WOWOW「神の手」第1話|安楽死問題に切り込むサスペンス

連続ドラマW「神の手」

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どうも、夏蜜柑です。
WOWOWの連続ドラマ「神の手」が始まりました。

辛いです……。

わたしはまだ身近な人の死を経験していませんし、安楽死に関して詳しく勉強したわけでもないので、当事者の気持ちはわたしなりに理解できる範囲で想像することしかできません。

それでも、章太郎や晶子の気持ちを尊重してあげたくなります。
担当医師の白川の苦悩はどれほどのものか……。

助かる見込みはないと知りながら、目の前で苦しむ患者と家族に「ガンバレ」と言い続けなければならない白川。患者の心に寄り添う人だからこそ余計に辛かったと思います。

第1話のあらすじ

  • 腕利きの外科医・白川泰生のもとに21歳の古林章太郎が診察に訪れる。診断の結果は肛門がん。それもかなり進行していた。
  • 章太郎の母・康代はテレビにも出演する著名なジャーナリストで、薬害脳炎訴訟の支援活動をしていた。10歳の時に母親から育児放棄された章太郎は、伯母・晶子のもとで育ち、病院に付き添ってきたのも晶子だった。
  • 章太郎は手術を受けるが、数か月後に転移が判明。晶子の希望でターミナルケアに切り替えるものの、がんの進行による耐え難い痛みに、章太郎も看病する晶子も安楽死を懇願する。
  • 白川は苦悩の末、章太郎に安楽死処置を施す。章太郎の延命治療を望んでいた母・康代は、章太郎の死を知ってショックを受ける。康代はテレビ番組で安楽死処置を行った白川を告発する。
  • 一方、医療行政の改革を目的とした団体〈ジャモ〉を設立し、安楽死法案成立に向けて慎重に事を進めていた新見は、後見人の佐渡原から白川が安楽死処置を行ったらしいことを聞いて懸念を抱く。

第1話の感想

葉山奨之さんはセリフが地元の言葉(大阪弁)になると、めっちゃイイ感じになりますね。ま、わたしが大阪出身だからかもしれないけど。

力の抜けた感じがイマドキの若者であると同時に、章太郎の人のよさや根の明るさも伝わってくる魅力的な人物になっていました。

もともとは明るくてオモシロかった章太郎が、病が進行するにつれ死の影に覆われていく様子もリアルで凄味がありました。死を覚悟した章太郎が白川に涙で訴える場面には泣いてしまいました。

伯母の晶子が苦しむ章太郎を見ていられず、涙ながらに安楽死を訴える気持ちもわかります。愛する人には安らかに眠ってほしいと、誰でも願っているはずだからです。

晶子が白川に語ったセリフが重くて、考えさせられました。

「誰の……何のための治療なんですか? もう助かる見込みはないんでしょう? 本人が死にたいって言ってるんです。それなのにただ頑張れって……そんなのひどいじゃないですか」

章太郎は若いだけに、簡単には死ねなかったのでしょうね。
がんに侵されていない体の大部分は、生きようと必死にもがいていたのかもしれません。

でも……わたしが晶子の立場でも、同じことを願ってしまいそうです。

おそらくそんな簡単に割り切れる問題ではないのでしょうけども。
延命治療を望んでいた章太郎の母・康代にも、言い分はあると思います。

北村有起哉さん率いる怪しげな団体〈ジャモ〉が白川の安楽死処置にどう絡んでくるのか、今後の展開を見守りたいと思います。

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