「そろばん侍 風の市兵衛SP~天空の鷹~」ネタバレ感想|50人対2人の大立ち回り

NHKドラマ「そろばん侍 風の市兵衛~天空の鷹~」

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どうも、夏蜜柑です。
あけましておめでとうございます。

NHK正月時代劇「そろばん侍 風の市兵衛SP~天空の鷹~」のあらすじと感想です。

やはりお正月の時代劇はいいですねぇ~。それもわたしの大好きな、待ちに待った「そろばん侍」なので、うれしいことこの上なし。

縁起の良い「一富士二鷹三茄子四扇五煙草六座頭」もしっかり目に収めました!

でもやっぱり1時間半は短いなぁ~。久しぶりのレギュラーメンバーも、豪華なキャストの方々も、もっと長く見たかったです。

あらすじ

文政5年(1822)。渡り用人の唐木市兵衛(向井理)は「宰領屋」で北相馬藩から来たという中江半十郎(寺尾聰)と出会う。

中江はひと月二分で剣呑な仕事を引き受けてくれる用人を探しており、話を立ち聞きした市兵衛は自ら名乗り出る。

市兵衛を怪しむ半十郎の娘・節(山本美月)に得心してもらうため、市兵衛は2人を連れて両替商「正直屋」を訪れる。

先日、半十郎が慶長の大判を持ち込んだときには五両の値を付けられたが、市兵衛の交渉でそれをはるかに上回る金が手に入る。

市兵衛を信用した半十郎と節は、市兵衛に「中村家付込帳」を読み解いてほしいと頼む。それは半十郎の息子で節の兄・作之助(中山麻聖)が残したものだった。

作之助は勘定人として北相馬藩の江戸屋敷に勤めていたが、病で死んだと突然2人のもとに知らせが届いたと言う。

だが作之助は亡くなる前に半十郎に宛てた文を残しており、それによると「中村家付込帳」に真実が隠されているという。

付込帳を読み終わった市兵衛は、中村家に空手形のよる膨大な借金があることを2人に明かす。市兵衛は作之助が借りていた長屋を訪れ、北町奉行所の同心・渋井鬼三次(原田泰造)と鉢合わせる。

渋井は岡場所で殺された女と一緒にいた中村家の中間・平治の行方を追っていた。現場では雲水の姿が目撃されており、作之助の部屋に入った空き巣も雲水だったという。

やがて作之助が公金を使い込んで屋敷を追われたと証言する者が現れる。市兵衛は作之助が期日の迫った手形を落とすために奔走し、使い込みの濡れ衣を着せられたのではないかと推測する。

市兵衛たちは無頼の徒に襲われ、作之助の幼なじみ・源一郎(松下優也)に助けられる。源一郎は半十郎の剣術道場で学んだ剣客でもあったが、半十郎に今すぐ北相馬に帰るよう忠告する。

市兵衛は異母兄で筆頭目付の片岡信正(筒井道隆)と会い、中村家が金策のために、金貸し業で莫大な富を得ている検校・漆原忠悦の娘を世嗣に嫁がせていたことを知らされる。

そのことに気づいた作之助は留守居役の小池辰五(近藤芳正)に諫言するも謀られ、中村家の不正や乱脈の始末を被せられて殺されたのだった。

真実を知った半十郎は北相馬藩の江戸屋敷を訪ね、作之助を陥れた江戸家老・筧帯刀(矢島健一)に取り次いで欲しいと小池に頼むが、小池は「付込帳」を持ってこいと言う。

敵の罠だと止める市兵衛に、半十郎は「倅がそろばんをもってお役に生きお役に死んだのであれば、私も武士として父として道を全うしなければならぬ」と言い、助けは無用と市兵衛を拒む。

作之助と小池を繋いでいた中村家の中間・平治を殺したのは、中村家に雇われた殺し屋・祇円(波岡一喜)だった。渋井の知らせで祇円一味の大捕物に加わった市兵衛は、祇円を斬る。

その頃北相馬藩の江戸屋敷では、将軍家から嫁いだ正室・桝の方(斉藤由貴)によって新居を祝う宴の準備が進められていた。節は源一郎に父を止めて欲しいと頼みに行くが、兄を殺したのが源一郎だと知って打ちのめされる。

江戸屋敷へ向かうため、長屋を出る半十郎。市兵衛は「渡りにも一分の真がある」と半十郎の共を買って出る。江戸屋敷で2人を迎えた筧が席を外すと、中村家の家臣たちが2人を取り囲む。

死闘を繰り広げる2人。源一郎は半十郎と剣を交えて命を落とし、家老の筧は市兵衛の槍を受けて倒れる。新居では華やかな祝の宴が開かれていたが、小池が駆け込んでくると騒然となり、当主の中村季承(利重剛)は心臓発作を起こして倒れる。

2人の顔を見たいと、桝の方は季承を置き去りにして部屋を出て行く。「それがこの家を滅ぼすものの顔であるか」と笑う桝の方の頬に、石つぶてをぶつける半十郎。

屋敷を出ようとした2人だったが、半十郎は鉄砲隊の銃弾を受けて倒れる。市兵衛に抱えられて門を出たところで、半十郎は付込帳を市兵衛に託して絶命する。

筧は傷が元で死に、小池は切腹。当主季承は寝たきりの状態に。家は取り潰しとなるが、中村家は残ることになり、世嗣が家督を相続。桝の方は出家を余儀なくされる。

節が「宰領屋」の市兵衛のもとを訪ねてくる。節はそろばんを覚え、国許で寺子屋を開くつもりだと話す。給金の二分に上乗せしようとする節に、市兵衛は「決められた給金以外はいただきません」と断る。

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NHKドラマ「そろばん侍 風の市兵衛~天空の鷹~」そろばん侍 風の市兵衛SP~天空の鷹~|登場人物(キャスト)・あらすじ

感想(ネタバレ有)

一富士二鷹三茄子

縁起の良い初夢とされる「一富士二鷹三茄子四扇五煙草六座頭」。それぞれ、どこに出てきたかわかりましたか?

  1. 富士……市兵衛が登場する直前
  2. 鷹……宰領屋に半十郎が入ってきたときなど
  3. 茄子……往来で雲水とすれ違ったとき、半十郎がぶつかった振売り
  4. 扇……中村家の婚儀で能楽師が手にしていたなど
  5. 煙草……座頭の杉の市が吸っていた
  6. 座頭……杉の市

「一富士二鷹三茄子」はよく聞きますが、その先があることはわたしも知りませんでした。

ほかにもお正月らしい華やかな場面(江戸屋敷の贅沢な暮らしぶり)や、敵50人を相手に20分に及ぶ大立ち回りなど、見どころ満載でした。

父と息子の物語

しかし……何度も言いますがやはり90分は短い!あっという間!

寺尾聰さん演じる半十郎と市兵衛の関係は、市兵衛と亡き父親、半十郎と作之助の関係が重なる部分もあるので、もっとじっくり見たかったという気持ち。

昔気質の頑固な武士・半十郎は、剣術よりもそろばんを選んだ息子を認められず、わかりあえないまま死別しました。市兵衛と出会ったことで、半十郎はようやく作之助の気持ちに気づけたのでしょう。

市兵衛もまた、半十郎と出会って、父親の気持ちを想像することができたのだろう。この生き方を選んだことは後悔していないと思うけど、親不孝だったかもしれないと胸を痛めたのかもしれません。

半十郎と源一郎の関係も、疑似親子的な部分がありますよね。足軽の三男という源一郎の背景も、掘り下げればひとつの物語になったはずで、ここももう少し見たかった。

ただ松下優也さんの憂いを帯びた目が多くを語っていて、想像することは難くなかったです。

50人対2人の大立ち回り

今回はそろばんよりも剣が活躍する、どっちかというと時代劇らしいストーリーで、お正月にぴったりでしたね。わたしはどっちの市兵衛も好きですけど。

最後の見せ場となる江戸屋敷での大立ち回りもワクワクしました。2人とも最初は脇差で立ち向かうところがカッコいい(大刀は預けているので手元にない)。で、敵の刀を奪って何度も刀を替えながら戦うという。

50人対2人って普通に考えてありえないんですけど(しかも鉄砲隊まで出てくる)、まぁ時代劇のお約束ということで。

ここに、まさか斉藤由貴さん演じる桝の方が現れるとは思わなかった~。半十郎が桝の方を睨め付けて石つぶてをぶつけるシーン、魅せられましたねぇ。

桝の方は敵の黒幕としては申し分のない存在感でした(猫も含めて)。斉藤由貴さん天晴れ。

次はシーズン2をお願いします

前回の連続ドラマが終わってからずーっと続編を待っていたので、正直「やっと!」という感じです。

そしてあっという間に終わってしまった……。

次はシーズン2をお願いします。
お正月らしい派手な市兵衛もいいけど、まったりした市兵衛も見たいので。

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