どうも、夏蜜柑です。
「臨床犯罪学者 火村英生の推理2019」狩人の悪夢・後編。
2019年10月6日(日)からHuluで配信されてます。
その部屋で眠ると必ず悪夢を見るという“悪夢部屋”に火村とアリスがお泊まりし、殺人事件に巻き込まれるというストーリーの解決編。
犯人はやっぱりあの人でしたね。
前編はこちら。
臨床犯罪学者 火村英生の推理2019「狩人の悪夢」前編あらすじと感想。悪夢部屋に2人でお泊まり
「狩人の悪夢」後編のあらすじネタバレ
火村(斎藤工)とアリス(窪田正孝)は、大泉鉄斎の遺体が見つかった廃屋へ向かう。
床下収納庫に隠されていた大泉の遺体を調べた火村は、大泉を殺したのは沖田依子(まつながひろこ)を殺した犯人と同一人物で、大泉は渡瀬の家にあった弓で殺害され、その後、廃屋に運ばれてきたと推測する。
火村とアリスは渡瀬の過去について何か知らないかと白布施(高嶋政伸)に尋ねるが、渡瀬は過去について語りたがらなかったと言う。渡瀬は出版社が悪夢を募集した際に応募してきたひとりで、必ず悪夢を見る特異な能力の持ち主だった。
警察の調べで、被害者の沖田と渡瀬は高校時代の同級生で、渡瀬は当時「母恋」という名字だったことが判明する。渡瀬信也は、10年以上前に酔って母親を刺した父親を刺し殺した高校生として大きく報道された“母恋信也”だった。
沖田の自宅で見つかった古い携帯から、卒業後に再会した沖田と渡瀬がやりとりしていた短いメールの内容が明らかになる。沖田は「昔みたいに長い長いメールが読みたかった」が、沖田とのメールで過去の記憶に苦しめられた渡瀬は、メールをやめたいと申し出ていた。
火村は2人がメールの最後に記した「カウダカウダ」という言葉に注目する。
森の中で被害者2人の切り落とされた手首と、壊された携帯が発見される。沖田の指は火で炙られていた。それらを見た火村は、事件の真相に辿り着く。
~ここから先はネタバレと結末を含んでいます。ご注意ください。~
火村とアリスは江沢鳩子(山本舞香)を問い詰め、白布施が「ナイトメア・ライジング」の中で使っている「サーナサーナ」という言葉がもともとは「カウダカウダ」だったことを白状させる。
「ナイトメア・ライジング」の本当の作者は、渡瀬だった。今回の事件は、白布施がその事実を隠蔽するために起こしたものだった。
渡瀬と親しかった沖田は「ナイトメア・ライジング」を読んですぐに渡瀬の作品だと気づき、渡瀬の家でその証拠となる物を探した。そして白布施に証拠を突き付け、揉み合いになって殺害された。犯行現場をたまたま目撃した沖田のストーカー大泉も、その場で白布施に殺害された。
沖田の手首を切り取って指先を火で炙ったのは、爪に残った皮膚片から身元が割れるのを恐れたため。大泉の遺体は遠方に運ぶつもりだったが落雷による倒木でそれができず、仕方なく近くの廃屋に隠し、猟奇殺人犯の犯行と思わせ捜査を攪乱するために手首を切断したのだった。
火村とアリス、そして担当編集者の江沢に問い詰められた白布施は、犯行を認める。「これは夢なのか」と呟く白布施に、「あんたの見ている悪夢は現実さ」と声を荒げる。
アリスは火村に「また夢の中で人を殺そうとしたら、耳をすませればいい。時絵さんやモモや俺の声が聞こえて、夢を見ていることに気づく」と助言する。
「狩人の悪夢」後編の感想
物語としての意外性はなかったけど、楽しめました。
犯人はやっぱり高嶋政伸さん演じる白布施先生でした。
助手の渡瀬はゴーストライターで、その事実を隠蔽するための犯行。
渡瀬が悪夢を見るのは、彼が高校時代に実の父親を(正当防衛で)刺し殺したという過去に苦しめられていたためでした。
でも渡瀬自身は、白布施先生のゴーストライターをすることに不満はなかったと見え、最後は幸福な生活を送っていたようです。死因にも事件性はなく、本当に病気だったみたいですね。
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〈レヴリ〉の人たちや、江口のりこさん演じる夢遊病者の女性など、個性的なキャラクターを登場させた割にはそれぞれの描き方が中途半端でぞんざいだったのが少し気になったかなー。
結果的に事件とは無関係の人たちだったわけですが、もうちょっと見せ方を工夫してもよかったんじゃなかと。
いちばん不満なのは佐藤隆太さん演じる新聞記者・因幡です。
これだけなの?思わせぶりに登場しておいて、なんですか~(`Д´)
それとも、この先も登場するってことですかね?
原作を読んでいないのでわかりませんが。
1年に1回くらいのペースでSPドラマとかやってくれるといいんですけどね。
主演のおふたりは忙しそうだから、難しいかな。