「ミラー・ツインズ」最終話|ツッコミどころ満載で腑に落ちない

ドラマ「ミラー・ツインズ」

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どうも、夏蜜柑です。
フジ土曜深夜「ミラー・ツインズ」最終話(第8話)。

どこからツッコめばいいかわからないくらい、ツッコミどころ満載の最終回でした。

皆川さんは結局どういうキャラなんだ?
警察官としても父親としても意味不明でワケがわからない^^;

いろんな驚き要素を盛り込んでいましたが、どれも取ってつけたようなネタばかりだったのも残念。一瞬驚きはするものの、深く心を動かされるには至りませんでした。

そのせいか全体的にとっちらかった印象で、全話見終わっても「何の話だったんだろう?」と首を傾げたくなる内容。

致命的なのは、いちばんのキモである勇吾の復讐の動機がよくわからない点。
せめてここがしっかりしていればなぁ。

最終話のあらすじ

  • 母が遺した手紙で皆川(高橋克典)が実の父親だと知った圭吾(藤ヶ谷太輔)は、皆川を呼び出して事実を確認する。皆川は学生時代にドナーとして精子提供を行ったことがあり、誘拐事件の捜査を行う中で双子の父親が自分であることを知ったと言う。
  • 誘拐犯を殺して逃げた10歳の勇吾と英里を探し出し、勇吾の復讐に協力することを誓った皆川。圭吾は「なぜ20年前に勇吾を止めなかったのか」と皆川に怒りをぶつけるが、皆川は勇吾の心を救うためだと反論する。
  • 翌日、勇吾(藤ヶ谷太輔)と里美(倉科カナ)は荷物をまとめて漁港へ向かう。勇吾は里美に別れを告げ、ひとりでボートに乗り込む。圭吾は皆川と共に漁港へ向かうが、勇吾を止めることはできず、勇吾はボートを爆破して自殺する。
  • 里美は赤城(渡辺大)の尋問を受けるが黙秘を貫き、釈放される。勇吾が自殺したことで捜査は打ち切られ、皆川が勇吾の復讐に関与していた事実も明るみに出ることはなく、真実は闇に葬られる。
  • 圭吾は勇吾が潜んでいたアパートの一室に皆川を連れて行き、「罪を償う気はないのか」と問い詰めるが、皆川は「ひとりでも多くの犯罪者を捕まえることが俺の警察官としての贖罪だ」とうそぶく。
  • 里美は圭吾に指輪を返し、「勇吾は私のすべてだった。忘れることはできない」と告白する。圭吾は「俺たちが忘れない限り、勇吾が消えることはない」と里美に伝え、立ち去る。

最終話の感想

前回の「皆川さんが実の父親」という展開で一気に冷めてしまいました。
なのであまり期待していなかった最終回。

以下、わたしが特に気になった点をまとめました。

皆川刑事の行動が謎すぎる点

前回、圭吾の母親が亡くなる前に遺した手紙で、双子の実の父親は皆川刑事であることが判明しました。

圭吾の父親は不妊症で、どうしても子供が欲しかった2人は人工授精という方法を選びました。この時点でドナー(父親)の名前が明かされることはありません。

皆川さんがその事実を知ったのは、勇吾の誘拐事件の捜査に加わったとき。
犯人はドナー(父親)である可能性もあると考え、調べた結果、自分が双子の父親だと知ったのです。

皆川さんは大学生の頃に一度だけドナーになったことがあり、精子提供を行っていました。

そこで両親に自分がドナーであることを明かし、警察が捜査を打ち切った後も独自に捜査を続け、誘拐犯のもとから逃げ出した勇吾と英里を見つけ出し、勇吾の心を救うために復讐に協力することを誓ったのでした。

自分が捜査に加わった事件の被害者が、たまたま自分が精子提供した家族だったっていう設定……運命のいたずらが過ぎませんかね……。

勇吾と英里にしたって、皆川さんがひとりで探し出せるなら、警察がとっくに探し出しているのでは?

20年前の時点で、皆川さんは誘拐事件の真相をほぼほぼ突き止めていたってことですよね? それを隠蔽して10歳の子供の復讐に手を貸すって、警察官としても父親としても大人としても、どうなんでしょう?

夏蜜柑
なにひとつ腑に落ちないわ。

勇吾の復讐の動機が弱すぎる点

この物語の最大のキモは、勇吾の復讐心です。
復讐する気持ちを理解できなければ、〝復讐もの〟は楽しめません。

ところが勇吾が復讐を決意した背景がどうにも弱すぎる。
復讐の源である〝怒り〟がどこから湧いてきたのか、わからないのです。

誘拐された時点で、勇吾は「家に帰りたくない」と言っていました。
監禁されていたとはいえ、ちゃんとした部屋で、同じ年頃の女の子が世話をしてくれて、食事も与えられていました。

映像を見る限りでは、それほど酷い環境ではないように見えました。

もちろんトラウマにはなると思います。
正当防衛で誘拐犯を殺してしまったことは、一生癒えない傷になるでしょう。

だけどそれは時間を経て形になるものであって、誘拐された直後の勇吾が迷いも混乱もせずに「復讐」を決意するという設定には疑問しか湧きません。

脱出できたにも関わらず、10歳の子供が家に帰ることよりも逃亡することを選び、さらに復讐を誓うほどの激しい「怒り」は、いったいどこから湧いてきたのでしょう。

圭吾を恨む理由にしても、あの時点で圭吾が裏切ったかどうかは、勇吾にはわからないはず。実際には、圭吾は誘拐現場を目撃したことを20年間黙っていたわけですが、そのことは勇吾にはわかりませんよね。

夏蜜柑
っていうか、圭吾はどうして黙ってたんだ?
ふぐ丸
その理由も判然としない。

勇吾と圭吾の関係が見えない点

もうひとつ大事だと思ったのが、勇吾と圭吾の関係。
彼らは双子ですが、20年前からあまり仲が良くなかった様子。

少なくとも勇吾は、優等生の圭吾を嫌っていました。
圭吾に対する劣等感も、勇吾を復讐に走らせた原因のひとつかと想像します。

ならば、もっと2人の少年時代のエピソードを盛り込んで欲しかった。

初回の冒頭30分くらい使って少年時代を描くとか。
ところどころ回想シーンを挟んで、勇吾または圭吾に少年時代を思い出させるとか。

勇吾が家の中で孤独を感じるシーンが具体的に描かれていれば、彼の復讐心をもう少し理解できたかもしれないのに、なぜそうしなかったんでしょう。

夏蜜柑
大人の事情があったの?

そもそも、勇吾は誰に復讐したかったのか。
「誘拐犯>圭吾(家族)」なのか、「圭吾(家族)>誘拐犯」なのか。

メインである勇吾の復讐がぼやけているから、皆川さんとの親子関係や、一課長の家族事情とのバランスが微妙な感じになってしまい、何を描きたいのかよくわからないドラマになってしまったように思う。

勇吾が自殺するシーンは、もう少しサラッと流してもよかったような。
Season2があるのだから、勇吾が自殺するとは思えないんですよね。

おそらく皆川が計画した隠蔽工作でしょう。
勇吾を自殺に見せかけて逃がし、自分に捜査が及ばないようにしたのだと思います。

WOWOWに加入しているのでSeason2もとりあえず見ますが、もはや結末に興味は湧きませんね。

このドラマは、FODプレミアムで視聴可能です(最新話のみ無料)。

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