NHK大河「いだてん」第5回|芝浜の夢は世界記録か抱っこか

NHK大河ドラマ「いだてん」

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どうも、夏蜜柑です。
2019年NHK大河ドラマ「いだてん」第5回のあらすじ感想です。

ついに初回のラストに追いつきました。

ほぼマラソン実況中継でしたが、楽しかった~。
芝浜オチには「うまい!」って膝を叩いてしまいました。

ナレーションがただのナレーションじゃないところ、複雑に絡み合う過去と未来が面白いです。スッタンスタタンスタタンっていう音楽にもわくわく。

何気にハマりつつあります、今年の大河。

キャスト

明治パート

金栗四三……中村勘九郎
嘉納治五郎……役所広司
春野スヤ……綾瀬はるか
三島弥彦……生田斗真
シマ……杉咲花
永井道明……杉本哲太
大森兵蔵……竹野内豊
大森安仁子……シャーロット・ケイト・フォックス
可児徳……古舘寬治
野口源三郎……永山絢斗
美川秀信……勝地涼
吉岡信敬……満島真之介
押川春浪……武井壮
黒坂辛作……ピエール瀧
美濃部孝蔵……森山未來
橘家円喬……松尾スズキ
金栗実次……中村獅童
金栗シエ……宮崎美子
三島弥太郎……小澤征悦
三島和歌子……白石加代子
清さん……峯田和伸
小梅……橋本愛
本庄……山本美月

昭和パート

古今亭志ん生……ビートたけし
美津子……小泉今日子
おりん……池波志乃
今松……荒川良々
五りん……神木隆之介
知恵……川栄李奈

第5回「雨ニモマケズ」のあらすじ感想

三島天狗、やっぱり走る

明治44年11月19日。
オリンピックの予選会が、東京・羽田の運動場で開催されます。

全国から集まった学生たちが競い合う中、審判員として参加していた三島天狗はウズウズ。生来の好戦癖が湧き上がり、いてもたってもいられなくなったようです。

がまん限界!ってことで、飛び入り参加することに。

見ると足元はスパイク。
最初から参加する気だったんじゃないか!と眉をひそめるお偉いさんたち。

えらいカッコいい展開だけど、実際に記録に残っているエピソードらしいですね、これ。

女の子たちの黄色い歓声を浴び、三島天狗は12秒ジャストで100m走の優勝を飾ります。
400m、800mでもぶっちぎりの優勝。

こうして三島弥彦は、のちに金栗選手と一緒にストックホルムオリンピックに短距離選手として出場することになるんですね。

マラソンは脱落者続出

一方、四三さん。
会場がわからず迷っていましたが、ようやく到着。マラソンのスタートに間に合ってよかったねぇ。

「歩いてもいい。休んでもいい。生きて帰ってくれたまえ!」と、スタート前の選手たちに訴える永井舎監。

スタートと同時に激しい雨が降り出す中、選手たちが羽田競技場を出ていきます。
車夫の清さんも、早稲田の学生のフリしてしれっと参加。

四三さんは今度もまた最下位スタートです。
しかしこれは「序盤は焦らずゆっくり走る」という計算のようで。

次々と脱落者が出る中、「失敬!」「失敬!」と言いながら徐々に順位を上げていく四三さん。3位だった清さんは早くもトップ争いから脱落。

折り返し地点は東神奈川です。

今日は何の騒ぎだい?

治五郎先生は、雨降るスタジアムでただ待ってるだけなのがご不満のようで。
「みんなが出ていっちゃったら、見られんじゃないか」とぼやいてます。

たしかに。生中継なんてないもんね。

四三さんは、折り返し地点を過ぎたところで3位に浮上。
さらに、2位の慶応選手にも「失敬します!」と声をかけて抜き去ります。

「失敬」って言葉、短くて礼儀正しくていいよね。
どうして廃れちゃったんだろう。残念だわ。「ちょっとすみません」って、急いでるとき長すぎるんだよね。

「あと4里だぞ、ガンバレ」と沿道で徒歩部の仲間が叫んでいます。
6里までしか走ったことがない四三さん……未知の領域へ突入です。

同じく徒歩部の野口くんは、「腹が減った」と道端で売っていた蒸しパンを勝手に食べちゃいました(実話らしい)。店のおばちゃんに見つかり、「金は必ず返します!」と言い残してレースに戻る。

マラソンを知らない村人たちや通行人が「今日は何の騒ぎだい?」と驚いていて。
ワケわからんまま、選手を追っかけたり声援を送ったり邪魔したりしているのが面白い。

韋駄天だ!世界記録だ!

雨で帽子の染料が落ちて、顔を真っ赤にして走る四三さん。
さながら歌舞伎の隈取のよう。怖い。かなり怖い。

1位の小樽水産の選手とデッドヒートを繰り広げ、四三さんはついにトップに躍り出ます。
スタジアムに戻ってきた四三さんを見て、「彼こそが韋駄天だ!」と喜ぶ治五郎先生。

記録は2時間32分45秒。
世界記録だそうです。ヤッタ!

フラフラになった四三さんは、治五郎先生に抱きとめられました。

ようやく……治五郎先生に抱っこしてもらったねぇ。夢が叶ったねぇ。
お父さんもあの世でホッとしていることでしょう。

芝浜の夢はどっち?

可児さんがコップに水をくんで四三さんに渡すけれども、「いや、結構です」と断る四三さん。

ここで高座の志ん生に変わり、「世界記録が、また夢になるといけねぇ」
「芝浜」のサゲと掛けたんですね。うまい!

でもさ、四三さんが夢にしたくなかったのは、世界記録よりも治五郎先生に抱っこしてもらったことの方じゃないかと思うんだけど……だって長年の夢だったんだもの。

すると、志ん生は娘の美津子に「清公に昔教えてもらったんだよ」と言う。

そうか。
だから「世界記録」なのか。

清さんは、四三さんの長年の夢が〈治五郎先生に抱っこしてもらうこと〉だなんて、知らないもんね。

いじける美川氏

世界記録を報じる号外まで出て、東京の町は大騒ぎ。
寄宿舎に戻ると、みんなが祝勝会を開いてくれました。

美川氏は離れたところで独りぽっち。猫を抱いて立っています。
っていうか猫でかっ。なんやこの可愛さっ。

美川氏、これから登場時には猫を抱いていてほしいわー。お似合い。

気づいた四三さんに、「一躍時の人じゃないか」と、ちょっと淋しそう。
漱石ばかり読んでいて胃の調子が悪いのだそうで。

みんなの輪に入れない。体育会系のノリで親友を祝福できない。
ああ……まるで自分を見ているようだわ……ウウ。

播磨屋、怒る

その夜、眠れない四三さんは故郷の兄に手紙を書こうとして、やめます。
マラソンで1等になったと報告しても、また叱られるだけだと。

「勝つために」と題したノートに、今日の走りで気づいたことを書き込む四三さん。

排便も食事も服装もマル。
残された課題は「足袋」でした。

翌朝、四三さんは足袋の「播磨屋」を訪ねます。
播磨屋の主・辛作は、よくぞ俺の足袋で世界記録を出してくれた、と大喜び。

けれども四三さんの頭の中は、「勝つために」でいっぱい。
走りづらい、砂利道に向かない、雨が降ると足にまとわりつく……と、さんざっぱら文句を並べたてます。

まずはお礼を、とは思い至らなかったようで。
完全に辛作さんのプライドを傷つけてしまいました。

「改良なんかするか、馬鹿野郎!」
「帰れ帰れ! この田舎もんが!」

と、四三さんを叩き出してしまいました。
けど、四三さんが置いていったボロボロの足袋が、やっぱり気になるようで……。

喜ばない家族

三島家では、弥太郎も和歌子も新聞を無視。
ひとことも弥彦の活躍に触れようとしません。

四三さんも三島天狗も、日本中が驚くどエライことしたのに……。
いちばん褒めてほしい家族が誰も喜ばない。淋しいね。

この家はどうかしている、と憤るシマさん。
シマさんはスポーツが好きなんですね。だけど、女子は運動選手にはなれない。

「わからんぞ。日本もいずれ西洋のように、女子のスポーツが盛んになるかもしれん」

弥彦に言われて、初めて「女子のスポーツ」があることを知るシマさん。

この時代の日本の女性にとって、スポーツは「他人ごと」だったんだなぁ。
なんということはないシーンだけど、ハッとさせられる。

世界を意識して

一方、若き日の志ん生、美濃部孝蔵はというと。

予選会に参加した清さんの代わりに車夫をしていて、橘家円喬がたまたま客として現れる。矢も盾もたまらず、土下座して弟子入りを志願しました。

「あっそう。じゃあ、明日も浅草から人形町まで頼むよ」

ん? これは弟子入りを許されたってことでいいんでしょうか?

熊本ではスヤさんが新聞で四三さんの記事を見つけて、大はしゃぎ。
記事を切り取ろうとするけれど、「これから嫁にいく娘が」とお父さんに窘められます。

四三さんはカメラマンに「世界を意識して」と言われ、戸惑いながら写真撮影。
ストックホルムオリンピックまで、あと半年です。

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