NHKドラマ「みかづき」第1回|展開が早すぎてついていけない

NHK土曜ドラマ「みかづき」

どうも、夏蜜柑です。
NHK土曜夜9時のドラマ「みかづき」が始まりました。

見る前に予想していたイメージとはだいぶ違っていたなぁ。
教育という真面目で堅いテーマを、コミカルな演出で明るくポップに仕上げた感じ。

原作読んでないのでわからないけど、森絵都さんのイメージとは違うような……。

会話のやりとりに動きがあって面白いし、ひとつひとつのシーンは楽しいです。
ただ、展開が早すぎて総集編を見ているようで、今のところ強く心に残るものはない。

吾郎と千明が教育にかける熱意は伝わってきたけれど、その思いの底にあるものや、互いに惹かれ合う心の動きをもっと丁寧に追ってほしかった。

でもたぶん、そういう慎重さを重視する方向ではないんだろうな。
21時台のドラマだし、受け入れられやすいようにライトなホームドラマにしたかったのかもしれません。

第1回「輝く瞳」のあらすじ

  • 就職に失敗した上田一郎(工藤阿須加)は、弁当屋で宅配のアルバイトをしていた。一郎の祖父・大島吾郎(高橋一生)は伝説的塾講師で、祖母・千明(永作博美)は塾経営のパイオニアだったが、自分に教育の仕事は向いていないと感じていた。
  • ある日、一郎はいつも弁当を届ける客の家に遊びに来ている孤独な少女・美鈴(田牧そら)が、学校の授業についていけず悩んでいることを知る。少女の母親はシングルマザーで、子供を塾に通わせる余裕がなかった。
  • 祖父・吾郎は、「みかづき」というタイトルの物語を執筆中だった。吾郎から手渡された原稿を読み始める一郎。それは吾郎と千明の出会いから始まる、家族の歴史だった。
  • 昭和36年。日本経済が高度成長のまっただ中で、子供の数が急増していた時代。家庭教師をしている赤坂千明(永作博美)は、娘の蕗子(鎌田英怜奈)が通う小学校に大島吾郎(高橋一生)という用務員がいることを知る。
  • 吾郎は高校中退で教員免許も持たない男だったが、放課後用務員室で「大島教室」と呼ばれる教室を開き、勉強がわからない子供たちに勉強を教えていた。大島教室の盛況ぶりに、嫉妬を覚える千明。
  • 千明がいくら教えても算数の問題が解けなかった子供が、吾郎に教わるとテストで100点を取るまでに成長する。千明は悔しさのあまり用務員室を訪ね、どうやって教えたのかと尋ねる。
  • 子供に集中するコツを覚えさせることだという吾郎の言葉に、感心して聞き入る千明。2人は意気投合して夜遅くまで語り合うが、吾郎の無神経な言葉に腹を立てた千明は怒って帰ってしまう。
  • 千明の母・頼子(風吹ジュン)は、千明のために隠し持っていた大金を見せて「あなたに投資する」と言う。その金で塾を開くことを決めた千明は、吾郎の素行の悪さを密告する手紙を校長に送り、クビになった吾郎を塾経営に誘う。
  • 昭和37年。吾郎と千明は結婚して「八千代塾」を開いていた。高度経済成長によって懐に余裕のできた家庭は子供の教育に熱心で、学習塾は急速に増え、「八千代塾」も子供たちであふれかえった。
  • 「自信なんかなくてもなんとかなる。まずは一歩踏み出すことだ」という原稿の中の言葉に勇気づけられた一郎は、美鈴に勉強を教え始める。

第1回の感想

前半は面白かったんですよね。

教育に並々ならぬ熱意を傾ける千明が、学校で子供たちに勉強を教える用務員・吾郎の存在を知り、嫉妬と興味を覚えて会いに行くところとか、ワクワクしました。

「どんな時代が来ようと、知力は誰にも奪えません。しからば、十分な知識を授けるんです。するといつか近い未来、たとえどんな物騒な時代が訪れたとしても、それが武器になる。そう思いませんか?」

千明の熱意は少々暑苦しいけれど、飄々とした吾郎さんと組むといいパートナーになる。
そう予感させる2人の恋の始まり。今後の期待を膨らませるシーンでした。

……が!!

恋が始まったと思ったら、あっっという間に押し倒されて結婚しちゃいました、吾郎さん。

子供の母親たちと密通を重ねていた「破廉恥」な男だからっていう前振りがあっても、この展開にはちょっとついていけなかったわー。

そもそも吾郎さんは千明のこと女として見てなかったワケでしょ?
それなのになんでいきなりこうなる?

千明だって、「破廉恥野郎!」「貴様、保護者とそういう関係に!?」「なんてヤツ!!」ってあんなに激怒していたのに。

「あなたは私にないものを持っている」「だから私はあなたに惚れたの」って言われても、全然腑に落ちないよ。いつ惚れたの?ってポカーン状態でした。

まぁ、男女のことにいちいちツッコむのは野暮かもしれませんけどね。
ほんと総集編を見ているみたいで、ああきっと原作を大幅に端折ったんだなって思った。

後半は心が置いてけぼり状態だったため、「自信なんて、そんなもんなくたってなんとかなる。まずは一歩踏み出すことだ」という吾郎さんの言葉も、いまいち響かず。

吾郎さんがどういう思いでこの言葉を語っているのか、よくわからなかったんですよね。「自信のない吾郎さん」が見えてこないというか……。

吾郎さんは教育に対してどう思っていたんだろう。
高校中退で教員免許も持たない吾郎さんが、どんな思いで「大島教室」を開いて子供たちに勉強を教えていたんだろう。

ドラマを見ていると、吾郎さんは塾を経営したいという千明の勢いに、ただ流されただけのように見える。圧倒的に吾郎さんの描写が物足りない。

でも孫の一郎クンには吾郎さんの言葉が響きまくったみたいで、塾に行けない美鈴ちゃんに勉強を教えることにしたようです。

今後も吾郎さんが書いた原稿(過去)を一郎クンが読み進めるという形で、過去と現在を行ったり来たりしながら進むのかな。

次回からはもうちょっとゆっくりした展開で、それぞれの心の機微が描かれるといいなぁ。でも全5回だからそうそうのんびりしている時間はないのか。

ちなみにキャスティングは文句なしです。
っていうかこのキャスティングだからこそ、深みのある物語を期待してたんですけどね。

わたしが好きなのは「Woman」のときの高橋一生さんなのですよ(少数派だろうけど)

 

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