モンテ・クリスト伯第2話|あっさり変身した主人公

ドラマ「モンテ・クリスト伯─華麗なる復讐─」

どうも、夏蜜柑です。
「モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-」第2話。

あっさり終わった……わたしがいちばん楽しみにしてた田中泯さんとの牢獄シーンが……あっという間に……(T^T)
今回はツッコミどころ満載で、ストーリーに集中できなかったわ。

以下、ネタバレを含みますのでご注意ください。

第2話のあらすじ

  • 柴門暖(ディーン・フジオカ)がラデル共和国の刑務所に幽閉されて8年。生きる希望を失っていた暖の前に、日本語を話すファリア真海(田中泯)が現れる。ファリアはラデル共和国の元大統領で、穴を掘って脱獄を図ろうとしていた。
  • 暖は自分が投獄された理由をファリアに尋ね、入間公平(高橋克典)や神楽(新井浩文)たちにハメられたことを知る。暖はファリアと共に脱獄を決意。穴掘りを手伝う作業の中、ファリアから様々な知識と教養を得る。
  • ファリアは脱獄を目の前にして力尽き、暖に隠し資産の在処を託して命を落とす。暖は、ファリアの遺体と入れ替わることで脱獄に成功。2017年春、暖はようやく生まれ故郷の町に辿り着くが、小汚い白髪の男が暖だとは誰も気づかない。
  • ホームレスのような風体の暖に服と食事を与えてくれたのが、かつて暖が働いていた守尾漁業の社長・英一朗(木下ほうか)の息子、信一朗(高杉真宙)だった。英一朗は病で入院し、会社は信一朗が継いでいた。
  • 暖の母・恵(風吹ジュン)は既に亡くなり、家は更地になっていた。婚約者だったすみれ(山本美月)は町を離れ、人気俳優となった南条(大倉忠義)の妻に。漁師仲間だった神楽は、東京で不動産会社の社長になっていた。
  • 寺角(渋川清彦)から、手紙の件を警察に通報したのは神楽と南条だと知らされた暖は、2人への復讐を決意。ファリアが残した隠し資産を手に入れるため、シンガポールへ渡る。
  • 2017年秋。英一朗が亡くなり、信一朗のもとには1億の借金が残る。葬儀の日、信一朗が事務所に行くと、かつてホームレスに貸した服が返却されており、1億円の小切手が添えられていた。
  • ファリアの莫大な隠し資産を譲り受けた暖は、モンテ・クリスト・真海と名乗り、神楽と南条の前に姿を現す。

第2話の感想

楽しみにしていた冒険パートでしたが、何の高揚感もなかった……。
もう本当に残念すぎて、悲しいしショックだわ。

この物語のいちばんの見どころだったのに(個人の感想です)

わずか17分、師弟愛も何もない

牢獄の中で出会った老人は、ファリア真海(田中泯さん)というそうです。
原作では「ファリア神父」でした。

ドラマではラデル共和国の元大統領という設定で、暖は一緒に脱獄を図るため穴掘りを手伝います。ここは原作と同じ。穴掘り作業を進めながら、ファリアから様々な学問を教わるところも一緒。

そしてファリアが死んだ後、彼の遺体とすり替わって脱獄を果たす、というところも。

ここまでの時間、わずか17分でした。
暖がファリアと出会ってから脱獄を果たすまで、17分。

短すぎるっ!!

罠に嵌められたことを知った主人公の怒り。
生きる希望を失い餓死寸前だった主人公が、復讐という生きる目的を見いだす瞬間。

長い時間を共にするうちに芽生えたファリアとの師弟愛。
脱獄まであと一歩というところで命尽きたファリアとの別れ。

ファリアの遺体とすり替わり、看守の目を欺くスリル満点の脱獄シーン。

どれも、ぜんっぜん足りないんです!
めちゃくちゃオイシイ場面なのに、なんでスルーしたのだ!?

苦労も努力も見えない主人公

主人公がファリアの遺体と入れ替わって脱獄を図るところ、映画だとすごくハラハラした記憶があるんですよね。

主人公はファリアの死を嘆くのですが、泣いている暇はない。
看守が戻ってくるまでに作業を終えなければならないからです。

自分が助かるために、恩師の遺体を穴に隠す主人公。

この切なさやら焦燥感やら、様々な思いを視聴者に抱かせる最高にスリリングな見せ場をカットするとは……なんともったいない。

こういう波瀾万丈物語は、前半部分で主人公が苦悩すればするほど、それを乗り越えた末の成功が心に染みるんです。わたしのような波瀾万丈大好き人間は、いかに前半部分をリアルに、しっかりと描くかが最大のポイントだと思っています。

ディーンさんはもともと頭が良いから変身後の暖を演じるのは楽かもしれないけど、せっかく第1話で「無知で浅はかでお人好し」な主人公を作ったのだから、そこからの成長過程をもう少し丁寧に見せて欲しかったよ。

まぁ、最近は主人公が苦しむ過程を見たくない、早くスカッとしたい、という人のほうが多いみたいなので、こういう構成になったのかもしれませんけど……。

わたしには主人公の苦労や努力が見えず、簡単に生まれ変わったような印象で、拍子抜けしてしまいました。

ちなみにかかった年月は原作どおり。
投獄されてから脱獄するまで14年(2003年→2017年)かかっています。全くそうは見えなかったけど。

一瞬で帰国、一瞬でシンガポール

そんなこんなで脱獄成功。
あの頑丈そうな足かせの鎖が即席ナイフで簡単に切れるとは思えないけど、まぁそこは目をつぶるとして。

暖、自由自在に動き回りすぎ( ̄∇ ̄;)

瞬時に故郷の港に帰ってきて、瞬時にシンガポールの銀行の前に現れる暖。
まるで「どこでもドア」でも使っているかのようだわ。

ドラマ上は密航して海を渡ったという設定なんでしょうかねー?
だったら密航する場面も見せてくれたらいいのに。なぜそういうスリル満点シーンを省くんだろう。

故郷に帰ってきた暖を見て、だれひとり気づかないというのも違和感。
いくら白髪ロン毛だからって……わかりそうなもんだけど。

っていうか暖、その格好でなぜ平然と動き回る?
その見た目が怪しすぎるってことくらい、自分でもわかるでしょうよ。

なぜ「モンテ・クリスト」なのか?

さて、ファリアが残した隠し資産。

ドラマでは、「バンク・オブ・スウィッツランド シンガポール支店」に預けてあることになっていて、暖はボロッボロの格好でそこへ現れます。

口座名義は、「ザ カウント オブ モンテ・クリスト」
資産額は「$45,912,654,038」……これ、どんだけ?見たことない単位^^;

あっさり大金を手に入れる主人公。
いやーいかにも怪しい人間だけど、こんな簡単に手続き済むの?そんなワケないよね?

ちなみに原作では、ファリアの隠し財産は無人島にあるんですよね。
脱獄した主人公は、地図を頼りにひとりで無人島に行き、隠し財産を手に入れるんです。

その無人島の名が、「モンテ・クリスト島」という。

原作は復讐劇だけど、手に汗握る冒険も盛りだくさん。
現代に舞台を移しているドラマは、その冒険部分がごっそり省かれているんだよね……。

「モンテ・クリスト・真海」を名乗れば別人になれる

莫大な資産を手に入れ、大金持ちになった暖。
「モンテ・クリスト・真海」という謎の名前で別人になりすまします。

雰囲気と着る服は変わったけど、顔はそのまんま。
当然だけど、見た目の年齢もまったく変わってません(むしろ若返った?)

なのに、町の人々は誰も暖だと気づかない( ̄∇ ̄;)
これは違和感ありすぎたなぁ。

せめて顎ひげモジャモジャにするとかさ、もうちょっと変装してもよかったんじゃ?
ドラマ製作側としては、カッコいいディーンさんのお顔を隠したくなかったのでしょうけど。

なお、原作では、主人公は「モンテ・クリスト伯爵」を名乗って仇敵の前に現れます。
彼の復讐に燃やす情熱は半端なく、財宝を手に入れてから9年もの年月をかけて準備しています。

なんでもお手軽に手に入れてしまう暖には、そういうヒリヒリした復讐心を感じられないんですよね……。

第1話が面白かったので期待したんですけど、すでに破綻の兆し……。

でもまぁ、怖いもの見たさで最後まで見守ります。
ストーリー自体は好きだし、これから見どころが用意されているかもしれないしね。

個人的にはセトウツミコンビ(高杉真宙さんと葉山奨之さん)と、稲森いずみさんに期待しております。

見逃し配信は…
フジテレビオンデマンドにて、最新話のみ期間限定無料配信(期間外は有料配信)されています。

キャスト

柴門暖……ディーン・フジオカ
南条幸男……大倉忠義(関ジャニ∞)
目黒すみれ……山本美月
神楽清……新井浩文
入間公平……高橋克典
寺角類……渋川清彦
柴門恵……風吹ジュン
守尾英一朗……木下ほうか
入間貞吉……伊武雅刀
ファリア真海……田中泯
守尾信一朗……高杉真宙
安堂完治……葉山奨之
入間未蘭……岸井ゆきの
江田愛梨……桜井ユキ
土屋慈……三浦誠己
入間瑛理奈……山口紗弥加
神楽留美……稲森いずみ


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