どうも、夏蜜柑です。
BSジャパン真夜中ドラマJ「グッド・バイ」最終回(第12話)。

予想外の結末でした。

タイトルに2重の意味が。
以下、ネタバレを含みます。
最終回のあらすじ
- 別所(夏帆)に告白するも、見事フラれてしまった田島毛(大野拓朗)。落ち込んだ田島毛は仕事を休んで家に引きこもってしまう。田島毛を心配した笠原(奥菜恵)は、もう一度別所に会いにいけと励ます。
- ウソがバレる前にもらった別所からの手紙には、田島毛への感謝が綴られていた。田島毛は意を決して別所の会社に会いにいくが、別所と黒沼が2人で休みを取り実家に帰っていると知って慌てる。
- 別所の実家を訪ねる田島毛。だがそこには黒沼がいて、別所は黒沼と付き合い始めたと言う。田島毛は別所を高校時代に告白した場所へ連れて行き、思いの丈を打ち明けプロポーズする。
- だが、別所は「警察呼ぶよ」と田島毛を冷たく突き放す。田島毛が去った後、「本当にいいのか?」と聞く黒沼。別所は、田島毛に仕返しをするために黒沼と付き合っているフリをしたのだった。
- 1年後。田島毛は街の中で偶然別所を見かける。彼氏と腕を組んで楽しそうに歩いている別所を見て、田島毛は声をかけずにすれ違う。
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最終回の感想

面白かったー!!
「どうせ2人くっつくんでしょー」と、やや冷めた目で見てたので、この結末には驚きました。
タイトルに2重の意味を持たせてるんですね。
愛人たちと別れる「グッド・バイ」と、初恋(別所)にさよならする「グッド・バイ」と。
あんな全身全霊の愛の告白をスルーするなんて、別所さんもタダ者じゃあない。
でもさんざん騙されて「今さら受け入れられるか!」ってなるのもわかる。本心は違ったとしてもね。

1年後に再会してハッピーエンドかと思ったら、そこもスルー。

逆にすがすがしい。
黒沼さんが言ってたように、田島毛が最初から素直に独身だと言ってたら。
別所さんを巻き込まずに自分の力で愛人たちを清算して、それから別所さんに告白していたら。

いろんな「たられば」を考えてしまう、最高の結末でした。
誰が悪いかって考えてみたら、みんなちょっとずつ悪いんだよね。
思い込みで妻子がいるって決めつけた別所さん。
流れで結婚してるってウソをついた田島毛。
面白がって、2人を必要以上に引っかき回した笠原さん。
あーでもやっぱり、人の心をもて遊んだ笠原さんがいちばん重罪かなぁ。

そのそも笠原さんて、田島毛のなんなの?
愛人のひとりっていうのは、ホントなの?
でもだとしたら、田島毛が彼女に別所さんへの片想いを嬉々として相談するのは変だよね。
心療内科医っていうのは、ホントなの?
でもだとしたら、あんな策略を用いて女性の心をもて遊ぶって酷くない?(到底医者とは思えん)
どっちにしても、笠原さんにいいように振り回されたのは、田島毛の弱さ。
別所さんも同じく。
2人が強くなるための「グッド・バイ」だったんだな。
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