽くも見えない、独特のバランス。
荒川良々さんの絶妙な演技が素晴らしかったです。

えみの母親は、娘に借金を肩代わりさせ、さらに金をたかってくるどうしようもない人間でした。こういう母親とは縁を切って逃げたほうがいいと思うけど、借金があるからできないのかなぁ。

夏蜜柑
とりあえず沢田から逃げて。

ミスジさんは、沢田との因縁を覚えていないようで。

沢田の指を全部折ったらしいのだけど、そんなひどいことしておいて覚えてないって……さすがですわ、ミスジさん。