リトル・ドラマー・ガール 愛を演じるスパイ|登場人物(キャスト)・各話あらすじ・感想

海外ドラマ「リトル・ドラマー・ガール 愛を演じるスパイ」

「リトル・ドラマー・ガール 愛を演じるスパイ」

どうも、夏蜜柑です。
7月にWOWOWで放送される海外ドラマ「リトル・ドラマー・ガール 愛を演じるスパイ」(全8話)の紹介です。

パク・チャヌク監督の初TVドラマ作品。イスラエルの諜報機関に雇われた女優が命懸けで別人に成り切る、愛と裏切りの潜入作戦。ジョン・ル・カレのスパイ小説をドラマ化。(WOWOW公式サイトより)

「オールド・ボーイ」などの復讐3部作や「お嬢さん」などで知られる韓国映画界の鬼才パク・チャヌク監督がTVドラマ初挑戦。2018年10月から12月にかけてイギリスのBBC Oneで放映されました。

原作はル・カレの同名小説(原作者自身も第4話にカメオ出演)

パク・チャヌク監督の作品は「お嬢さん」しか見ていないので、このドラマが「パク・チャヌクらしい」かどうかわたしにはわからないのですが……割と普通でした。

なんせ「お嬢さん」の衝撃が大きかったもので……。
期待していたほどのものではなかったかなぁ~と(ごめんなさい)

確かに映像はきれいだしセンスも感じるんですけども、全体的におとなしめ。
ストーリーも特に意外性はなく、最後まで予想できる展開でした。

殺伐としたストーリーがあまり好みではなくて、作品の世界に入り込めなかった……というのもありますが。

ちなみにイギリス本国で放送された際は全6話だったようで、日本版は1話分の時間が短くなっているみたいなんですよね。どうしてだろう?(ちょっと気になった)

番組概要

  • 放送局:WOWOWプライム
  • 放送時間:7月13日(土)、14日(日)13:30~一挙放送
  • 製作国:イギリス(2018年)
  • 原題:The Little Drummer Girl
  • 原作:ジョン・ル・カレ『リトル・ドラマー・ガール』
  • 脚本:マイケル・レズリー/クレア・ウィルソン
  • 監督:パク・チャヌク
  • 製作総指揮:スティーヴン・コーンウェルほか

あらすじ

1979年、冷戦下の西ドイツ。イスラエル外交官の家が爆破され、外交官の叔父と幼い息子が命を落とす。イスラエル情報機関(モサド)のベテラン工作員クルツは犯行がイスラエル各地で爆破テロを繰り返しているパレスチナ人兄弟の組織によるものと考え、テロ対策のチームを立ち上げる。
一方、ロンドンの小劇団の女優チャーリーと団員たちは、スポンサーからギリシャ旅行に招待されてナクソス島へ。そこでチャーリーはロンドンの劇場で見掛けた男と再会するが、この謎めいた男こそクルツの部下ベッカーだった。ベッカーに魅了されていくチャーリーは、巧妙に張り巡らされた糸にからめ捕られるようにしてモサドに雇われ、パレスチナ人テロ組織壊滅のため、ある役を“演じる”ことになる。(WOWOW公式サイトより)

動画


原作について

このドラマの原作は、ジョン・ル・カレの『リトル・ドラマー・ガール』(1983年刊行)です。

著者は『ナイロビの蜂』『裏切りのサーカス』などの映画の原作でも知られるスパイ小説の巨匠。『リトル・ドラマー・ガール』も1984年にダイアン・キートン主演で映画化されています。

登場人物(キャスト)

※第6話までのネタバレを含みます

イスラエル諜報機関

チャーリー(フローレンス・ピュー/声・田野アサミ)
ロンドンの小劇団の女優。進歩的で物怖じしない性格。一度見たり聞いたりしたものは決して忘れないという特技を持つ。
ギリシャ旅行中にギャデイに騙され、クルツのもとに連れてこられる。クルツから作戦への協力を依頼され、スパイとして別人を演じる危険な任務を任される。クルツの非情なやり方に一旦は任務を放棄するが、ギャディを深く愛するようになり、任務を続行する。

マーティ・クルツ(マイケル・シャノン/声・斎藤志郎)
イスラエル諜報機関(モサド)のベテラン工作員。パレスチナ人によるテロ組織を壊滅するため、テロ対策チームを率いてテロリストの4兄弟を追っている。チャーリーの演技力を買い、スパイにスカウトする。

ギャディ・ベッカー(アレキサンダー・スカルスゲールド/声・大泊貴揮)
クルツの部下。元兵士で、離婚歴がある。引退して普通の暮らしを営んでいたが、今回の作戦のためクルツに呼び戻され、「殺しはしない」という条件で渋々引き受ける。
甘いマスクでチャーリーを騙し、クルツと引き合わせる。その後、テロリストのサリムになりすまし、サリムの恋人を演じるチャーリーをサポートする。

シモン・リトヴァク(ミハエル・モショノフ/声・丸山智行)
クルツの部下で右腕的存在。生真面目で忠実な性格。

ミス・バック(クレア・ホルマン/声・所河ひとみ)
クルツの部下。酒好きの老婦人。引退していたがクルツに呼び戻される。拉致したサリムから情報を聞き出すため、同情するふりをする。

レイチェル(シモーナ・ブラウン/声・寺依沙織)
クルツの部下。常にクールに作戦を遂行。

シュヴィリ(ゲンナジー・フレイシャー/声・露木徳幸)
クルツの部下。偏屈な老人。偽造が得意なベテラン。

ダニエル(ダニエル・リットマン/声・福西勝也)
クルツの部下。新入りのハンター。

ローズ(ケイト・サンプター/声・中村綾)
クルツの部下。ギリシャで偶然を装ってチャーリーに近づき、ギャディをアシストする。

テロリスト

サリム・アル=ハダル(アミール・ホーリー/声・木村隼人)
パレスチナのテロリスト。兄ハリールのもとで活動している。アンナを使ってイスラエル外交官の家を爆破した。イギリスの過激思想集会でチャーリーと会った際は〝ミシェル〟という偽名を使っていた。
トルコ・ギリシャ国境でクルツの部下に拉致され、拘束される。愛車は赤いメルセデス。

ハリール・アル=ハダル(シャリフ・ガッタス/声・奥田隆仁)
パレスチナのテロリスト。4人兄弟の長男で、爆弾作りの天才。クルツが狙う標的だが、その顔を知る者は少ない。

ファトメー・アル=ハダル(ルブナ・アザバル)
サリムの姉。医師。レバノンで会ったチャーリーをサリムの恋人として受け入れる。

アンナ・ウィトゲン(イーベン・オーケルリー/声・杉山里穂)
爆破テロの実行犯。サリムの恋人で、金髪のスウェーデン人。イスラエル外交官の家に爆弾を持ち込んだ際、顔を見られている。チャーリーとギャディが仕掛けた罠にはまり、オーストリアのクラインアルムでクルツの部下に拘束される。

ロッシーノ(アレッサンドロ・ピアヴァーニ)
イタリア人ジャーナリスト。アンナと共にオーストリアのクラインアルムに現れる。

アントン・メスターバイン(ジェフ・ウィルブッシュ)
スイスの弁護士。サリムの死後、チャーリーに接触してくる。

ヘルガ・スタン(カタリーナ・シュットラー)
急進的な牧師の娘。サリムの死後、アントンと共にチャーリーに接触してくる。当初はチャーリーをスパイと疑うが、チャーリーの話を聞いて信用する。チャーリーにテロリストとしての訓練を受けさせるため、レバノンへ連れて行く。

タイエー隊長(アデル・バンシェリフ)
テロ組織の司令官。レバノンのテロリスト養成キャンプで、チャーリーを厳しく指導する。

そのほか

アレクシス(アレクサンダー・バイヤー/声・武田太一)
ドイツ内務省のクルツの協力者。

ピクトン(チャールズ・ダンス/声・勝部演之)
イギリス情報機関の部長。クルツの協力者だが一筋縄ではいかない老獪な紳士。

アル(マックス・アイアンズ)
チャーリーの恋人で、劇団仲間。

オーストリアのウェイター(ジョン・ル・カレ)
※原作者のカメオ出演

エピソードリスト

※ネタバレを含みます

1979年、冷戦下の西ドイツ。首都ボン郊外の閑静な住宅街で爆発が起き、イスラエル外交官の叔父と幼い息子が死亡する。イスラエル情報機関(モサド)から派遣されたクルツは、生き残った外交官を聴取し、爆発物の入ったかばんを届けた若い女について捜査を進める。
女はクルツが追うパレスチナのテロリスト4兄弟の末っ子サリムの恋人で、爆破テロの実行犯アンナだった。クルツはアンナの潜伏先を突き止め、テロ組織を壊滅するためにミス・バックらを招集。テロ対策チームを結成する。
一方、ロンドンの小劇団の女優チャーリーは、劇団仲間とギリシャ旅行を満喫する途中、ペーターと名乗る謎めいた男と出会う。当初は警戒していたチャーリーだったが、徐々にペーターの怪しい魅力に惹かれていく。ペーターはアテネへの観光旅行にチャーリーを誘う。
クルツは部下のレイチェルらに爆弾テロの実行犯サリムを拉致させ、ドイツ内務省のアレクシスの協力を得てミュンヘンへ搬送。ミス・バックが同情するふりをしてサリムから情報を聞き出そうとする。
一方、チャーリーは劇団仲間と別れてペーター(ギャディ)と共にアテネを訪れ、幽玄な夜のアクロポリスを散策し胸をときめかせる。しかしその後、彼はチャーリーをとある邸宅へ連れていき、クルツらテロ対策課に引き合わせる。
恐怖と懐疑心に囚われながらも、チャーリーはクルツに問われるまま、自身のドラマチックな身の上話を語る。しかしそれはチャーリーがでっちあげた嘘で、実際は中流家庭で育った平凡な娘だった。ギャディは「俺たちと同類だ」と告げ、チャーリーにスパイとして別人を演じる危険な任務を持ちかける。
チャーリーはスパイになることを引き受け、ギャディから演じるべき役柄の設定を叩き込まれる。チャーリーは過去にイギリスの過激思想集会に参加したことがあり、パレスチナ人テロリストのサリムとも面識があった。ギャディはサリムになりすまし、チャーリーはサリムの恋人を演じることになる。
2人はわざと人目につくようカップルを演じながら、ギリシャを北上。だが拉致したサリム本人から引き渡し場所がザルツブルクで行われるという情報を聞き出したクルツは、チャーリーにひとりでザルツブルクへ向かわせるよう指示を出す。チャーリーは途中でギャディと別れて爆弾を積んだ車に乗り換えさせられ、たったひとりで国境を越えてザルツブルクへ向かうが、サリムが語った情報は嘘だったことがわかる。
クルツは自らサリムと話し、引き渡し場所を決めるのはサリム自身であることを聞き出す。ユーゴスラビアでレイチェルと合流したチャーリーは、クラインアルムのグーティヒ広場へ行くよう指示される。
サリムの愛車でオーストリアに入国したチャーリーは、作戦通りクラインアルムのグーティヒ広場に車を止める。まもなくアンナが現れ、チャーリーが乗り捨てたメルセデスに乗車。広場に待機していたリトヴァクたちは、アンナを拉致する。
クルツはチャーリーを名女優と褒めつつ、敵に疑われた場合に備えてサリムに会わせる。サリムは薬で意識朦朧とした状態に陥っており、チャーリーはクルツたちの冷酷な一面を見てショックを受けつつもサリムの全裸を頭に叩き込む。
チャーリーはサリムの恋人という役を演じ切るため、アンナがサリムに宛てて書いたラブレターを書き写す。翌日、チャーリーはハリールの仲間が接触してくるのを待つため、ロンドンに戻る。
ギャディやリトヴァクたちは、クルツの非情なやり方に抵抗を覚えつつも指示に従い、サリムとアンナをメルセデスに乗せて事故を偽装し、2人を殺害する。
ギャディはチャーリーにサリムを殺したことを告げず、ハリールの組織がチャーリーに接触してくるのを待っていた。やがて、チャーリーの前にサリムの弁護士アントンと牧師の娘ヘルガが現れる。チャーリーは銃を突き付られ、サリムとアンナの死を知らされる。ショックを受けたチャーリーはとっさに「嘘つきのシオニスト」と罵る。
2人はチャーリーが警察の手先だと疑い、銃で撃とうとする。チャーリーはとっさにギャディから聞かされたハリールの銃の話を口にし、彼らの疑いを晴らして危機を乗り切る。その後、ヘルガから葉書で接触があり、チャーリーはクルツからさらなる危険な任務を託される。
クルツがサリムとアンナを殺したことに対する怒りが消えないチャーリーは、任務を放棄するが、ギャディはそんな彼女を自宅に招き、嘘のない自分を見せる。ギャディと結ばれたチャーリーは彼を愛していることに気づき、任務を続行することを決意。ヘルガに指示された場所へ赴き、ロッシーノに拉致される。
ロッシーノからヘルガに預けられたチャーリーは、レバノンの首都ベイルートへ連れて行かれる。サリムの姉・ファトメーはチャーリーを弟の恋人として認め、チャーリーは荒野でのテロリスト養成キャンプに放り込まれる。チャーリーが敵の懐に飛び込んだと喜ぶクルツに、「危険すぎる」と激しく抗議するギャディ。
チャーリーはテロ組織の司令隊長タイエーのもと、テロリストになるための厳しい訓練を受ける。やがてチャーリーはパレスチナ人たちを〝同志〟と感じるようになり、騙していることに罪悪感を覚える。
クルツたちはロンドンにいるロッシーノたちが絵はがきを使って情報を送り合っていることを知り、暗号解読に努める。しかしそんな中、リヨンのイスラエル人ジャーナリストを狙ったテロが勃発。ハリールの末端組織がほかにも存在していたことを知る。
イスラエル空軍は報復として、レバノンのパレスチナ人収容所を次々と爆撃。チャーリーは爆撃を目の当たりにし、愕然とする。
ギャディは絵はがきの暗号から「アル・ナクバ」=イスラエルの建国記念日を読み解き、次のテロがアル・ナクバの発端となったイギリスで、3日後の建国記念日に起こると予測する。ロッシーノが下見していた大学では、記念日にイスラエル人の大学教授ミンケルが講演を行なうことになっていた。クルツは、モサドに対して嫌悪感を抱くイギリス情報機関のピクトン部長の協力を得て、ある作戦を立てる。
一方、テロ組織の一員として信頼を得たチャーリーは、ミンケル暗殺の任務を与えられる。ギャディはロンドンに戻ってきたチャーリーを見て彼女が任務を続行していることを確信するが、クルツはチャーリーがテロリストに寝返ったのではないかと懸念する。
チャーリーとロッシーノは講演会のリハーサルをしていたミンケルに接触し、ミンケルのスーツケースを持ち去る。チャーリーは森の中でついにハリールと対面し、ハリールから爆弾をセットしたトランクケースを受け取る。
変装して大学に入り込んだチャーリーは、ギャディと再会。クルツとピクトンら英国当局が待ち受ける部屋に案内される。クルツらはテロ組織に爆発が起きたように見せかけ、ミンケル教授が殺害されたという誤った情報を広める。
チャーリーがハリールの心を掴んだと聞いたクルツは、チャーリーを長期にわたって潜入させ、テロ組織を壊滅させることを思い付く。クルツの計画に反対するギャディは、チャーリーを救うため独断で動くことを決意。チャーリーにハリールが眠ったら合図を送るよう指示する。
その夜、チャーリーはハリールのもとに帰り、彼とベッドを共にする。深夜、ハリールが眠ったことを確認するが、チャーリーはハリールの身を案じてギャディに合図を送るのをやめる。
ハリールの屋敷の周りを、クルツらモサドとピクトンら英国当局が包囲していた。異変を感じたハリールは、チャーリーがスパイだと気づく。ギャディは自らの判断で屋敷に乗り込み、ハリールを撃ち殺す。
クルツらはレバノンにあるテロ組織の拠点を爆撃。ロッシーノやアントン、ヘルガらを次々と暗殺する。しかし、ハリールを失った後もパレスチナ人たちによるテロは起きていた。
イスラエルのリゾート地にいるチャーリーのもとに、ある住所を書いたタバコが届けられる。チャーリーが住所を訪ねると、ギャディが普通の暮らしを営んでいた。ギャディはチャーリーを家の中に招き入れる。

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