どうも、夏蜜柑です。
テレ東金曜深夜「きのう何食べた?」第4話。
しみじみ幸せな気持ちにさせてくれますね。
毎回じわっと染みるのだけど、今回もよかったです。
シロさんとケンジの出会いも明らかに。
少しぎこちないふたりが新鮮でした。

この記事の目次
第4話のあらすじとキャスト
第4話のあらすじ
- 父・悟朗(志賀廣太郎)の手術の日、史朗(西島秀俊)は母・久栄(梶芽衣子)と病院へ。不安で泣き出す久栄に、史朗は賢二(内野聖陽)からの贈り物であるミニタオルを「知り合いから」と言って手渡す。
- 手術が無事に成功し、帰宅する史朗。賢二は洗濯などの家事をひととおり済ませて史朗の帰りを待っていてくれた。ふと、賢二と出会ったときのことを思い出す史朗。
- 賢二を友達として紹介したのは、史朗の当時の恋人だった。その後史朗はすぐに恋人と別れ、賢二の働く美容院で偶然再会する。以来、住んでいる家が近いこともあって頻繁に会うようになるが、付き合っているというわけではなかった。
- ある日、賢二の部屋が水漏れで住めない状態になってしまう。行くところがなく困っているという賢二に、史朗は「うちに来る?」と声を掛ける。そうして一緒に暮らすようになったのが3年前。
- クリスマス。史朗は賢二のリクエスト通り、いつもと同じメニューを用意する。それは、3年前のクリスマスに史朗が初めて賢二にふるまった料理だった。史朗は久栄にミニタオルの贈り主が賢二であることを伝える。
第4話のキャスト
筧史朗……西島秀俊
矢吹賢二……内野聖陽
筧久栄……梶芽衣子
筧悟朗……志賀廣太郎
上町美江……高泉淳子
小山志乃……中村ゆりか
上町修……チャンカワイ
第4話の感想
10時間にも及ぶ大手術を待つ間、不安のあまり冷静でいられなくなるお母さん。
「お母さんてさ、けっこう……お父さんのこと好きだったんだね」
「当たり前でしょ。大好きよ。好きに決まってるじゃない」
ハッキリと口にするお母さんを、驚いたように見るシロさん。
きっと普段はそんなこと言わないんだろうね。
お父さんが個室にこだわったのも、きっとお母さんのため。
シロさんにとって「両親」でしかなかった2人が、「恋人」に見えた瞬間だったのかも。
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お母さんに麻の葉文様のミニタオルを贈ったケンジのさりげない優しさも染みます。
麻には虫が寄り付かないそうで、昔から「魔除け」として信じられてきた文様です。
健康に育つことを願って、赤ちゃんの産着に使われることも多かったとか。
見た目も上品な藤色でとてもおしゃれ。センスいいなぁケンジ。
でも、お母さんにミニタオルを渡すとき、「ケンジから」とは言えないシロさん……。
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お母さんは、天ぷらをうまく揚げるコツは「思いきり」だとシロさんに教えます。
同時に、「史朗さんに思い切りを求めても無理でしょうけど」とも。
でも、シロさんにも「思い切った」経験はあるのです。
それは3年前、ケンジと暮らし始めたこと。
まだ恋人でもなかったケンジに「うち来る?」と声を掛けるのは、シロさんにとって相当勇気がいったようです。
このシーン、よかったなぁ。
シャンプー台で顔にガーゼ?をかぶせられているシロさんには、ケンジの顔は見えないんですよね。
だから、「うち来る?」と言われたときのケンジの反応を、シロさんは見てないわけで。動揺するケンジが切なくなるくらい乙女で、可愛かったです。
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クリスマスに毎年同じメニューをリクエストしているケンジ。
それはケンジにとって〝特別なメニュー〟でした。
3年前、初めてこの家の食卓で食べた、シロさんの料理だから。
ケンジは毎年クリスマスにこの料理を食べながら、大好きなシロさんと一緒に暮らすことになった時の嬉しさや戸惑いや、シロさんの手料理を初めて口にした時の感動や、いろんな初々しい気持ちを思い出して、幸せをかみしめているのかも。
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シロさんもまた、「あのとき思い切って正解だった」と思ったようで。
お母さんに、ミニタオルの贈り主がケンジであることを伝えます。
家族との関係がちょっとずつちょっとずつ変わっていくのがいいなぁ。
簡単にはいかないし、悩みはこれからも当たり前のように続くけど……。
いろんな季節の料理を見せてくれるのも嬉しいです。
次回はお正月ですね。楽しみ。