NHK大河「いだてん」第4回|四三、播磨屋の足袋と出会う

NHK大河ドラマ「いだてん」

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どうも、夏蜜柑です。
2019年NHK大河ドラマ「いだてん」第4回の感想です。

なかなか第1回のラストシーンに追いつきませんね~。でも楽しい。

今回は「走ることの楽しさ」を知った四三が、試行錯誤する話。
楽しくてしょうがない、という喜びが全身から溢れているので、めちゃくちゃなトレーニングをしていても悲壮感はありません。

陸王」では足袋屋をバカにしていたピエール瀧さん。
今度は足袋屋になって、四三に足袋をはかせていました。

キャスト

明治パート

金栗四三……中村勘九郎
嘉納治五郎……役所広司
春野スヤ……綾瀬はるか
三島弥彦……生田斗真
三島弥太郎……小澤征悦
三島和歌子……白石加代子
シマ……杉咲花
永井道明……杉本哲太
大森兵蔵……竹野内豊
大森安仁子……シャーロット・ケイト・フォックス
可児徳……古舘寬治
野口源三郎……永山絢斗
美川秀信……勝地涼
吉岡信敬……満島真之介
押川春浪……武井壮
黒坂辛作……ピエール瀧
美濃部孝蔵……森山未來
本庄……山本美月
金栗実次……中村獅童
金栗シエ……宮崎美子
清さん……峯田和伸
小梅……橋本愛

昭和パート

古今亭志ん生……ビートたけし
美津子……小泉今日子
おりん……池波志乃
今松……荒川良々
五りん……神木隆之介
知恵……川栄李奈

第4回「小便小僧」のあらすじ感想

校内マラソン大会で3位に

明治43年(1940年)。
金栗四三は、東京高師(東京高等師範学校)のマラソン大会に出場します。

ちょうどその頃、嘉納治五郎先生は大日本体育協会を発足させていました。
第1回の、看板を持ってやいのやいの揉めていたあのシーンですね。

四三さんはスタート直前になって尿意を催し、自動車が停めてある木の根元で立ち小便をします。するとスタートがかかってしまい、慌てる四三さん。

「こら~!何をやっとるんだ貴様は!」と永井舎監に怒鳴られ、猛ダッシュでみんなを追いかけます。このシーンも第1回にありましたね。四三さんの顔は見えませんでしたが。

最下位でスタートした四三さん、ものすごい速さでほかの学生たちを追い抜き、第3位でゴールします。

予科生が3位に入ったのは開校以来初めて。
憧れの治五郎先生に銅メダルをかけてもらい、大感激です。

「走るこつが楽しくてしかたありまっせん」と、溢れる喜びを故郷への手紙にしたためる四三さん。ところが、実次お兄ちゃんからの返事は予想外なものでした。

「学生の本分を忘れ、かけっこにうつつを抜かすとは」「体の弱いおまえを東京へ行かせたのは、勉強させるためだ」と、叱られてしまいます。

褒めてもらいたかったのに……と心底ガッカリする四三さん。

当時のスポーツは「遊び」という認識で、大人が夢中になるものとしては、あまりいい印象を持たれていなかったようです。

ストレイシープな美川さん

しかし、四三さんは走ることを辞めません。
つぎは1等になって金メダルをとろうと、レースに「勝つため」の対策を考えます。

その1.排便ばする
その2.わらじは好かん
その3.スタミナ

走ることに夢中になっている四三さんの横で、ストレイシープ(迷える羊)だと話す美川さん。永井舎監に怒鳴られ、「坊ちゃん」のセリフを引用して反撃するも、誰も「坊ちゃん」を読んだことがないからわからない。

今でこそ文豪として有名な夏目漱石ですが、当時はそれほど認知されてなかったんですねぇ。教師を目指す師範学校の学生ですら、読んでいないのですから。

スポーツと同じで、この頃の小説も「娯楽」に過ぎず、小説家は尊敬される職業ではなかったみたいです。

ひょっとして美川さんは、体育会系の四三さんとは対極の、文系の人として描かれるのでしょうか? だとしたら文系のわたしとしてはとても嬉しい。美川さんの今後に興味津々です。

播磨屋の足袋と出会う

四三さんは「徒歩部」(今で言う陸上部)に入部。
本格的にマラソンに取り組みます。

オリンピックまで1年。
いまだ「韋駄天」を見つけられない治五郎先生は、ジリジリしています。

四三さんは、履き物問題で悩んでいました。
当時はまだ運動靴がなかったのです。

ふと、足袋の「播磨屋」の前で立ち止まる四三さん。
ためしに足袋を履いてみると、意外としっくりきたようです。以降、四三さんは足袋を履いて走ることに。

この「播磨屋」さん、昭和パートの五りんの母親が働いていたところだとか。

脂抜き走法は危険です

そしてついに、オリンピックの種目が決まります。

永井舎監が「無謀極まりない」というマラソンの距離は、25マイル。10里。40キロ。日本橋から横浜までの距離って、単純にすごくない?

それは四三さんがこれまで走ったことのない距離でした。
長距離に耐えうる強い体を作るぞ!ということで、四三さんは「脂抜き走法」を試すことに。

これ、当時圧倒的に支持された練習法だそうで。
とにかく汗をかいて、体内の水分を出し、体を軽くするという。むちゃくちゃですがな。

でも練習のときに水を飲むなっていうのは、ちょっと前までは普通に言われてましたよね。水を飲むと余計に喉が渇くから、我慢しろって。この国のスポーツにおける根性論って、ずいぶん長く続いてたんですねぇ。

案の定、四三さんは脱水症状を起こして倒れてしまいました。
この経験から、四三さんは「自然に従う」ことが大事だと学ぶ。エライ。

四三さんは研究熱心で、本を読んだり頭の中で考えたりするだけでなく、なんでも実践しなきゃ気が済まない人のようです。

お金がない、韋駄天などいない

治五郎先生に賛同し、オリンピックの予選会に出たいと考えていた三島弥彦は、家族から猛反対を食らいます。兄・弥太郎の説得にも失敗。出資はかないませんでした。

兄や母の顔色をうかがって、スポーツをやりたいと言えない弥彦。
天狗倶楽部では好き放題やってたのに、意外と繊細なんだなぁ。

一方、そうとは知らない治五郎先生。
三島家が融資してくれると信じ、羽田に日本初の400mトラックを誕生させます。

このトラックの造設を指揮したのは、アメリカ帰りの大森さん。
日本人なのになぜか英語を喋り、アメリカ人の妻・安仁子が日本語に訳すという、オモシロ夫婦です。

弥彦から融資できないと聞き、ショックのあまり倒れてしまう治五郎先生。
病室には借用書らしきものがあります。

「実はもうずいぶん前に諦めていた。韋駄天などいない」と、治五郎先生は弱音を吐きます。

そして明治44年11月19日。
完成したばかりの東京・羽田の運動場で、オリンピックの予選会が開催されます。

四三さんはというと……会場がわからず、迷っておりました。

時おり挟まれる昭和パート、いいアクセントになってきました。
今回は「昭和元禄落語心中」でもやった「芝浜」がネタになっていて、面白かった。

五りんと四三を結ぶのは、どうやら足袋屋の播磨屋さんのようです。
昭和パートと明治パートがどういう形で繋がるのか、そちらのストーリーも面白そう。

次回は予選会の様子が描かれるみたいですね。
楽しみです。

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