
「遙かなる山の呼び声」
どうも、夏蜜柑です。
11月に放送される単発ドラマの紹介です。
NHKスーパープレミアムスペシャルドラマ「遙かなる山の呼び声」。
日本映画の名作「遙かなる山の呼び声」が、38年の年月を経て、テレビドラマとしてよみがえります。
夫を失いながらも酪農に夢と生涯を掛ける女性と、悲運な宿命を負った男との出会いと別れを、北海道の大自然を舞台に、ダイナミックかつ感動的に描きます。(NHK公式サイトより)
「遙かなる山の呼び声」といえば、山田洋次監督&高倉健さん主演の名作映画。
わたしも子供の頃から大好きで、未だに何度も見返すお気に入りの映画です。
思い入れが強いだけに、現代版リメイクには、正直なところ複雑な思いがあります。
先入観にとらわれずに見ることは、難しいと思いますし……。
でも、一ファンとして「映画を見ていない若い世代に知ってほしい」という思いもあるんですよね。
阿部寛さんと常盤貴子さんの共演に期待したいと思います。

なお阿部寛さんは、2011年に日本テレビで放送されたリメイク版「幸せの黄色いハンカチ」でも、高倉健さんが演じた主人公の役を演じています。
この記事の目次
番組概要
- 放送局:NHK・BSプレミアム
- 放送時間:2018年11月24日(土)夜9時~(89分)【単発】
- 原作:山田洋次
- 脚本:山田洋次/坂口理子(映画「メアリと魔女の花」)
- 演出:朝原雄三(映画「釣りバカ日誌」、映画「武士の献立」)
あらすじ
北海道の中標津という小さな町で、風見民子(常盤貴子)は、息子・武志を育てながら、義父の吉雄(中原丈雄)と共に完全放牧の酪農を続けていた。
夫の精二が数年前に交通事故で亡くなってから牧場の規模を縮小し、家族3人何とか生計を立てている。
2018年春。その日は夕方から激しい嵐に見舞われた。親戚の葬儀に出かけていた吉雄がずぶ濡れになって帰って来た。路上でバイクが故障し難儀してた見ず知らずの男を車に乗せて来たらしい。
今夜だけ納屋にでも泊めてやってくれと言う。訝しがる民子。
果たして、玄関に現れたのはびしょ濡れの大男(阿部寛)であった。
嵐がウソのように晴れた翌朝。忙しい家事を終えて牛舎に向かった民子が見たのは、慣れた手つきで牛の世話をする男の姿であった。(番組公式サイトより)
原作(リメイク元)について
このドラマの原作(リメイク元)は、1980年に公開された映画「遙かなる山の呼び声」です。
「男はつらいよ」シリーズの山田洋次監督が、「幸せの黄色いハンカチ」に続いて高倉健さんを主演にして撮った作品です。
舞台が北海道だったり、出演者の多くが「幸せの黄色いハンカチ」にも出演していたりと、似ているところが多い2作品ですが、関連性はなく全く別の物語です。
ちなみにわたしは高倉健さんの映画の中ではこの作品がいちばん好きで、映画全体でも「好きな映画トップ10」に必ず入れてしまうほど、お気に入りの作品です。
1980年の映画「遙かなる山の呼び声」の感想はこちら↓

登場人物(キャスト)
田島耕作……阿部寛
嵐の夜にバイクが故障し、立ち往生していたところを吉雄に助けられる。九州で酪農をしていた経験があり、後に吉雄が入院したことを知って牧場の仕事を手伝うようになる。武志や民子とも徐々に心を通わせるようになるが、人に言えない秘密を抱えている。
風見民子……常盤貴子
北海道・中標津で酪農を営む未亡人。3年前に夫を交通事故で亡くし、息子・武志を育てながら、義父と共に完全放牧を続けている。グラスフェッドミルクで新商品の開発を考えている。
風見武志……佐藤優太郞
民子のひとり息子。小学3年生。春の市民文化祭に向けてピアノの練習に励んでいる。耕作に懐き、本物の親子のように仲良くなる。
虻田太郎……筧利夫
実業家。派手で女好きだが面倒見がいい面も。未亡人となった民子に何度もプロポーズをするが断られ、民子を無理やり手に入れようとして耕作に追い返される。耕作との喧嘩に負けてからは、耕作を「兄貴」と呼んで慕う。
大沢鈴江……高畑淳子
吉雄の妹で民子の叔母。完全放牧にこだわる吉雄の方針に疑問を抱きつつ応援している。民子がなんでも相談できる頼れる叔母。
風見吉雄……中原丈雄
民子の義父。お人好しで、大のお酒好き。完全放牧という理念を掲げ、中標津の地で半世紀以上酪農を営んでいるが、なかなか赤字から脱却できない。嵐の夜に立ち往生していた耕作を助け、家に連れてくる。
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