NHK・BSプレミアム土曜8時「螢草 菜々の剣」第5回。
味方がたくさんできたのは心強いけど、轟がブキミ。
市之進とは兄弟じゃなくて叔父と甥の関係だったのね。
江戸送りになった市之進にも味方がいるようで安心したよ。
ちょっと頼りないけど。
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第5回「希望の光」のあらすじ
野菜を売って生計を立て始めた菜々(清原果耶)のもとに、雪江(南沢奈央)が現れる。市之進(町田啓太)の無実を信じる雪江は、子供たちを預かる菜々に「何かあれば頼ってほしい」と告げる。
菜々は湧田の権蔵(宇梶剛士)一家に「ショバ代を払え」と因縁を付けられる。乱暴を働き荷車を壊そうとした権蔵だったが、とよ(田中乃愛)にたしなめられ態度が豹変。権蔵はとよに亡き娘を重ね、菜々たちに親切にするようになる。
一方、江戸では市之進(町田啓太)の詮議が始まっていた。市之進は切腹を命じられそうになるが、老臣・柚木(イッセー尾形)の助けで沙汰は据え置きに。柚木はかつて菜々の父・安坂長七郎(川口覚)を助けられなかったことを後悔し、市之進の力になると申し出る。
菜々が安坂長七郎の娘であることを知った轟(北村有起哉)は、桂木仙之助(高田翔)を脅して長七郎が残したと思われる不正の証を手に入れるよう命じる。良心の呵責に苦しむ桂木は、菜々を逃がそうとする。
父の遺品を調べた菜々は、儒学者・椎上節斎(石橋蓮司)の協力で不正の証を発見する。しかし轟がそれを奪いに現れ、菜々たちを守ろうとした権蔵に斬りかかる。
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第5回の感想
宇梶剛士さん演じる〝らくだ(湧田)の権蔵〟が今回から登場です。
「ショバ代払え!」とすごんでたヤクザさんだったんですけどね~。
4歳のとよを見たとたん、「お嬢!」と骨抜きに。
死んだ娘と重ねてしまったようです。
権蔵さんのおかげで、幽霊屋敷もだいぶマシになりました。
それでも寒そうだけどね。
いつも思うけど、昔の人って障子1枚とか格子戸とかで冬の寒さをよく耐えられるよね~。当時はそれが普通だったんだろうけど。
***
江戸では、市之進の詮議が始まっていまして。
日向屋と轟の不正を訴えても、まったく聞く耳を持とうとしない江戸屋敷の人たち。
大殿様は「切腹だ」と早々に結論を出してしまおうとするし。
イッセー尾形さん演じる柚木さんが「安坂長七郎が不正の証があると言っていた」と思い出してくれたおかげで、どうにか保留になりましたが……。
とりあえず柚木さんは市之進の味方になってくれそうだけど、大丈夫かしら。このひとかなりの飲んべえみたいだけど。
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轟の生い立ちが判明しました。
轟は、市之進の祖父・風早市左衛門が日向屋の女中に生ませた子供でした。
市之進の父・嘉右衛門は、轟の兄にあたります。
つまり市之進と轟は、甥と叔父ということになりますね。
轟は風早家の敷居をまたぐことも許されず、母親は轟を日向屋に残して失踪。その後、轟家の養子となっていました。
身分の低い轟家では出世は叶わないと考えた轟は、日向屋の金を使って大殿(前藩主・勝重)をたらしこんだようです。
日向屋孫右衛門とは、生まれた時から切っても切れない関係だったんですね。
っていうか轟をこんな人間にしたのは日向屋なんじゃないの?
***
父親か隠していた日向屋の不正の証を見つけた菜々でしたが……。
市之進の後輩だった桂木さんが、轟に「家を潰す」と脅されて市之進を裏切っていたことが判明。市之進が江戸送りになったのも、桂木さんが「風早の指示で轟を襲った」と証言したからでした。
轟に命じられ、菜々に「不正の証」を探させる桂木さん。
轟のやり口が姑息!卑怯!ナメクジ!
とても武士のやることとは思えない!
菜々のまっすぐな心に打たれ、桂木さんは轟の命令に背いて菜々を逃がそうとするのですが……轟がやってきてしまいました。
剣術のセンスがあるとは言っても、たぶん今の菜々では轟には到底かなわない。
どうするんだ……。