
「平成物語 ~なんでもないけれど、かけがえのない瞬間~」
どうも、夏蜜柑です。
「平成物語~なんでもないけれど、かけがえのない瞬間~」第2話。
前回から少し時間をさかのぼって、2人が結婚する前の話。
思いがけないプロポーズは全然ロマンチックではなかったけれど、貴大にとっては忘れられない日になっていたのでしょうね。
第2話のあらすじ
- 凛(清水くるみ)は仕事を続けるか迷っていることを恋人に打ち明け、その流れで「結婚しよう」とプロポーズされる。思っていたプロポーズと違う、と芽生(山崎紘菜)に不満を漏らす凜。
- 貴大(笠松将)は母親の一周忌に実家に帰り、父・昭二(高橋和也)と口論になる。昭二は貴大の仕事を認めようとせず、「お前みたいなやつと結婚すると不幸になる」と罵る。貴大は勢いで「結婚しない」と言い返す。
- 昭二は会社勤めをしておらず、工事現場で交通誘導のアルバイトをしていた。バイト仲間の朝倉(岡山天音)に上から目線で叱られ、ふてくされる昭二。
- 芽生は貴大から「父親に会わせたくない」と言われ、落ち込む。翌日、貴大の留守中に昭二が訪ねてくる。昭二は芽生に「あんな男はやめたほうがいい」「子供も産まないほうがいい」と言う。
- 貴大が帰宅し、再び激しい口論になる。昭二は「香典が足りない」という理由で、貴大に金を無心しに来たのだった。貴大は昭二に金を渡して縁を切ろうとするが、芽生は「渡したらずっと来るようになるよ」と金を渡すことに反対する。
- 昭二は芽生を罵倒し、「こんな女との結婚は認めない」と喚く。貴大は「俺はこいつと結婚する」と宣言。昭二は無理やり金の一部を奪い、「残りはまたもらいに来る」と行って立ち去る。
- 貴大は父親にはもう二度と会わないと決める。そして芽生に正式にプロポーズする。カッコいいプロポーズを考えたけれどうまくいかなかった、という貴大。芽生はプロポーズを受け入れ、すぐに引っ越そうと言う。その日は9月24日だった。
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平成物語(2019)|全話ネタバレ感想・登場人物(キャスト)まとめ
第2話の感想
貴大のお父さんは典型的なダメ親父だったなぁ。
不幸が重なって本人も辛いのかもしれないけど。
詳しく語られたわけではないので想像だけど、1年前に妻を亡くして、リストラか何かで失業して、今は不本意ながら夜勤のバイトをしているけどうまくいかず、若い子に叱られている。
彼の価値観では「朝早く起きて満員電車に乗って、世のため人のために働く」のが仕事で、夜勤は「朝からまともに働けないクズがすること」らしい。

でも、この人たぶん「朝から働く会社員」だったときも、充実してなかったんじゃないかと思う。
毎日文句ばかり言って、うまくいかないことを周りにせいにして、亡くなった貴大のお母さんに八つ当たりしてたかもしれない。
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自分とは違う生き方を選んだ息子を認めることができないばかりか、息子の幸福を願うことすらできない情けない父親。貴大が辟易するのも無理はないですね。お金は渡さなくて正解です(一部引きちぎっていったけど)。

でもこのお父さんの出現で貴大がプロポーズすることになったわけだから、結果的には「お父さんのおかげで2人が幸せになった」とも言えるんですよね。人生の妙。
ちょっと苦い思い出だけど、いつか笑い話になったかもしれない。
お父さんとも、いつか再会することがあったかもしれない。
貴大が生きていたら。
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貴大が芽生にプロポーズしたしたのは、9月24日でした。
前回、芽生が貴大のパソコンを見ようとして、試したパスワードは「0924」。
貴大はプロポーズした9月24日をパスワードにしていたんですね。
次回はさらに時間をさかのぼって……凛と2人の関係が描かれるようです。