NHKドラマ「小吉の女房」第4話|犬に襲われて生死の境をさまよう麟太郎

BS時代劇「小吉の女房」

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どうも、夏蜜柑です。
NHK・BS時代劇「小吉の女房」第4話。

今回も小吉の自伝『夢酔独言』からのエピソード。
麟太郎が急所を犬に噛まれて生死をさまよったという有名なお話です。

ドラマの犬はめちゃくちゃ可愛い黒柴でしたが、『夢酔独言』には「病犬」と書かれているんですよね。狂犬病にかかった犬だったんでしょうかねぇ。

第4話「麟太郎、三途の川から呼び戻される」のあらすじ

  • 麟太郎(福冨慶士郎)が将軍の孫・初之丞の遊び相手としてお城に上がってから2年が過ぎる。ある日、お信(沢口靖子)と小吉(古田新太)のもとに麟太郎が下城するという知らせが届く。
  • 麟太郎に落ち度ははなく、初之丞が病に伏せってしまったためだったが、一人息子の出世を楽しみにしていたお信と小吉は落胆する。さらに、帰ってきた麟太郎は粗暴な父・小吉を見下すようになっていた。
  • 悪いことは重なり、麟太郎は塾の帰りに犬に急所を噛まれて危篤状態に陥る。小吉は夜中にふんどし一丁で金毘羅様へお参りし、誰も麟太郎の寝間に寄せ付けず、奇声を発して邪気を追い払いながら、麟太郎を抱いて寝る。
  • お信がお百度を踏んでいるのを偶然目にした中野碩翁(里見浩太朗)は、お信が初之丞の遊び相手だった麟太郎の母親だと知り、薬問屋に高価な薬を届けさせる。
  • 犬に襲われてから七日後、麟太郎の容態は落ち着き、命を取り留める。目覚めた麟太郎は、船に乗って川を渡ろうとしたが怖い顔をした人に引き戻された、とお信に語る。
  • 麟太郎がすっかり元気になった二月後、勝家では端午の節句を祝う準備をしていた。小吉は子供の頃に崖から落ちて岩に急所をぶつけたことを麟太郎に話し、「俺たちは、よくよく金玉に祟られた親子だなぁ」と告げる。

第3話の感想

基本的にほのぼのしたホームドラマ時代劇なのですが、今回はかなり「痛」かったです。

麟太郎はお城でのお役目を終え、2年ぶりに帰宅することに。
理由は将軍の孫・初之丞様が病気になったからなのですが、それは口外してはならないことでした。

そのため、世間の人々は「何か粗相をしでかしたんだろう」と勝手な憶測で麟太郎を貶めようとします。最初は笑って無視していた小吉もついにブチ切れてしまい、喧嘩になってしまう。

そんな粗暴な父親を見て、あきれる麟太郎。
お城から帰った麟太郎は、父親の小吉を見下すようになっていました。

2年間、いちども家に帰らず両親とも会わず、ずっとお城で高貴な人々に囲まれて暮らしていたら、久しぶりに会った父親の粗野な言動がつまらなく見えたのかもしれませんね。

そんなある日、塾の帰りに犬に急所を噛まれて大怪我を負い、危篤状態に陥る麟太郎。

そんな痛い目に遭っても、9歳の子供に「泣いてはならぬ」って言うのか……。
それが武士の心得というものなのでしょうけど、辛い。

そりゃあ、切腹なんて正気の沙汰とは思えないような真似をする人たちだもの、それくらいは当然なのかもしれませんが……痛がりのわたしは「江戸の武家の家系に生まれなくてよかった」と思ってしまうわ。

小吉は兄上から「とうとう正気を失ったか」と言われるほど、看病とも狂態ともつかない行動を七日七晩繰り返し、生死の境をさまよう麟太郎を救おうとします。

目覚めた麟太郎が「三途の川を渡ろうとしたら怖い顔をした人に引き戻された」というのは蛇足でしたが、落ち武者のごときザンバラ髪とふんどし一丁で刀を振り回す小吉の姿には鬼気迫るものがあり、泣けました。

麟太郎、元気になってよかったです。
もし彼があそこで死んでいたら、江戸無血開城はなかったのかしら。

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