どうも、夏蜜柑です。
NHK・BSプレミアム土曜8時「螢草 菜々の剣」が始まりました。
これはいい。すごくいいです。
前クールの「大富豪同心」に続いて、こちらも毎週楽しみな時代劇になりそうです。
主人公は16歳くらいの設定ですかね。
清原果耶さんが見事にハマっています。さすがです。
着物も日本髪も思ったとおり、よくお似合いでした。
血なまぐさい闘争などとは無縁のように可憐な菜々ですが、どうやって父親の仇を討つのか。今後の展開が楽しみです。
第1回「武家の娘」のあらすじ
- 菜々(清原果耶)は女中として風早家に奉公することになり、奥様の佐知(谷村美月)と主人の市之進(町田啓太)から温かく迎え入れられる。菜々は武家の出身だったが、ある理由から秘密にしていた。
- 市之進は逼迫する藩政を立て直すべく、代替わりを機に改革を推し進めようとするが、奉行から「出る杭は打たれる」と釘を刺される。風早家には市之進を慕う若侍たちが集まり、密談を交わしていた。
- 菜々は市之進の部屋から聞こえてきた「轟」という名に凍り付く。母・五月(奥貫薫)が亡くなる前、亡き父・安坂長七郎(川口覚)は轟という男に陥れられたと語っていたからだ。菜々が出自を隠しているのは、轟に命を狙われるかもしれないという懸念からだった。
- 赤村の庄屋を務めている叔父の秀平(阿南健治)を訪ねた帰り、菜々は道端で行き倒れていた浪人・壇浦五平衛(松尾諭)を助ける。五兵衛は鏑木藩が剣術指南役を召抱えると聞いてはるばるやってきたのだった。
- ある夜、風早家を轟平九郎(北村有起哉)が訪ねてくる。轟は藩政を陰で動かす誰もが恐れる存在だった。そしてこの男こそ菜々の父を無実の罪で切腹に追い込んだ仇だった。
登場人物はこちら

第1回の感想
なんとも清々しい時代劇でした。
切腹とか仇討ちとか設定は殺伐としてますが、菜々のキャラクターがとても爽やか。
なので暗い雰囲気はないですね。軽くはないけど、見やすいです。
ストーリーも面白いです。
菜々の父親は何らかの陰謀に巻き込まれたと思われ、不慮の死を遂げました。
彼女は父を陥れた仇から身を守るため、出自を隠して女中として奉公しています。
この設定がなんとも……時代劇好きの心をくすぐるんですよね。
今後はシリアスな展開になると思われますが、菜々のまわりには彼女を助けてくれそうな人がたくさんいて、心強いです。
奉公先のご主人と奥様がこれまたいい人なのよ。
奥様の佐知を演じた谷村美月さん、いつのまにこんな落ち着いた女性になられたんでしょう。どこから見ても武家の女性で、凜として奥ゆかしい佇まいが完璧でした。
ご主人・市之進を演じた町田啓太さんもまたすこぶるよいの。
市之進のまっすぐな誠実さ、生真面目さ、堅物さが表情と佇まいにあらわれていました。
なんですかね、キャスト陣のこのパーフェクトなフィット感は。
甚兵衛役の苅谷俊介さんも、だんご平衛もとい壇浦五平衛役の松尾諭さんも、菜々のお母さん役の奥貫薫さんもフィットしまくりでした。
仇敵・轟平九郎役の北村有起哉さんは絶対期待を裏切らないってわかりますしね。
予告見たら濱田マリさんとか宇梶剛士さんとか石橋蓮司さんとか、まだまだ面白そうな方がたくさん控えておりました。いやもう楽しみしかないですわ。
全7回です。最後までしっかり見届けますよ。