海外ドラマ「グッド・ドクター」シーズン4第11話のあらすじと感想です。
シーズン後半に突入。ショーンとリアには新たな試練が。そしてモーガンとアレックスの関係にも変化が…?
今回の患者さんは長い年月を寝たきりの状態で過ごしてきた2人。ひとりは背骨に異常があって起き上がることができず、もうひとりは眠ったまま。その生活が終わりを迎えるときがやってきます。
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第11話「駆り立てるもの」のあらすじ
グラスマンは脊椎が固まって一つの塊になってしまった強直性脊椎炎のジェフを担当。ジェフは10歳のときからベッドで過ごし、これまで9人の神経外科医に手術を断られたという。
手術に意欲を見せるグラスマンはテストに合格したクレアとアッシャーを助手に採用。採用されなかったアレックスは落胆する。
アンドリュースはグラスマンががんを克服して以来、衝動的な行動を取っていると指摘。オペのリスクを適切に評価できない可能性を危惧する。
手術を望んでいたはずのジェフは直前になって怖じ気づく。10歳から寝たきりの生活を送ってきたジェフは、手術が成功しても普通の人のように生きていく方法がわからないと打ち明ける。グラスマンは生きる方法がわからないのは誰でも同じだと諭す。
手術中に心不全に陥るジェフだったが、グラスマンの機転で無事に成功する。立ち上がったジェフはグラスマンとハグする。アンドリュースは自分がオペを断った患者の資料をグラスマンに持ち込む。
ショーンとモーガンは脳動脈瘤破裂で10年間昏睡状態のダニーを担当。ダニーの夫・イライアスの同意を得て生命維持装置を外すが、直後に親指が動く。検査を行った結果、ドーパミンの数値が上がっており、傍神経節腫が見つかる。
イライアスの強い希望で腫瘍摘出を行なうと、オペ中にダニーが覚醒。喜びを隠せないイライアスだったが、覚醒は一時的にすぎず、24時間後に再び昏睡状態に戻ることが判明。モーガンはダニーを説得して蘇生拒否にサインさせる。イライアスに人生を楽しむよう告げ、ダニーは眠るように亡くなる。
クレアは触ることができなかった母の遺品のギターで、母が歌っていた歌を歌う。リアは車をレッカー移動されて激怒し、店主を脅して金を踏み倒そうとするが、ショーンに諭されて冷静さを失っていたことを認める。そして妊娠したことを告白する。
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第11話の感想(ネタバレ有)
ジェフの願いと恐怖
10歳の時に背骨の炎症が悪化し、脊椎が固まってしまったジェフ。背中が伸ばせないので歩くことはもちろん、車椅子に乗ることさえできません。「もう一度、誰かとハグしたい」というジェフの訴えが切実でした。
そんなジェフの望みを叶えるため、9人の医師が「無理」と判断したオペに挑むグラスマン。今回のグラスマン先生は挑戦的でカッコよかった-。
どたんばで怖くなって「手術しない」と言い出したジェフを説得する場面もグッときた。ジェフは失敗するリスクを恐れているのではなく、成功することを恐れていました。
働いたこともなく、女の子とダンスしたこともなく、親友もいない人生。普通に生きていく方法がわからず、成功して歩けるようになったとしても、うまく生きられないかもしれない…という恐れ。
そんなジェフに対して、グラスマンは「自分の人生を生きるのが怖くて断るのはダメだ」とぴしゃり。
その後、困難を極めた手術はどうにか成功(ハラハラしたー)。歩行器を使って立ち上がったジェフが最初に求めたのがグラスマンとのハグでした。泣く…( ノω-、)
手術が成功したあと、アンドリュースが自分がオペを断った3人の患者の資料をグラスマンに渡すシーンもよかった。
怖いもの
グラスマン先生がオペを怖がるジェフを説得したことで、チームの間では「怖いもの」を告白する流れに。
元ユダヤ教信者のアッシャーは、「母を裏切る気がしてハンバーガーを食べるのが怖い」と告白。クレアは亡くなった母親のギターに触るのが怖い、と打ち明けました。
最後は2人が恐怖を克服する感動的なシーンも。
素敵な歌声。胸に染みました。クレアはもう心の整理がついたのかな。立ち直ったね。
モーガンとアレックスに変化が…?
グラスマンはジェフの手術を手伝うレジデントを選ぶため、テストをしました。そのテストで新人のアッシャーに負けてしまい、落ち込むアレックス。しかしモーガンの励ましと助言を受けてやる気を取り戻します。
最後は2人の雰囲気がちょっといい感じに…。これは期待もてそう♡
リアの爆弾発言
そして今回最大の衝撃はラストシーンでのリアの告白。妊娠ですと…?
ショーンはどういう反応するんだろう?