NHK・BSプレミアム土曜8時「螢草 菜々の剣」第6回。
雪江様が急にイジワルな女に!
嫉妬って怖いですね。
菜々を想う市之進の心、市之進を信じる菜々の心がすれ違う。
切ないです。
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第6回「偽りの告白」のあらすじ
轟(北村有起哉)は菜々(清原果耶)から奪い取った証拠を燃やしてしまうが、それは万一のことを考えて節斎(石橋蓮司)に作ってもらった写しだった。五平衛(松尾諭)や舟(濱田マリ)、権蔵(宇梶剛士)たちは菜々の力になると申し出る。
雪江(南沢奈央)は市之進(町田啓太)を助けて欲しいと轟に嘆願する。轟は、市之進が罪を認めれば切腹を免れ、恩赦で無罪にできると説明し、雪江に市之進を説得してほしいと言う。
雪江は、菜々を救うために罪を認めるよう勧める手紙を市之進に送る。菜々の身を案じた市之進は苦悩の末、無実の罪を認めることを決意。菜々に故郷の村に帰るよう命じた手紙を雪江に託す。
市之進からの手紙を菜々に渡した雪江は、市之進が戻ってきたら祝言をあげる予定だと話し、市之進の2人の子供たちについても明日から自分が預かると言う。菜々は淋しさをこらえ、子供たちを雪江に託す。
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第6回の感想
とりあえずホンモノの証文は手元に残りましたが……これを誰に渡すかが問題です。
大殿様は完全に向こう側(日向屋&轟)ですからね。
それにしても轟め、姑息な手段をつぎつぎと。
今回は雪江様を利用して、市之進に罪を認めさせました。
よくそんな悪知恵が働くな~と感心するほど、人の弱みを突いてきますねぇ。
雪江様にわざわざ市之進と菜々の関係を匂わせるようなこと言って、彼女が市之進に手紙を書かずにはいられなくなるように仕向けたんですよね、轟は。
ある意味、人間観察力が鋭いとも言えますが。
そういう轟の狡猾さは、間違いなく日向屋孫右衛門から譲り受けたもの。
幼い頃から「恩返ししろ」と脅されて、たぶん本人も無自覚のうちに。
人間観察力が鋭いのは、そうしないと居場所を失うという恐怖にずっとさらされてきたからかもしれない。
そう考えると少し同情したくもなりますね。
菜々に「あなたには信じるものがない」と言われ、落ち込んでいたようだったし。
「罪を認めれば切腹を免れ、恩赦で無罪にできる」って、どう考えてもウソだと思うのですが、市之進は轟を信じることにしたようです。
市之進のまっすぐな心が轟の中のわずかな良心を揺さぶれるといいのですが。
っていうか次回は最終回ですよ~。
早いなぁ~。もっともっと見ていたかったなぁ。
次回予告で菜々が轟に勝負を挑んでいたけど、大丈夫なのか菜々!?