モンテ・クリスト伯最終回|待て、しかして希望せよ

ドラマ「モンテ・クリスト伯─華麗なる復讐─」

どうも、夏蜜柑です。
「モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-」最終回(第9話)。

2時間SPでしたが…のめり込みすぎてあっという間だった( ̄△ ̄)

最後はちょっとぼんやりした終わり方でしたが、真海と愛梨と土屋がどこかで幸せに暮らすことを祈ろう。華麗なる復讐、お見事でした。

以下、ネタバレを含みますのでご注意ください。

最終回のあらすじ

  • 瑛理奈(山口紗弥加)に殺されそうになった貞吉(伊武雅刀)は、文字ボードを使って瑛理奈が犯人だと入間(高橋克典)に伝える。倉庫に監禁された神楽(新井浩文)は、かつて真海(ディーン・フジオカ)が受けたのと同じ過酷な拷問を受ける。
  • 幸男(大倉忠義)はすみれ(山本美月)を解放し、ひとりで真海の別荘に向かう。愛梨(桜井ユキ)は別荘に現れた幸男を眠らせて拘束する。
  • 復讐をやめさせようとするすみれに、真海は結婚を申し込む。すみれが夫と娘を捨て、2人で幸せになることを選んでくれれば復讐をやめると。真海は明日の晩餐会で返事を聞かせて欲しいと言って立ち去る。
  • 留美(稲森いずみ)は、安堂(葉山奨之)を逃がすため入間に協力を求めるが、入間は海外へ逃がすと嘘をついて安堂を殺害しようとする。真海の指示で入間を追っていた土屋(三浦誠己)は、生き埋めにされた安堂を救出する。
  • 瑛理奈は入間に隠し子がいたことを知って入間を問い詰めるが、逆に未蘭を毒殺しようとしたことを突きつけられ、別れを切り出される。
  • 留美は入間が安堂を殺したと知ってショックを受けるが、真海から安堂が生きていることを知らされる。留美は記者会見の場で安堂が自分と入間の息子であること、入間が安堂を殺そうとしたことを告白する。
  • 焦った入間は瑛理奈と共に逃げようとするが、瑛理奈は既に毒を飲んでいた。真海の復讐によって追い詰められた入間は、正気を失ってしまう。
  • 面会謝絶が続く未蘭(岸井ゆきの)を心配する信一朗(高杉真宙)の前に、回復した未蘭が現れる。真海が渡したのは解毒剤で、瑛理奈に命を狙われていることを真海から相談された医師が未蘭を面会謝絶にしたのだった。信一朗は、真海が残したメッセージとサインを見て、彼が暖であることに気づく。
  • 晩餐会の夜、すみれが別荘を訪ねると、辺り一面に灯油が撒かれ、幸男と神楽が席についていた。真海は、かつて暖がすみれにプロポーズをした時の映像を見せ、すみれにプロポーズの返事を迫る。
  • 涙を流して「私は真海さんと結婚します」と答えるすみれ。その言葉に愛がないことを知った真海は、「これで私の計画はすべて終わりです」と3人を解放し、屋敷に火をつける。
  • 後日、警察の取り調べを受けた神楽と幸男は、真海が死んだことを示唆するが、海岸には真海と愛梨の姿があった。

最終回の感想

一応、復讐は完遂したことになるのかなぁ。
なんだかすごく哀しい終わり方で、切ないわー。

復讐を遂げたのに、真海だけが救われていない気がするのは何故だろう。
やっぱり、最後にすみれが真海を拒絶したからだろうな……。

原作では、幸男は拳銃自殺。
晩餐会のシーンも、すみれへのプロポーズもなく。

真海が未蘭を救ったことが明らかになるシーンがオチらしい。

納得だわ。
信一朗が真海=暖だと気づくところなんて、グッときちゃったもんなぁ。

真海は「Attendre et espérer」という言葉を若い2人に贈った。

待て、しかして希望せよ。

どんな苦しいことがあっても、希望を持って耐えろ……という意味でしょうか。
復讐心を抱いて、じっとその機会を待って耐えてきた真海の思いに通じます。

この感動シーンの後に、真海と愛梨が海岸を歩いてるラストシーンが続いていたら、かなり救われていたと思う。

しかし何かと厳しいこのご時世、人まで殺した復讐鬼を「いい人」の印象で終わらせるのはムリだったのかもなぁ……。

ガッカリだった晩餐会

最後の夜の晩餐会は、ハッキリ言って拍子抜けでした。
真海が何を仕掛けてくるのかと、ドキドキして待っていたのになぁ。

結局、第1話の「愛は勝つ」フラッシュモブ映像を流しただけ(=_=)

第3話のような恐怖と驚きを期待していたから、「えっこれだけ?」って感じ。

真海に結婚を迫られたすみれが、泣きながら「私は真海さんと結婚します」と答えたのは、幸男と神楽を救うため。そこに愛がないことを見て取った真海は、「万歳」と言いながら絶望する。

このシーン自体はとてもよかったんだけど、シチュエーションがこれじゃないような気がしました。

晩餐会は、やっぱりドロドロしてほしかったなぁ。
暖とすみれの愛情の行方に興味がなかった、というのもあるけど。

神楽と南条は真海を逃がしたのか?

自ら屋敷に火を放ち、自死しようとした真海。
その後、真海がどうなったのかは描かれませんでした。

警察の取り調べで、南条幸男は「許せないですよ。まわりの連中さんざん不幸にしておいて、勝手にひとりで死ぬなんて」と言い、神楽は「正直、死んでくれてホッとしてます。だって、こっち殺されそうになってんですから」と言っていました。

これ違和感ありまくり。

2人は「真海が死んだ」ことを強調し、自分たちが真海を逃がしたことを悟られないよう、こんなわざとらしい言い方をしているのだと思われます。

でもねぇ。
それでチャラにしましょうっての、都合よすぎません?

わたしは南条は自殺させてもよかったと思うし、神楽は身ぐるみ剥いで捨てればよかったと思うよ。

中途半端に2人が真海を助けるような流れにしたから、よけい感情の持って行き場をシャットアウトされてモヤモヤするのよ。

最後まで悪役を憎ませておくれよ!!ヽ(`Д´#)ノ

入間家の崩壊

その点、入間家の崩壊は思わず同情したくなるほど壮絶でした。

「私たちの子を助けて」と元愛人の留美に懇願され、入間は安堂を海外へ逃がすことにするのですが。

もちろん、そんなお人好しなわきゃありません。
留美から安堂を引き離し、こっそり殺して埋めようと企む入間。最低やなっ( ✧Д✧) カッ!!

安堂の息の根を止めなかったのも、昔と同じミスですね。
その結果、尾行していた土屋が安堂を掘り返し、救出するのです、またも。

やってることは昔と一緒。なーんも変わってないですこの男。

安堂、こんな外道な父親の遺伝子引き継いだら、そりゃ道を外すわ。
っていうかむしろ詐欺とか泥棒なんてまだマシじゃん?

寺角を殺したのも留美を助けるためだし、父親に比べればまともじゃん?

一方、悪魔に取り憑かれた女・瑛理奈は貞吉を殺そうとして失敗。
入間に未蘭を殺そうとしたことがバレてしまいます。

で、入間に罵倒される。

俺と結婚したのは金のためだろ、とか。
おまえと結婚したのは未蘭のためだ、とか。
瑛人を置いて出ていけ、とか。

入間に瑛理奈を責める資格はないけどねぇ。

本当に入間のことを愛していた彼女は、絶望して毒を飲み、死んでしまう。

これ、原作では瑛人と一緒に死ぬらしい。
だから、帰ってきて2人の遺体を発見した入間は発狂してしまう。

でも、生き残った瑛人が真海を睨むシーンにはゾッとさせられたから、これはこれでアリかも。瑛人が復讐鬼にならなきゃいいけど……。

それぞれの結末

最後に、主要登場人物の結末をまとめておきます。

モンテ・クリスト・真海

すみれに愛されていないことを知り、神楽と幸男を解放して自ら屋敷に火を放ちました。
その後の消息は不明ですが、ラストシーンで愛梨と海岸を歩いていたので、生きていると思われます。

すみれの愛を得られなかったこと=柴門暖には戻れないことを示していました。
とても哀しい結末でしたが、数千億の資産があれば、きっとやりなおせるよ!!

南条幸男

ひとりで真海の別荘に乗りこみ、愛梨に睡眠薬を盛られて拘束され、晩餐会に無理やり出席させられ、暖の悪口を言って、すみれに助けられました。

おそらく神楽と一緒に真海を火事から救い、逃がしたのではないかと思われます。すみれと別れたかどうかは不明。最後まで、反省の言葉はありませんでした。

愛梨が助けなきゃよかったんだよ……。

神楽清

真海に監禁され、拷問を受け、食事を抜かれ、パンツ一丁のまま晩餐会に出席させられ、暖の悪口を言って、すみれに助けられました。

国有地売却の件で闇献金疑惑がかけられ、東京地検特捜部の捜査対象になっていたので、何らかの罪を問われると思われます。反省はしていないように見えました。

カグ兄は最後まで間が抜けてたなぁ~。

南条すみれ

真海の復讐をやめさせようと説得し、条件として結婚を申し込まれ、晩餐会に出席。

幸男と神楽を助けるために「真海さんと結婚します」と答えますが、真海への愛情はないと思われます。暖ではなく「真海さん」と言ったしね……。

その後、幸男との関係が修復したかどうかは不明。
愛梨が「あんたのせいよ」と言ってたけど、ほんとそれ。

入間公平

記者会見での留美の告白によって安堂への殺人未遂が明らかとなり、瑛理奈と一緒に逃げようとするものの、瑛理奈が目の前で服毒死。

精神を病んで、医療刑務所に入りました。この人も最後まで自省しませんでしたね。
生まれたばかりの赤ん坊を生き埋めにする時点で、どうかしてます。

入間貞吉

瑛理奈に殺されかけるも間一髪で助かり、瑛理奈が未蘭を殺そうとしたことを入間に伝えました。

入間が貞吉の罪を暖を被せたことについては、「わたしのせいだ」と言っていたので、罪悪感を抱えているようです。でも真海に謝ってはなさそう。

後半は、影のヒーローでしたねぇ。

神楽留美

息子・安堂完治を入間に殺されたと知って一時は絶望するものの、すぐに真海から生きていることを知らされ、記者会見場で入間の罪を告白。

死体遺棄とか犯人隠避とかいろいろ罪に問われそうだけど、安堂くんが生きていれば大丈夫かな。

最初は儚げな女性だったけど、回が進むにつれどんどん「強い母」に変化していった人。神楽と別れて土屋さんと一緒になればいいと思う。

入間瑛理奈

夫・入間公平に前妻や未蘭や出口を毒殺したことがバレて「出ていけ」と言われ、服毒自殺を図りました。入間は金目当てで結婚したと誤解していたけど、夫のことは本当に愛していたようです。

残された瑛人の未来が不安でしょうがない。

入間に隠し子がいると知った瞬間の顔と、最後の吐血シーンが凄かった。
本当に強烈なキャラで、毎回彼女を見るのが楽しみでした。

入間未蘭

瑛理奈の毒入りジュースを飲んで倒れるも、真海が信一朗に渡した解毒剤を飲んで無事に回復しました。

実の母と婚約者を継母に殺され、自らも殺されそうになり、実の父は息子を殺そうとして医療刑務所に。
悪魔の棲む家に生まれてしまった、とんでもなく不幸な女性。

信一朗と幸せになってほしい。

守尾信一朗

一時は自分が渡した薬のせいで未蘭を危篤状態にしたと思い込み、真海を恨んでいましたが。真海が未蘭を助けようとしたことを知って、誤解が解けました。

やっと真海=暖であることに気づいてくれた。
真海が残したカードには「Attendre et espérer」(待て、しかして希望せよ)と。

未蘭と幸せに。ラッキーパーカーがあれば大丈夫。

安堂完治

留美が実の母親であることを知りショックを受けるものの、彼女の愛を受け止めてくれたようです。実の父・入間公平に2度も殺されかけるという可哀想な子。

怪我が回復したら殺人罪で逮捕されると思いますが、お母さんのためにもきちんと償ってやり直してほしい。

江田愛梨

晩餐会の直前、真海から用事を言いつけられて屋敷を離れました。真海は屋敷に火を放って死ぬつもりだったから、彼女を巻き込まないためでしょう。

ラストシーンでは真海と一緒にいたので、2人で逃げたものと思われます。

7話で幸男と対峙するシーンは、胸を打ちました。
でもなんで幸男を助けるかなぁ……。

土屋慈

真海からの指示で入間を尾行し、入間が安堂を生き埋めにして立ち去った後、安堂を救出。2度目。その後もずっと病室で安堂を見守ってました。

もう土屋さんが安堂くんのパパってことでいいんじゃないの。

最後は真海からシンガポール行きのチケットを贈られていたので、シンガポールへ飛んだものと思われます。最終回でいちばんいい仕事した人。幸せになって。

ドラマチック大好き

最初はほとんど期待せずに見始めたのですが、回を重ねるごとにどんどん面白くなっていき、最後は今期1、2を争うほど満足度の高いドラマになりました。

わたしはドラマチックな作品が大好きなので、本当に面白かったです。

デュマ原作のストーリーが面白いのは言うまでもないけど、180年も前に書かれた海外作品を、ここまで素晴らしく面白く現代の日本に置き換えて連続ドラマに仕上げた制作陣がすごい。心から拍手を送りたいです。

かなうことなら同じスタッフで、古典シリーズ第2弾を作ってほしいです。

見逃し配信は…
フジテレビオンデマンドにて、最新話のみ期間限定無料配信(期間外は有料配信)されています。

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