「神の手」登場人物(キャスト)・各話あらすじ・原作

連続ドラマW「神の手」

「神の手」

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どうも、夏蜜柑です。
2019夏ドラマの紹介です。

WOWOWの連続ドラマ「神の手」(全5話)。

現代日本に安楽死は必要なのか?“終末期医療における安楽死の是非”という近い将来に起こりうるかもしれない重大な社会問題を真正面から取り上げながら、全ての人が迎える“人生の終焉”に問いかける社会派医療サスペンス。(公式サイトより)

原作は、現役医師でベストセラー作家の久坂部羊さんの小説『神の手』。

肛門がんに侵され、助かる見込みのない患者と家族を苦しみから救うため、法律的に認められていない〝安楽死〟を施した医師・白川。

白川の安楽死処置をめぐって巻き起こる騒動を描いた骨太な医療ドラマです。
生と死に関わるデリケートな問題を扱っているため、見る側も覚悟を強いられます。

番組概要

  • 放送局:WOWOWプライム
  • 放送時間:2019年6月23日(日)から毎週日曜夜10時~【全5話】
  • 原作:久坂部羊『神の手』
  • 脚本:田中洋史(「予告犯-THE PAIN-」「Re:Mind」)
  • 監督:兼重淳(「キセキ-あの日のソビト-」「泣くな赤鬼」)
  • 音楽:横山克

あらすじ

腕利きの外科医・白川泰生(椎名桔平)のもとに、21歳の古林章太郎(葉山奨之)が診察にやって来る。章太郎は肛門がんと診断され手術の後退院するが、数カ月後に転移が判明。がんが進行し悪化するにつれ耐え難い痛みに苦しみ、回復の見込みはなくなっていった。その状況に付き添っていた伯母の晶子(坂井真紀)も精神的に追い込まれ白川に安楽死の処置を懇願。白川はそれを拒否し、章太郎に寄り添い懸命に治療を行なうも、手の施しようがなくなる。そしてついに、苦悩の末、安楽死の処置を行なう。しかし章太郎の死を知った母親でジャーナリストの康代(鈴木砂羽)により白川は告発されてしまう。
白川の行為は殺人か過失致死かと連日取り沙汰される中、すでに議論されていた安楽死法案の成立が現実味を帯びる。その背後で日本の医療改革を企てる団体、さらに反対派の医師やマスコミを使って安楽死法案の阻止を図る康代。白川はやがて激流にのみ込まれていく。(公式サイトより)

原作について

このドラマの原作は、久坂部羊さんの長編小説『神の手』(2010年刊)です。

著者はベストセラー作家であると同時に現役の医師でもあり、これまでも「廃用身」「破裂」など現代医療を題材にした作品を数多く発表されています。

登場人物(キャスト)

※第4話までのネタバレを含みます

武蔵野総合医療センター

白川泰生……椎名桔平
腕利きの外科医。患者からの信頼も厚く、名医として知れ渡っている。家族に泣きつかれ、回復の見込みがない末期がんの患者・章太郎に安楽死の処置を施す。看護師の証言によって殺人容疑で逮捕されるも、佐渡原の根回しで不起訴に。記者会見で末期がん患者の苦しみを訴え、一転ヒーローとなる。
新見の依頼で〈ジャモ〉のセミナーに参加するが、安楽死を容認する社会に疑問を抱くようになる。また患者からも安楽死を懇願され、医師を辞める決意をする。

山名啓介……杉本哲太
白川と同僚の外科医。態度が不遜なため看護師からは嫌われている。今の医局制度に不満を持ち、医療行政の改革を目的とした団体〈ジャモ〉に入会。新見が掲げる理想に共鳴し、白川を〈ジャモ〉に誘う。

北野祐也……中島歩
外科医。白川と共に章太郎の治療に当たっていた青年医師。白川を尊敬し、信頼している。

西田節子……菅野莉央
看護師。白川からのナースコールを受け、章太郎の死後処置を行った。点滴が空になっていることに気づいていたが、口外しなかった。院内の医者と不倫関係にあることを康代に突き止められ、警察に証言するよう脅される。

和田登紀夫……矢島健一
院長。保守的な考えの持ち主。白川の安楽死処置を糾弾する。

安楽死法案推進派

新見偵一……北村有起哉
心臓外科医。医療行政の改革を目的とした団体〈ジャモ〉を設立し、山名ら医師を取り込む。全日医師会を解体させ、無能な医師を排除する〝医者狩り〟を断行しようともくろむ。

柴木香織……芦名星
フリーの麻酔科医。〈ジャモ〉で新見の右腕となり補佐する。ジャモ副会長。

村尾由美子……河井青葉
仁武レジェンド製薬・MR。新見の考えに賛同し、〈ジャモ〉に入会する。白川が参加した〈ジャモ〉のセミナーで安楽死薬「ラミエル」を発表し、物議を醸す。

佐渡原一勝……近藤正臣
元内閣総理大臣。政界を引退後も大きな力を持つ。〈ジャモ〉の後見人となり、安楽死法の成立に向けて画策する。社会が安楽死を容認するきっかけを作った白川に期待を寄せている。

センセイ……?
佐渡原の背後にいる謎のブレーン。佐渡原が心酔している人物だが、正体はわからない。

安楽死法案反対派

大塚彰彦……井上肇
東京三田橋病院の医師。〈ジャモ〉に対抗するため、安楽死の法制化に反対する団体〈阻止連〉を立ち上げる。白川が記者会見でヒーローとなってからは、一転して苦しい立場に立たされる。

古林康代……鈴木砂羽
古林章太郎の母。ジャーナリスト。章太郎が小学校4年生のときに育児放棄して以来、章太郎を姉の晶子に押しつけ、仕事に邁進している。
章太郎の延命治療を望みながらも見舞いには殆ど現れず、章太郎の最期も看取っていない。晶子から白川が安楽死処置を行ったことを聞き、白川を告発する。世間が安楽死を容認する風向きになってからも、頑なに安楽死反対を唱える。

青柳公介……忍成修吾
ジャーナリスト。康代とともに、メディアを通じて白川を追及する。安楽死法案推進派に対抗するため、重病患者を密着取材するドキュメンタリー番組を企画するが、患者の容態が悪化し急遽取りやめに。大塚や康代とも決裂する。

そのほかの人々

古林章太郎……葉山奨之
白川の患者。肛門がんと診断され手術を受けるが、数か月後に転移が判明。ターミナルケアを行っていたが、白川の安楽死処置によって21歳の若さで亡くなる。生前、自らも安楽死を望んでいた。小学校4年まで大阪に住んでいたが、母・康代の育児放棄によって東京に住む伯母の晶子に引き取られる。

古林晶子……坂井真紀
章太郎の伯母。章太郎が小学校4年の時に引き取り、母親同然に愛情を注いで育ててきた。苦しむ章太郎の姿を見て精神的に追い込まれ、白川に安楽死処置を懇願する。
章太郎の母で妹の康代とは仲が悪く、章太郎のことでたびたび口論になっていた。章太郎の死後、何も知ろうとしない康代に腹を立て、「白川先生が章太郎を楽にしてくれた」と口走ってしまう。

本村雪恵……星野真里
横浜南部市民病院の看護師。独身。かつて白川の下で働いていたことがあり、白川のことをよく知っている。白川から安楽死処置について告白され、「真実をすべて話すべき」と助言する。
安楽死法案には反対する立場を取っており、きっかけを作った白川に責任を取るべきだと主張する。世間が安楽死を受け入れつつあることや、医療者が安楽死に踏み込むことを恐れている。

平野孝夫……正名僕蔵
警視庁捜査一課の刑事。白川の安楽死処置について緻密な捜査を行う。看護師から証言が得られたことで、白川を殺人容疑で逮捕する。

エピソードリスト

※ネタバレを含みます

腕利きの外科医・白川泰生のもとに21歳の古林章太郎が診察に訪れる。診断の結果は肛門がん。それもかなり進行していた。章太郎の母・康代はテレビにも出演する著名なジャーナリストで、薬害脳炎訴訟の支援活動をしていた。10歳の時に母親から育児放棄された章太郎は、伯母・晶子のもとで育ち、病院に付き添ってきたのも晶子だった。
章太郎は手術を受けるが、数か月後に転移が判明。晶子の希望でターミナルケアに切り替えるものの、がんの進行による耐え難い痛みに、章太郎も看病する晶子も安楽死を懇願する。白川は苦悩の末、章太郎に安楽死処置を施す。
章太郎の延命治療を望んでいた母・康代は、章太郎の死を知ってショックを受ける。康代はテレビ番組で安楽死処置を行った白川を告発する。
一方、医療行政の改革を目的とした団体〈ジャモ〉を設立し、安楽死法案成立に向けて慎重に事を進めていた新見は、後見人の佐渡原から白川が安楽死処置を行ったらしいことを聞いて懸念を抱く。

連続ドラマW「神の手」WOWOW「神の手」第1話|安楽死問題に切り込むサスペンス
ワイドショーで白川の安楽死処置疑惑が報じられ、病院では査問会議が開かれることに。山名は〈ジャモ〉の新見から白川を監視するよう命じられる。白川は雪恵には真実を打ち明けるものの、章太郎の伯母・晶子を守るため嘘を突き通す。
白川のもとに刑事の平野が現れ、章太郎の母・康代から告訴状が出されたことを知らされる。晶子と連絡が取れなくなった白川は、直接晶子の自宅を訪れ、晶子が康代に「先生が章太郎を楽にしてくれた」と語ってしまったことを聞く。
新見は佐渡原の後ろ盾を武器に、全日医師会を解体に追い込むべく画策する。新見は無能な医者を排除する〝医者狩り〟を実行しようとしていた。
〈ジャモ〉に対抗すべく、医師の大塚が安楽死の法制化に反対する団体〈阻止連〉を立ち上げる。康代は章太郎の死後処置を行った看護師・西田の弱みを握り、警察で証言するよう脅しをかける。
西田は点滴が空になっていることに気づくも誰にも言わず黙っていたが、康代に医師との不倫関係をバラすと脅され、やむをえず警察で証言をする。
西田の証言によって、白川は殺人容疑で逮捕されてしまう。
白川は殺人容疑で逮捕・起訴されるが、佐渡原の根回しによって不起訴となり釈放される。それを知ったマスコミは真相を究明しようと白川の病院に押し掛け、パニック状態に。
白川は山名の勧めで記者会見を開き、章太郎に積極的安楽死処置を行ったことを告白。マスコミの非難に対し、末期がん患者が体験する苦痛を説明し、章太郎の意志を汲んで欲しいと訴える。
白川の記者会見は世間とマスコミを動かし、安楽死法案反対派の大塚や康代らの立場は悪くなる。番組を降板させられた2人は重病患者を密着取材するドキュメンタリー番組を企画するが、患者が亡くなったことで企画は頓挫する。
雪恵は白川に相談を持ちかけようとするが、白川が安楽死法案に反対する立場ではないことを知り、何も言わずにその場を立ち去る。雪恵が向かったのは、康代の事務所だった。〈ジャモ〉の理事となった山名は、新見を白川に会わせる。
新見と会った白川は、迷いながらも〈ジャモ〉のセミナーにゲストとして参加する。そこには白川と同じく患者に安楽死処置を施し、罪悪感に苦悩する医者たちの姿があった。だがその後、仁武レジェンドが開発した安楽死薬「ラミエル」の説明を聞いた白川は、死を幸福とすりかえようとしていることに嫌悪感を抱く。新見や山名らが掲げる「組織で医療を変える」という理念にも賛同できず、白川は〈ジャモ〉への不参加を表明し会場を後にする。
一方、雪恵は自身が勤める病院で安楽死処置が行われた患者の日記を康代に託す。日記には、安楽死を望む家族のために生きることを諦めた患者の悲しい告白が残されていた。康代はテレビに出演し安楽死反対を唱え続ける。
白川は担当する患者から「家族のために安楽死したい」と懇願され、苦悩の末に医者を辞めることを決意。院長の和田に退職届を提出する。その頃、新見が何者かに殺害され、路上で遺体となって発見される。
ジャモ会長・新見が殺害され、うろたえる山名と柴木。2人は佐渡原が〝センセイ〟を守るために新見を殺したのではないかと推測する。山名は〈ジャモ〉の新しい会長に就任し、柴木は〈ジャモ〉を去る。
病院を辞めた白川は、章太郎の母・康代と伯母の晶子に呼び出され、章太郎が亡くなる3か月前に撮ったスマホの動画を見る。章太郎は安楽死を希望していることを告げ、康代と晶子にはそのことで争ってほしくない、白川には感謝しかないと動画の中で語っていた。
白川は医師の大塚(井上肇)から終末期医療に向かう患者・畠中への対応についての相談を受ける。畠中は在宅療養を希望していたが、自宅は山梨の山奥で近くに診療所がない場所だった。畠中は「自分の死に場所ぐらい自分で決めさせて欲しい」と白川に訴え、迷う白川に「正しい選択なんてありませんよ」と告げる。
白川は畠中と共に山梨へ行くことを決意し、雪恵に「安楽死に医者が下せる答えはない。ひとりひとりの患者に答えを見つけてもらうだけだ」と自らの思いを語る。
山名に連れられて佐渡原のもとを訪れた白川は、全身にがんが転移した佐渡原から安楽死薬「ラミエル」を渡される。佐渡原の目的は、「ラミエル」を国に認可させて幸福な死を迎えることだった。佐渡原は白川に「ラミエル」を使って安楽死の処置を施してほしいと頼む。白川が拒否すると佐渡原の容態は急変。心停止するが、白川の心肺蘇生で命を取り留める。佐渡原が〝センセイ〟と慕っていたのは仁武レジェンド製薬の村尾で、新見を殺したのも村尾だった。
後日、政権与党に対する贈賄罪で〈ジャモ〉は家宅捜索を受け、山名は逮捕される。安楽死法案は見直されることに。山梨で雪恵と共に在宅医療に従事していた白川は、畠中の最期を看取る。

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