海外ドラマ「グッド・ドクター」シーズン4第8話のあらすじと感想です。
今回のテーマはタイトルどおり「親の愛」。体操選手の娘を思う父親。ショーンを思うグラスマン。リアを思う両親。オリヴィアを思うアンドリュース。
いくつになっても心配せずにはいられないのが親なのでしょうね~。子供のほうはそれがうっとうしかったり、信じてもらえないと感じたり。
リム先生はますます制御不能に。心配するクレアにも八つ当たりするようになってしまいました。
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第8話「親の愛」のあらすじ
ショーンは14歳の体操選手ダリヤを担当。重度の骨粗しょう症と胸椎の圧迫骨折が判明するが、選手生命を断たれることを嫌がる彼女は手術を見送る選択をする。
ダリヤのコーチでもある父親は、一旦はその選択を受け入れるものの、後に「父親として正しい決断をする責任がある」と意見を変え、手術を受けるよう命じる。
父親もまた不調を訴え、特発性食道破裂で手術を受けることに。アンドリュースは伸び悩む姪のオリヴィアにチャンスを与えようと、食道瘻以外の方法を考えさせる。
オリヴィアは胃底部による被覆術を提案し採用されるが、感染が広がっていたため胃底部が使えず、結局食道瘻を造設することに。
オリヴィアは最初からそうすべきだったのに叔父を喜ばせようと派手なアイデアを提案したことを認め、アンドリュースに「自分らしくありたい」と告げる。
クレアはリムがPTSDを患いながら隠していることを心配し、治療を受けるべきだと進言するが、リムは多忙を理由に聞き入れない。リムの状態を危惧したクレアは、院長であるグラスマンに報告する。
リアの両親が訪ねてくると聞き、ショーンはモーガンとグラスマンの協力を得て食事会の予行演習をする。だが演習はうまくいかず、グラスマンが2人の同棲に反対していることが露呈する。
リアはショーンを傷つけたりしないことを約束するが、グラスマンは今後もショーンを心配し、お節介を焼かずにはいられないことを断言する。
リアの両親もまた娘を心配するあまり2人の関係に反対するが、「過去ではなく今のリアを知ってほしい。僕たちは一緒に困難を乗り越えてともに強くなっていく」というショーンの言葉に心を動かされ、2人を理解しようと努める。
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第8話の感想(ネタバレ有)
リアの両親に会うショーン
リアの両親が「品定め」に来ると知って、予行演習するショーン。両親役はモーガンとグラスマンです。でも食事の席の雑談は、ショーンが最も苦手とするところ。スルーするべきところがわからず、気まずい雰囲気に。
そのうえグラスマンが「付き合って間もないのに同棲するのは早すぎる」と言い出し、リアに対して思うところがあることが露呈してしまいます。
実際の食事会はそこそこ楽しい雰囲気で終わったのですが、その直後にリアのもとにメールが届き、両親が2人の交際に反対していることがわかります。
彼らは過去の娘の行動から、「後先考えずに親を困らせることばかりする」というレッテルを貼っているらしく、ショーンの相手をするにはリアは未熟すぎる、と考えているようでした。
彼らが泊まるホテルを訪ねて、ショーンが言った言葉がとても力強かった。
「あなたたちは今のリアを知らない。知ってるのは過去の過ちだ。リアを信じないのは親として自信がないからです。僕たちが付き合うのは大変なことはわかっています。リアと僕は一緒に困難を乗り越えてともに強くなっていくんです」
そしてリアも、ショーンの親代わりであるグラスマンの本音を聞くことに。リアが(意図せずとも)ショーンを傷つけるのではと心配でたまらないグラスマン。たとえ余計なお節介であっても、心配し続けると断言しました。
グラスマン先生の心配はちょっと行き過ぎてる部分もあるけど、これまでショーンの苦労をずっとそばで見てきたから、なおさらだろうなぁ。
リム先生を心配するクレア
PTSDに苦しみながらも多忙を理由に目を背け、「私は大丈夫」を繰り返すリム先生。すぐキレるし患者に対してもひどい対応をするし、ぜんぜん大丈夫じゃないんだけどね。
クレアはなんとか通院させようと説得を試みますが、拒絶されてしまいます。
自分自身のことや、母親のことも重なって、いてもたってもいられないクレア。とうとう院長であるグラスマンに報告するという最終手段に出ました。
わたしがクレアの立場だったら同じ方法を採るかも知れないなぁ。でも日本だったら「会社の人に話す」はNGだよね。精神科に通ってるなんて噂が広まったら終わりだもの。
誰でも心に傷を負うし、傷を治療することが当たり前になればいいのに…と思います。